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宇野維正先生考察第四十一弾 田中宗一郎×宇野維正 2021年ポップカルチャーを語り倒す 梅田ラテラル配信トークイベント編

今回の宇野維正先生考察は
『田中宗一郎×宇野維正 2021年ポップカルチャーを語り倒す』と言う大阪 梅田ラテラルで開催されたトークイベントの配信から宇野先生の発言をピックアップしていきます。

こちらでまだアーカイブチケットの購入が可能です。これからピックアップしていくのは宇野維正先生の発言なので文脈が理解できないことも多いでしょうし、宇野先生、タナソーからネットに書かないで欲しいと言われた事は外しておりますのでちゃんと内容を確認したい方は購入してください。
そちらを踏まえた上でピックアップしていきます。

『皆さんこんな時期にありがとうございます。』
我々もさ。とんでもない首長の元で暮らしてる訳だからさ
『大阪と東京。どっちの首長がマシって言うかどっちも酷すぎるからかね。でも、あんまり他所から来て他の街の首長を悪く言うのもね』
『最悪なのは小池ですよ』
『来るな!とかこんな時期にやるなんて頭おかしいのか!とか言う批判もあんまりなかったね』
『俺この間気づいたらTwitterで五千人ぐらいブロックしててさ。もはや嫌な声が聞こえて来ない状況になってる』
『この時期にやるのは賛否あると思うけど出来たばかりのハコを少しでも応援しようと思い。配信だけにしようかと一瞬だけ思ったけど皆さんかいると話しやすいです。』
『いよいよカルチャー全体へのダメージはきちゃってますね。今年の春から鹿野さんがやってるフェスとかフジロックも日本人だけって腹括ってやっててようやくって所だったのになんだかんだで今回の宣言が一番ダメージ受けてるね。これまでもダメージ受けてるけど心理的なダメージ一番大きくないですか?映画業界はそうですよ』
『この規模だから我々やらせてもらってるけどこの一週間聞こえてくる声が本当に洒落になんない感じが一番強い。映画はそう本当に』
『そんな中でコンテンツはたくさん出てきていて語るべき作品はたくさんあり我々の身の回りにも色んな事が起き。結構色んな事が僕にも起きていて。』
こうやって有料で来てもらって、有料で配信見て貰ってるのにツイートするなとか言いたくないんですよ。偉そうで言いたくないんですよ。それってなんか違うんじゃないかな?って。ただ本当にツイートしてほしくないことも言うかも知らないのでその場合は事前にソーシャルメディアでその話はしないでねって事前に言う形にします。良かっただの悪かっただの発信はして欲しいけどそう言う時は事前にします。それ以外は全然OK。有料ですからここでしか話せないことを話していこうと思います』

タナソー「緊急事態発言」
『緊急事態宣言ね。まあ発言みたいなもんだけどね』

もはやタナソーさんと一蓮托生ですから
『このイベントの直前に佐野元春さんからタナソーと僕に連名でメールが来てて。コンビじゃねえわ!とか思ったけど佐野さんにもそういう認識されてて。佐野さんの目からそう見えるのはそう言うことですよ。わかんないけど』
『今後は大阪で年に2回やって行こうかと』
『九州ツアーは九州のハコを応援して行こうと?でも、九州は配信はしないので』

年末来た時にさ。POP LIFE THE PODCASTが終わるかも知らないとか言ってたけどぬるっと続いてるのはなんで?』
タナソー「ここはツイートしないでください。(以下略)」




『俺はNHKの朝ドラとか大河は観ないんですよ』
『いまドラマ観るものたくさんあってやばいよ』

猫が突然現れる
『猫!?』

『朝ドラより今のここにある危機とか大豆田とか僕の好感度とかについて話した方が盛り上がると思うよ』

『タナソーさん仕事選んでるもんね』

タナソー「最近酷い断り方したのドミューンだ」
『ドミューンは断るって言うかあの企画はダサかったじゃん。俺一回エントリーしてる時点で超ダサいと思ったよ。あれでしょ。ナタリーやめた二代目編集長でしょ?』
『そもそもさaikoについてPOPLIFEで語ってますって言うのがナタリーでニュースになるだけでほーって分かる人は思う訳じゃん。タナソーさんとナタリーって元々あったじゃん。あれはタナソーさんが悪かったと思うけど』

