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レンゲツツジ(入笠山の花3)

初夏の高原や湿原に咲く花というと、私はすぐにレンゲツツジを思ってしまいます。
私のイメージでは、広々とした高原で最初に目立つ花は、レンゲツツジです。レンゲツツジが終わるとニッコウキスゲ、それが終わるとヤナギラン、さらにマツムシソウなどの順に群落をなして咲くイメージがあります。
したがってレンゲツツジは特に珍しいわけではなく、むしろ代表的な高原の花と私は思うのです。

湿原に咲くレンゲツツジ
赤味が濃いレンゲツツジの株

入笠山では湿原からお花畑と言われるエリア、さらに山頂までレンゲツツジはいたるところ咲いていました。
面白いのは、山頂近くでは、花の色がオレンジ色が強く、サーモンピンクのような色で、お花畑エリアではむしろ赤味が強い花が咲いていました。
この色の違いは何がそうさせているのか分かりませんが、興味深いです。

入笠山山頂付近のレンゲツツジ。花の色がサーモンピンクのような色になっていました。

さらに面白いのは、多くは八分咲きから満開のまさに見ごろの株でしたが、ほんの少し場所が違うと三分咲き程度の株もあることです。ほぼ同じような場所でこの違いは何でしょうか。
興味深いです。

まだ蕾のほうが多いレンゲツツジ。

今は山頂へ向かう途中のお花畑と言われるエリアで見ごろを迎えています。
広々とした場所で美しく咲くレンゲツツジを見ながら登る(と言っても緩やかな斜面ですが)山もいいものです。

お花畑で咲き誇るレンゲツツジ。
いまが見ごろの入笠山のレンゲツツジ。
iPhoneのパノラマ機能で撮影


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