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複利のチカラ 魔界defiの歩き方(6)

 現在、tomb forkで2大defiと言ってもいいのが以下のプロジェクトです。
①Based Finance TVL=$95M
②Savanna Finance TVL=$480M (Cronos Network)
これを見て、「あれっ」と思った方はかなり鋭いです。Savanna FinanceはTomb Finance(TVL=$408M)よりも規模が大きいんです。
※TVLはいずれも4月10日時点
また、SavannaはMad Meerkat Financeの1つのサービスであり、グループ全体での規模は$1Gを超えます。現在、MMFinanceのサービスは9つあるようです。どんどん増殖しているのですべてを追い切れておりませんが、DEX、Vault以外にLaunch PadやNFTもあるようです。

 この2つのdefiは(3)で取り上げました。ロシアによるウクライナ侵攻が始まって間もなくの時期で、あの頃はひどい相場でした。その時点でのトークン価格と現在価格ですが、
 $based=$1.40(3/15)→$1.34(4/10)
 $svn=$1.86(3/15)→$2.11(4/10)
となっています。どちらも価格が安定しています。あれからまた約4週間がたっていますが、その間のDPR(daily percentage rate)が以下のようでした。
 based-tomb LP 約1.2%
 bshare-FTM LP 約1.6%
 svn-mmf LP 約1.6%
 mshare-mmf LP 約2.0%
これらを4週間複利で運用すると、
 based-tomb LP 1.40倍
 bshare-FTM LP 1.56倍
 svn-mmf LP 1.56倍
 mshare-mmf LP 1.74倍
となります。魔界で10倍は当たり前みたいなことを経験してると、「へぇそんな程度か」と思われるかもしれません。でもここからが重要です。
大規模なTVLを有し、トークン価格が安定しているdefiはどんな高DPR
と比べても強いんです。
このDPRを数ヶ月維持できるとは思えませんが、これが数か月後1%を割って来ても十分に巨額の富をもたらします。
平均DPR=1% 90日:2.47倍、180日:6.1倍、360日:37.4倍(!)
1年後、3万ドルが約100万ドルになります。

 まさか、こんなことが起こるわけがないと考える方が大半かもしれませんが、この2つのdefiの潤沢なTVL(特にsavannaは資金背景が豊かです)は数ヶ月この状況が続いてもおかしくないと思わせます。数M$レベルのプロジェクトでは心もとないですが、かなり安定すると思います。どちらもauto compoundがありますから、STEPNをしながら健康生活を謳歌しつつ、しばらく存在を忘れてしまってもいいかもしれません。
 その可能性を高めるための次のステップへの移行も考えられます。DPRが1%を割っても投資を続けるのはプロジェクトが破綻していない限りはアリでしょう。その頃には数倍になっていますし、より安定したtomb Financeのような運用先に資金を移していく、または分散していくこともアリでしょう。
 でも、その頃にはまた同規模のdefiが(basedやsavannaの登場時期のように)もっと高いDPRで存在してる可能性があります(むしろ可能性は高いです)。web3元年と呼ばれる今年に有望なプロジェクトがいくつも生まれてもおかしくはないですよね。10億ドル規模なんて世界の金融の規模(200兆ドル)からしたら誤差みたいなものですからね。



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