『僕ねスイングジャーナルは父親が投稿してから家にあったんだよね』

『俺は割とAVヲタクなんで』
タナソー「AVってアダルトビデオ?」
『そのつまんない返しはいい』

『機材系の年間ベストの上位に来た商品は広告出てるけどそれをやると売れるんだから全員がハッピーだから良いんじゃないの?』

『ナタリーは記事はお金取るけどニュースはお金とってなくてそれは初代の社長の大山くんがそれにブチギレて。ナタリーにタナソーさんの名前が載るなんてあり得なかったわけ。それが三代目の編集長になってナタリーがタナソーさんのニュースを載せるようになったんだなあと』

タナソー「俺そんなにナタリーに嫌われてるの?」
『大山くんからは嫌われるんじゃない?」
タナソー「俺も大嫌いだよ」
タナソー「小沢健二とか好きなやつに良い奴なんている訳ないんだよ。センスの良いやつとかいないからさ」
『俺はここで大山くんの擁護しても良いんだけどそれだけ話面白くならないからさ』

『ドミューンのイベントも本もクソダサいじゃん。俺はタナソーさんのことをリスペクトしてるから。別にさ鹿野さんとか柴とかがあのダサい本に出てても別に良い訳。まあ鹿野さんだし柴だし仕方ないなって』
『だけど、ナギラとかイミジクモとかゴミみたいなのしか出てないじゃん。あれのイベントにタナソーさん出るの?ダサっ!みたい。しかもジェンダーバランスがどうとか言う理由でぽしゃって、ぽしゃる理由もダサみたいな。全部ダサ!みたいな』
『レッドブルがポリティカル的に排除される前のね。レッドブルいまは人種差別的な会社としてカルチャー系からパージされてますからね。別に良いじゃねえかって、いや良くないか。まあ良いや』

タナソー「宇川くんのこととにかく好きなのよ」
『それじゃあナカコーみたいな感じだ。ナカコー的だもんねタナソーさん』
『ナカコーかじゅんじかっていうとタナソーさんがナカコーで俺がじゅんじでしょ?』
タナソー「そうだね。それは間違いないね」

タナソー「浅沼優子さんは面白いよ」
『浅沼はゴミ中のゴミでしょ。小沢健二をブラックライブズマターで急先鋒になって叩いててしかも言ってること全部トンチンカンであんなの死刑ですよ。死刑。マジで。ゴミ中のゴミ。だって知らないものに対してよくあんな感じで義憤かられてあれ出るなって。本当に見てて恥ずかしい。あんな恥知らずいないよ。だからそう言う人と絡んでるの見て、あっと、それがあれになったんだ』
『そこまでみんな面白いか分からないよね』

『宇川さんって凄いボンボンなんだよね。タナソーさんが好きなのってそう言う人だよね。じゃあオザケンも好きで良いじゃん。』
タナソー「俺、右翼の孫とか嫌なんだよ」
『右翼じゃない。保守思想の根本を作った人ですよ』
タナソー「俺は右翼って言葉をネガティブに使ったことないですよ」
『そうだね。タナソーさんはそうだね』

『僕は宇川さんは是々非々かな。たまに文章面白い時あるけどね。びっくりするぐらいね。あんまり書かないけど。頭が良い人だなとは思うけど。ただあのイベントはすげえダサかった。潰れ方と含めて。ジェンダーバランスとか。馬鹿じゃないの?みたいな。今日もジェンダーバランス男100%だけどね』
タナソー「俺はクリアだよ」
『そう言うの良くないよ』

最近の話だとaikoがPOPLIFE聴いてたんだよね』

タナソー「ファンクラブ限定の音声メディアであいちゃんが僕と維正ちゃんの発言に相当痛めつけられてました」
『あれはダメージ喰らうよ。本当に申し訳ない』
タナソー「僕らの名前を出した時は宇野さんはかつて自分の音楽について書いてくれた事がある人、僕に対しては色々たくさん私の音楽を聴いてくれているらしい。僕らに対しての形容詞はこれだけでした」

