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アジャイルでの失敗の話

アジャイル(本記事はスクラムをイメージしています)やるうえで、失敗はよくある話と思います。

私自身の経験でも、スクラムマスターとして
つまずきやら失敗やら、細かい話も含めて、しょっちゅう発生してます。
話すのも恥ずかしい面はありますが、自分自身のふりかえりのためアウトプットしてみます。


バーンアップチャートの計算が誤っていた

私が前職のとある自社サービスの大改訂をスクラムで行なっていたときの失敗です。

案件都合でリリース日は決まってたので、リリースバーンアップチャートとして、全スプリントの通しのバーンアップチャートを作成して運用していました。
(スプリント毎のも作っていましたが、リリースバーンアップチャートをメインに見ていました)

バーンアップチャートはExcelで作っていました。そのインプットは
終わったタスク=紙の付箋
に書かれた理想時間を、私が夜な夜な収集して手でエクセルに入力して計算していました。
(ポイントじゃなくて理想時間を採用していた)

超アナログで超力作業でした。
もう想像つくと思いますが
こういうことしてると、計算を間違えちゃうんですよね…

結果、このままの速度で進めて問題無い、と思ってたけど、実はそこそこ遅れ状態だった…
というのがプロジェクトの中盤で発覚しました。
大騒ぎでした(苦笑)

リカバリ後も、そのプロジェクトは仕方なく最後まで手でチャート作成続けましたが
もう2度とアナログでチャート作りたく無い、
って思った瞬間でした

(今はチャートはJiraとかで自動作成しないとやってられないですね)

わかっちゃいるが、辛抱できずタスクをアサインしたり進捗管理してしまっていた

これはスクラムマスターで結構あるあるなんじゃないかなと思いますが、タイトルの通りです。
スクラムマスターやってるはずなのに、
ついつい回すためにアサインしたり、進捗管理しちゃってました…

スクラムチェックリストとか見てても

デイリースクラム
・スクラムマスターや特定の誰かに向けて報告していない
スクラムマスター
・タスクをアサインしたり進ちょくを管理したりしていない
・スクラムチームを観察し、意図的に何もしない

て書いているし、実際そうしないと自己組織化にならないよな…
と分かってはいるのですが、
チームを見ていて、速度面で回せてないな、
と思うとアサイン、進捗管理をやってしまってました…

もちろん、チームが慣れないうちは
支援として補助輪役になるのは有効と思いますが、
それが長期間になるのは良く無いですよね。

今は基本的にはチームが自己組織化するべく
タスクもサインアップを促し、デイリースクラムも自分たちで回せるよう誘導しています。

スプリントレビューをプロダクトオーナー向けに開催しちゃっていた

これ割と近年まで勘違いしてたし、
今となっては個人的には最大の失敗です。

タイトルのまんまですが、スプリントレビューは
プロダクトオーナーへの発表会と勘違いしていました。

スプリントレビューはステークホルダーからの
フィードバックを得るためのイベントなので
そこでプロダクトオーナーが成果を知るようじゃ遅いってことですね。

プロダクトオーナーは常にチームの側にいることで、
スプリントのプロダクトの状態は日々知っている状態じゃないとアウトですよね。

こんな超基本なことが近年までわかってたなかったのが、恥ずかしいレベルでした。

おわりに

今回の記事は、シン・アジャイルコミュニティの【ほぼ月刊】シンアジャマガジン Vol. 7のトピック「つまずき、そして、たちあがり」向けに執筆しました

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

【ほぼ月刊】シンアジャマガジン Vol. 7|ともやん|note

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