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動画生成AIの可能性

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動画を生成するAIの検証や最新動向をキャッチアップしていきます。現在は、Runway Gen-2を活用した映像制作を中心に試行錯誤しています。 コンシューマー向け動画生成は202…
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#生成AI

seedを固定してシーンのバリエーションを構築/Runway Gen-3 AlphaによるMV制作 - Blog 2024/07/18

今夜、Creative.Edge Live 第29回をライブ配信する予定です。 夜11時頃から(いつものように遅れる可能性はあります…)。 追記:第29回のライブ配信は土曜日(20日)にやります。今日はMV制作をこのまま続けます。 Gen-3 Alphaの検証を兼ねたMV制作の現状を報告したいと思います。 [第29回のライブ配信は土曜日に変更]Gen-3 Alphaによるミュージックビデオ制作の解説/Creative.Edge Live - 28, 29 Image t

動画生成AIの使い方が様変わり。今までの記事はもう役に立たない。Runway Gen-3 AlphaによるMV制作 - Blog 2024/07/16

引き続き、Runway Gen-3 Alphaを使用したMVプロトタイプ制作を進めています。Gen-3にImage to Videoが実装されたら、本格的に映画制作を再開しますが、今のところMV制作のみ。 Gen-3 Alphaのプロンプト開発今やっている作業の流れは、初期プロンプトの生成から始まります。 GPT-4とClaudeを使ってMidjourney V6で生成したイメージを分析させ、プロンプトにしますが、そのままでは使えないので、強度の高いワードを調べて複数のプロ

4日間でミュージックビデオ(プロトタイプ)を10本制作〜Runway Gen-3 AlphaだけでMVを制作する試み - Blog 2024/07/09

Runway Gen-3 Alphaを使ったミュージックビデオ制作の検証 引き続き、検証を進めています。 前回: [最新版]動画生成AIでミュージックビデオを制作する方法〜Runway Gen-3 AlphaだけでMVを制作する試み - Blog 2024/07/05 Runway Gen-3 Alphaの可能性と課題については、前回書いたとおりですが、それなりに使い方がわかってきましたので、試行錯誤の回数は減っています。 新たな課題としては、リップシンク機能を使うと画

[最新版]動画生成AIでミュージックビデオを制作する方法〜Runway Gen-3 AlphaだけでMVを制作する試み - Blog 2024/07/05

昨日の意見交換会(音楽業界向け)で、Runway Gen-3 Alphaを使ったミュージックビデオ制作の検証結果を報告しました。 Runway Gen-3 Alphaはまだアルファ版で、最低限の機能しか実装されていないため、今までの動画制作のノウハウは適用できず、プロンプト入力だけの暫定的な試みになります。 まず、制作したミュージックビデオ(プロトタイプ)をご覧ください。 意見交換会までの限られた時間で制作しているため、ラフな「動く動画 コンテ」というレベルです。 再生時

[速報ライブ]Runway Gen-3がリリースされたので試してみた!

ご注意:この記事ページは、Gen-3 Alphaのリリース直後から公開し、検証しながら気づいたことを追記していますので、時系列が前後しています。 1日(月)深夜3時頃(日本時間)、Gen-3 Alphaが使えるようになったので、早速試しています。 突発ライブを配信中していますが、こちらのページも随時更新します。 Text to Video のみでUIはとてもシンプルです。 モーションブラシやカメラコントはまだ実装されていません。 5秒と10秒を選択できます(10秒生成がデ

[ライブ配信]半年経って「動画生成AIで自主映画制作は可能か?」に答える時がきた/Creative.Edge Live - 26, 27

Creative.Edge Live - 272024年7月4日(木)深夜12時から Runway Gen-3 Alphaの検証 (前回の続き)、そして、昨年の11月の問い「動画生成AIで自主映画制作は可能か?」に、初めて答えます。その他、書籍のことなど このページにVimeoライブが埋め込まれます X (旧Twitter) でも同時配信する予定 ライブ配信のアーカイブは残りません(※全ての配信) 当日の資料のダウンロード: 20240704-CreativeEd

本日の勉強会・Adobe FireflyとLuma Dream Machineで映像制作の検証 - Blog 2024/06/23

本日の動画生成AI勉強会のダイジェストレポートです。勉強会:動画生成AIの技術およびサービスの現状を把握し、将来のビジネス利用について意見交換するオンライン勉強会 前回が4月だったので2か月振りの勉強会となりました。 今月は、Luma Dream MachineのリリースやRunway Gen-3の発表などがあり、大変慌ただしく、まだ検証の途中です。 4月から、この技術進化のスピードに対応するため、ドキュメント(記事化)やSNS投稿より、突発のライブ配信に注力しています。