『けどaikoは一日悩んじゃったんだよね。aikoの1日を奪ってしまって申し訳ない。この一日で名曲が出来たかも知らない』
『そうやってファンクラブには公開したと言うことは都合よく解釈するなら本気では怒ってないってことだよね』
タナソー「怒ってはないけどあれは本当に傷ついてます。言葉の行間本当につらそうです」
『三原さんとぽっぷちゃんがいて良かったね。ジェンダーバランス重要じゃん。ジェンダーバランスじゃない。キ○ガイバランスか』

良いニュースと悪いニュースがあってこれは申し訳ないけどツイートしないで欲しい』

注:宇野先生からの意向なので詳細は控えますが椎名林檎とエヴァについてのです。


『歌番組もチェックするのはaikoと椎名林檎さんとオザケンだけですよ』

『優れたアーティストは観てくれているね』

タナソー「維正ちゃんはNetflixの仕事無くなってしまった」
『俺たちはグローバル企業とも相性良くないんだろうね』
『その一方でディズニープラスのオフィシャルPODCASTやる三原勇希ね』


『僕ら呼ばれるのかな?」
タナソー「呼ばれないって」

Netflix終わってないからね。終わってないけど四ヶ月契約終わって「どうやらこいつには金を払いすぎている」と気付かれた』

タナソー「この人ギャラ交渉すごい上手いんです。鹿野くんに「維正ちゃんにギャラいくら払っての?」と聞いてそんなに払う必要ないってと伝えた」
『本当にムカつくよね。迷惑じゃん。そんなこと言うと鹿野さんに経営者に』
分かった!俺ファトクやめたのタナソーさんのせいだ。鹿野さんから「ムジカも軌道に乗って有泉とか若い連中に任せたいから宇野もそろそろ羽ばたくか?って肩叩かれたから。
『今更金を払うならやめされた方が良いやって』
タナソー「鹿野くんに具体的にこれぐらいの金額まで下げた方が良いって話したもん」
『やば!人の人生を弄ぶね。結果的にはあのタイミングでやめて良かったけどさあ。他人の給料になんか言うものじゃないですよ』

『Netflixも仕事は続けます。』
『仕事量から比べたらギャラは良いけどね』


『グローバル企業と付き合っていかないとこれからは生きられないから』
『2月、3月って俺何やってたと思う。東北新社の仕事よ。We are who we are観てくださいね』
『ワンダビジョンは俺は七話までは良かったけど八話はちょっと。最後はまあまあまあ。けどあれはテレビシリーズのディズニーの問題だと思うんだよね。アクションシーンで観ると途端に映画館で観たいなってなっちゃうからね』

