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キバナノアツモリソウ(入笠山の花4)

滅多にお目にかかれない花ですよね。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている花で、もちろん盗掘などしたら懲役刑にもなる超レアなランの仲間です。

自生の群落なんて見たこともないし、今までもここ以外に見たことがない花です。

南アルプスの山域では自生しているところがあるようですが、盗掘を恐れて自生している場所はほとんど明らかになっていません。
入笠山はその貴重種を植栽して保護しているようです。どこに咲いているかは入笠山に行った方ならご存じの方も多いでしょう。
それでも、あえて私も言いません。
入笠山の花などのガイドブックにもキバナノアツモリソウに関しては載っていないように思います。

いまがまさに見ごろを迎えているキバナノアツモリソウ

私はいままでに、山の花などの図鑑で、この花の存在は知っていました。
それでも、この目で見ることはないだろうなとも思っていました。
ところが、数年前の同じような時期に入笠山に行ったとき、見たのです。
はじめはなんだか珍しい花だなぁ、と思いながら、突然ひょっとしてこれはキバナノアツモリソウでは、と思い出したのです。
自分が勝手に想像していた大きさよりもずっと小さいのでそれも驚いたものです。

保護されている場所には多くのキバナノアツモリソウが咲いていました。

この花が入笠山で代表的な花かというと、全く違います。
しかし、私はここ以外で見たことがないので、記事を見てくださる皆さんとシェアしようと思い載せました。

不思議な形をしているキバナノアツモリソウ

入笠山では、アツモリソウの仲間を保護しています。
釜無ホテイアツモリソウ、クマガイソウなどはゴンドラの山頂駅からすぐのところに場所を示した看板も立っていますのですぐわかります。
どちらも今が見ごろです。


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