入笠湿原に漂う芳香・日本スズラン

入笠湿原というところは日本スズランの群生地であり、ちょうど今頃がそのピークです。
湿原に入って、風が少し吹くとなんともいい香りが漂ってきます。
部屋の芳香剤にしてもいいと思う上品な香りで非常に癒されます。

なんとも言えない方品な香りを漂わせる日本スズラン

湿原には夥しい数のスズランが咲いているのですが、ぱっと見はどこにスズランがあるのかよくわかりません。
これは花が大きな葉っぱの下にあって、俯いて咲いているから、立ったままで見ても分からないのです。
ところがしゃがんでみて葉っぱの下を見るといっぱい咲いているのです。

しゃがみこんで葉っぱの下を見ないと花が咲いていることがよく分からない日本スズラン。

写真を撮るのは難しいです。
本当は腹ばいになってじっくりと撮影しないとうまい具合に撮れないので日本スズランのきれいな写真を撮ることは諦めています。
しかし、いっぱい花が形よく咲いているとつい撮りたくなってかがみこんでしまいます。

かがみこんで低い姿勢でスマホをできるだけ下に下げて撮りました。

写真はうまく撮れなくてもこの香りを湿原で楽しみたいという欲求でここに来る気力が湧くのです。
香りは好き嫌いがあるので誰もが好きな香りなのかどうかは分かりませんが、私は日本スズランの絶妙な香りが好きで、今年も入笠湿原に来てしまいました。

このような小さな花でも香りは素晴らしい

群生すると湿原内に芳香が漂います。