『ルカグァダニーノのドラマを観て最高でこれでPODCASTやりませんか?これ実はラブクラフトカントリーで町山さんがスターチャンネルでやってて、けどこのドラマは解説じゃないしなあ。と思ってゲスト呼んで話をしようとそれで木津くんとかに来てもらって。でも、東北新社の事件で回数が減ったの。あれだよ東京の民放なんてみんな違反してるのよ。それなのにやり玉あげられてさ。東北新社がなくなったら洋画は回らないし、字幕も吹き替えもほとんど東北新社が作ってますからね。NetflixとかAmazonのしょうもない字幕。俺はある程度、英語できるから我慢出来るけど本当にやっぱりWOWOWとかスターチャンネルとか観ると自宅ちゃんとしてるなあって思いますからね。』
『SpotifyもNetflixも上手くやりたいけどグローバル企業はグローバル企業だから。雑だし良くも悪くも癒着出来ない。俺、癒着って悪い事だけだとは思ってないから。あんな形で東北新社潰しても結果喜ぶのってAmazonとかじゃんみたいな。結局HBO MAXは凄い中途半端な形でU-NEXT、有線が拾いましたけど結局映画はやんない。ジャスティスリーグのスタイダーカットもジューダスアンドブラックメサイアもやんない。肝心なものをやらない良く分からないプラットフォームになって。タナソーさんみたいにボイコットはしないけどストリーミング9社ぐらい入っていて』
『俺とか酷いのよ。SpotifyにAmazonにNetflixにディズニープラスにWOWOWに DAZNにフジテレビNEXTにアップルTV。スターチャンネルEXに日本映画のチャンネルも引っ越した時に入った。本当にやばいよ。ボイコットする気持ちも分かるよ』
『今年の二大コンテンツは決まってるんですよ。グァダニーノは去年だから。今年はマスターオブノーンのシーズン3。5/23世界がひっくり返りますよ。あとアトランタのシーズン3』
『マスターオブノーンはNetflixで観れますがアトランタは日本では観れない可能性もある。』
『10個以上入ってアトランタ観れない可能性があるってどう言うことよ』
『作り手は9割ぐらいは作った段階で満足しちゃうんだよね。マーティンスコセッシがあんなにNetflixを嫌いと言ってもアイリッシュマンで何百億貰って、CGと好きようにつかってアルパチーノやデニーロにもちゃんと最近ではないぐらいのギャラを払って、誰からもカットしろと言われない。あれを作れた段階で作り手は満足してしまう。アーティストの純度が高まれば高まれるほど作れてギャラ貰えたら満足しちゃうってあるよね。』
『あれの一番はThe Weekndのオークションで新曲出すやつ。あれもやばいけどさ。聴けないんだもん。でも世の中ああなっていくんだなって言うゾッとする感じはあるよね』
『タダで聴ける物はラジオはそこそこ元気なのかも知れないけど。お金は回ってないけどね。全然』
『ろくでもないもんね。テレビとかYouTubeだけ見てると馬鹿になるからさあ』
『スターチャンネルはブッキングで凄く苦労した。一切宣伝してないですからね。こんなスキャンダルになってるから宣伝自体を不祥事だから止めてる。可哀想に。だって菅の息子がいただけでしょ。やってることどこでも一緒だよ。』
『noteの社長は俺が試写室で殴りかかった。いや襟首掴んだだけだ』
『本当に俺のフォロワーだけにしか届いてない。それで急上昇チャート一位とかになってさあ。必死だったの形にするの。』

『僕は戦闘シーンになると全く面白くなくて特撮に愛されてないんだろうなと言う後ろめたさと共に生きてきたから』
『アニメーションに対するフェティシズムは全くない』
『俺だってアニメのこと全然書かないじゃん。』
『興行分析で書くことはあるけど原稿ではアニメについて書けないもん』
『年間ベストにアニメは入れません。スパイダーマンスパイダーバースぐらい。』
『俺がこの十年間違えたのはスターウォーズの八作目だけだわ』
『俺aikoに酷いこと言ってたよね。ナインティナインとかと仲良くしやがってとか。そんなの人に言われる筋合いないよね。死んだ方が良いよね。あれは反省するわ』
『けど四時間あると四時間目ぐらいに本音が出ちゃんだよ』
『あの回3回目まではしゃべってないのに4回目に我慢できなくなってaikoは保守の一番悪い所だろとかいっちゃった』
『2015年のイヤー回は宇野維正にめちゃくちゃにされたとか言われた。あの時にワンダビジョンとThe Weekndのスーパーボウルしか頭になかった』
『あの企画に乗れないんだろうね。今を生きるのに精一杯だから過去を振り返る余裕がない』
『タナソーさんゴジラSP観てるんだ。俺観てくださいって言われたけど興味ないですって言っちゃった』
『ちゃんと三体とか読むしね。読むしねって凄い馬鹿みたいになったね』
『たまにSFの書評頼まれてる恥を偲んで書くけどね』
『いま、日本のドラマはマジで面白いからね。びっくりしちゃう。今のここにある危機と僕の好感度についてはマジで面白いからね』
『大豆田は坂元さん新しいことやってるなと思うしコントは始まるもすげえ面白いと思ってる』
『今回ちょっと意地悪なこと言うと、コントは始まるはあいみょんだよね。勝ち組集めて絶対負けないドラマを作るみたいなのが鬱陶しいなMIUの時言ってたけど。今回、米津玄師、星野源、あいみょん 。三年前のトップスリーですよ。いまは米津玄師ダントツだからさ。規模の話よ。この時期コロナも終わってると思ってブッキングしたけど大変なんですよ。この時期撮影出来ないから。モブシーンがなくて室内が多い。それはともかく星野の米津のドラマが酷い。そういうことやってるとバチが当たるぞって感じですよ』
『STUTSとかとちゃんと作ってるのと全然違う。強いものだけ集めてやることのダサさみたいなものを星野と米津が被っている。リコカツとか誰も観てないでしょ。』
あんなドラマに米津玄師はもったいないよね。星野源に至っては変なインスタやってる女の子の話でさ。もうやっぱアミューズとかにいるとこんなバチが当たるんだなと。まじだよ。星野源なんかかっこいい仕事しかしちゃダメだよ。』
『タナソーさんと俺ですらカッコ悪い仕事しないようにしてる訳じゃん。星野源がなんでそれ出来ないの?って感じ』
『磯部さんは好きだよ俺』

