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入笠山に咲く蘭らんラン

入笠山に行くとラン科の花も数種類咲いていて、なかなかお目にかかれないものもあり、それを見るのも楽しみのひとつです。
中には植物園でも見られないだろうと思うランもあるので行く価値ありです。
いくつかの種類をご紹介します。
ただし、咲いている場所が限られているし、なかなかスマホでの撮影は難しいものばかりでした(こういう場面ではマクロレンズや望遠レンズが必要です)。そんなわけで写真は美しくありません。ご容赦を。

★イチヨウラン
土の上に一枚の葉っぱがありその上に茎が伸びて花が咲いているので一葉蘭です。
今がちょうど見頃である程度咲いていましたが、木陰の薄暗さと小さい花なのでスマホ写真では難しいです。準絶滅危惧種に指定されているあまりお目にかかれない蘭です。


★カマナシホテイアツモリソウ
長野県の釜無山と入笠山にだけ自生しているということを聞いたことがあります。
当然絶滅危惧種に指定されていて、盗掘防止のために柵も張られている場所に咲いています。
大型の濃い色の花が面白いです。
残念ながら花期は過ぎてしまったようで、この花だけがまだきれいに咲いていました。


★クマガイソウ
クマガイソウは群落で咲いている場所などがほかの山などでもあちこちあるし、栽培している人もいるのでそれほど珍しいというわけではないのですが、山で見つけると意外にハッとします。
エリマキトカゲのような葉っぱとアツモリソウの仲間らしい大柄の独特の形の花がいいですね。


★キバナノアツモリソウ
この花も絶滅危惧種。私はここでしか見たことがありませんが、ここにこの時期に来ると見られるので楽しみの一つです。形も模様も独特ですね。


★ギンラン
この花は花期がもう少し先のようです。蕾をつけていまにも咲きそうですが、完全に咲いているものは見つけられませんでした。ギンランはこの山ではあちこち見ることができました。
特に沢入登山口からの登りではかなりの場所で見つけることができました。

どうしてもスマホカメラでは撮影できなかったけれどもカモメランという蘭の仲間も咲いていました。
蘭の仲間は私のイメージでは温室のような暖かくて少し湿気のあるような場所で咲いている花です。
そういうイメージを持っていると、山の中で咲いている蘭の仲間は強さを感じ、見つけるハッとして驚きます。

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