[ライブ配信]Runway Gen-3発表された!/Luma Dream Machine、意外と凄かった。生成ビデオの解説など/Creative.Edge Live - 22, 23

Creative.Edge Live - 232024年6月18日(火)夜11時45分から →終了しました 16日(日)に突発ライブする予定でしたが、Dream Machineの検証にあと6〜7時間かかりそうなので、延期します。…というより、突発をやめて当初の予定に戻します。 検証がさらに進み、Dream Machineの特性、傾向などが分かってきました。プロンプト入力しかできないガチャですが、意外と使えるかもしれません。人間の手、指の動きを表現した生成ビデオを掲載してお

[ライブ配信]Luma Dream Machineでビデオを生成してみた/Creative.Edge Live - 21

Creative.Edge Live - 212024年6月13日(木)深夜11時45分から ←終了しました GenAI 実制作プロジェクトの進捗報告。その他、Midjourneyの新機能の続報、昨日利用可能になった動画生成AI「Dream Machine」でビデオを生成してみた結果など このページにVimeoライブが埋め込まれます X (旧Twitter) でも同時配信する予定 ライブ配信のアーカイブは残りません(※全ての配信) 当日の資料のダウンロード: 20

生成AIによるJ-POPアイドルのミュージックビデオ制作〜プロンプトを書かないことで実現した[15]動画生成AIで自主映画制作は可能か? - Blog 2024/06/09

「動画生成AIで自主映画制作は可能か?」シリーズの第15回目です。 前回が3月5日ですから、3か月ぶりの投稿になります。 この3か月で動画生成AIの技術は大幅に進化しており、ワークフローも様変わりしています。 生成AIのサービスは仕様変更や機能追加、機能改善が頻繁に実施されるため、記事化するモチベーションを維持するのはかなり難しいですね(執筆中に情報が古くなることもあります)。しかも、常に上書きされていく技術なので、過去記事のアーカイブとしての価値も低く、時間をかけてドキュ

本日の勉強会・動画生成AIと映像制作の未来 - Blog 2024/04/12

本日の動画生成AI勉強会のダイジェストレポートです。勉強会:動画生成AIの現状を把握し、将来のビジネス利用について意見交換する 生成AIの技術進化が速く、数週間で仕様が変わり、新機能が搭載される度に既存のワークフローに大きな影響を与えています。 特定の生成AIサービスに依存するのは非常に危険で、ダイナミックな変化に柔軟に対応できる新たなスキル(迅速な乗り換え手続き、プロンプトエンジニアリングや生成AIガイドラインの更新等)が必要とされています。 前回は、生成ビデオの高画質

[速報]Runway Gen-2のリップシンク機能でラフなMVを作ってみる - Blog 2024/03/21

Runway Gen-2に実装されたリップシンク機能が利用可能になりましたので、早速試してみました。 先ほど、利用可能になったので、まだ数回しか実行していませんが、なかなか良いです。10秒を超えるビデオを生成しても一貫性を保ち、動画も破綻しません。 Lip Sync - Runway Gen-2 ラフなMV制作使用する画像は、Midjourney V6 (alpha) で生成。 楽曲は先週、Suno AIで作成したものを使用。 Runway Gen-2(1)「Gene

本日の勉強会・動画生成AIの必須プロセスになったクリエイティブアップスケール - Blog 2024/03/21

本日の動画生成AI勉強会のダイジェストレポートです。勉強会:動画生成AIによる映像制作で必須になったクリエイティブアップスケールを検証 Midjourney V6 (alpha) による生成画像を「アップスケール」と「生成詳細化」で精細画像にする手法が流行っているため、本日の勉強会では、動画生成でどこまで品質向上できるか試しました。 Midjourneyでは高精細な画像を生成できない 仮説:高精細化により動画生成の品質も向上するのでは? 検証:クリエイティブアップスケ

動画生成AIの技術進化が速すぎる! - Blog 2024/03/11

毎週、新しい生成AIソリューションが公開され、今まで不可能だったことが可能になったり、より効率的なワークフローが実現するなど、蓄積したノウハウもあっという間にリセットされてしまいます。 研究会のドキュメントや講演スライドは、1か月程度で内容が古くなるため、主要ページには必ず「2024年3月11日現在」などと記載しています。 書籍の寿命は数か月、Udemyなどのオンライン講座も頻繁にアップデートが必要になります。生成AI関連のアプリ・サービス解説本などは、発売されたら「すぐ買