『ナギラくんとかイミジクモくんとかとは仕事が違うんだよね。タナソーさんは批評家だと自分で思ってるかも知れないけど俺は思ってないんだよね』
『俺は多分ジャーナリスト。権威と時に癒着し時に戦うそれがジャーナリスト』
『小沢健二の主題歌のドラマも観てましたけどノーコメントです』

休憩


『Piiについての裏話は言えないんだよなあ』
『今、日本映画についての本と海外についての本を両方走らせてるんだけど、海外については映画の公開が遅れてるから今年は本を出さないかも知らない。日本映画の本はもう少し先。いまインタビューシリーズをやっててそれをどうしようかと思ってる。日本映画とドラマも捨てたもんじゃないんだよね。捨てたもんじゃないんだよね』
『今のアメリカの映画の興業トップってモータルコンバットは日本の元々のゲーム会社の資本も入ってて、鬼滅でゴジラじゃん。どうなってんの?って。ポップカルチャーにおける日本のプレゼンスってそれはそれであるんだよね。もはや。難しい局面に入ってきたよね。こんな感じになるとは思わなかった』
『ビリーアイリッシュなんて次のアルバム出るじゃん。前のアルバムのツアーやってないのに次のアルバムが出るんだよね』
『明後日WOWOWの収録があるんだけど、キャラクターの柄の服は着ないでくださいってメールが来ててやば!って。でも、どこまでがキャラクターか分からないけどラッパーのマーチもダメなんだろうなあ』
『ブルーノマーズは評価してない訳じゃないけどのめり込めないんだよ。THE TIMEとかをリアルタイムで本当にすきだったからそんなに目新しくないんだよね。彼のアプローチは解釈の部分が少ないよね。』

俺はYOASOBIの話をしようと思ってたんだよね。俺今年は順調に炎上してて。去年本当にしなかったけどYOASOBIとこの間のエヴァもそうだよね。
『俺本当にリアルタイムのJ物をこんなに聴いてるの久しぶりなんだよね。結局だからボカロ周辺のクリエイターとラップミュージックのマナーみたいな物が接近してて面白くてさ。俺ローファイヒップホップとか苦手だったの。だけど、やっぱりあれもその延長上にあるんだろうけども基本ビートミュージックになってきたことで面白くてさ。そういう観点で言うとあのビートはやっぱりないでしょ。って言うのとやっぱりあれソニーのプロダクトだからさ』
全部わかってやってんのよ。それをあえてソニーから出すって言うのはさ。やってる人は馬鹿ではないから。だけどやっぱその流れはつまらんなとは思うんだよね。だって一生懸命音質とかを考えて音楽を作ってるアーティストはその周辺にはたくさんいてさ。でも、あれが結局一番当たるのか?と言うのがね。でも、ベースは嫌いじゃないよと言ったけどそういうのは伝わらないんだよね。ネットではね。全然嫌いじゃないもん』
『俺はずとまよが大好き』
『魅力はソングライティングと歌。ずば抜けてると思うよ。上手いとは言ってないよ。歌が良いってこと』

俺は音楽専門誌で仕事しないことにしてるから。だってダサくない音楽専門誌ないもんね』
タナソー「スヌーザー」
『だってもうないじゃん』


表紙が好きじゃないアーティストの雑誌にはコミットしたくない』
タナソー「ローリングストーンジャパンをディスりましたね」
『ローリングストーンジャパンってまだあるの?』
『見たことないから分かんなかった』


『柴なんか変な宇多田ヒカルのやつやってたよね。変なとか柴ごめん』
『ずとまよライブはそんなに良くなかったなあ』

『鹿野さんにタナソーさんのせいでファトクやめさせられてから食っていくためになんでもしないといけない時期に2008年から五年ぐらい。その中で一番きつかったのはギターのフィギュアの仕事してて。俺、ギターそんなに詳しくないから。バンドでもベースとボーカルだったし。ボーカルはベースが下手すぎてボーカルにさせられた。マッドチェスターの音楽。完全なショーンライダースタイルでやってた。ストーンローゼズみたいなメロディはバンドみんな書けないから結果インスペラルカーペッツみたいなバンドでしたよ。』
本屋で売るギターのフィギュアなんで小冊子をつけて来てそれを作ってたんだけど元々ギター詳しくないから向いてない仕事だとは思ってたけど一生懸命調べて書いたりしてたけど。その中でシグニチャーモデルをやることもあってX JAPANのHIDEのモデルをやるって言うので当時のX JAPANのローディーに取材をするって言う事があって打ち合わせも多くて元々乗り気じゃないのに、そのローディーが取材の時間に一時間遅れてきてそれで怒ってもうやめますって帰った。ここまで俺の人生落ちたなと思って、このままじゃいかんなと思ってそこから頑張った。』
『フリーだからそれはよかったなと思った。会社員だったら大変じゃん。イメージとしては帰る時に後ろでその会社が爆発してるイメージだもん』
『それはフリーになった特権だなと思った』
ロッキングオンジャパンのジャパンサーキットツアーは大変だったね。2000人ぐらい入ってる中でMCでしゃべるんだよ。「さあみんな!お楽しみの3バンド。お楽しみのバンドが!」みたいな。まあそんな感じではないけど。あと俺飲めないのに打ちあげに付き合わないといけないのも嫌だった』
『でも、俺やタナソーさんがやりたくないことやらないって言ってるのは歳だからだよ。そんな時間ないもん。若い人で仕事で来れなかった人はしょうがないと思う。変な根性論で悪いけど。やりたくないことやるのが20代でしょ。タナソーさんみたいな人でさえそうだからさ』 
文春のオリンピックの記事で面白かったのは森喜朗が海老蔵をゴリ押ししてたのよ。それをMIKIKOさんとかが海老蔵さん出すところないと綱引きになってたけど、それに一緒に書いてあってあんまり話題になってないのはYOSHIKIが出たくて出たくてしょうがなくて森喜朗が切れたって話』
『もうYOSHIKIはいい!みたいな爆笑した』
『出たくて出たくてしょうがなくて圧力かけて森喜朗を怒らせるって言う。どれだけクズだって話だよね。大丈夫かな?YOSHIKIの信者に怒られないか
な』

去年の3月に東京事変がライブやった時にやたらライブやるやつは信じられないみたいな発信したクソみたいなミュージシャンがいたな。って』
タナソー「熱いカレーが出ると怒る人ね」
『そうそうそう』

著書注:カレーが辛い。シャワーが熱い。が正しいです。


『柴があのタイミングでボカロの本を書いてたのは大したものじゃないですか。だってボカロ一色じゃん』
『ボカロいいんだもん。良いからビックリしちゃう』
『思い出しは一番は嫌な仕事。ムジカで渋谷系の仕事をしないといけなかった時。鹿野さんがデトロイトメタルシティのタイアップの仕事取ってきて。カジくんとか渋谷系について振り返るやつ。僕はカジくんことはすごい好きで凄い尊敬してて頭もいい人なんだけど。鹿野さんに「宇野、現場いただろ。丸っと頼むよ。」みたいな感じで。あれが2007年だと思うんだけど。俺、渋谷系の現場にいたんですよ。本当にクラブもライブも。これは個人史なんだけどそれを普遍化する作業が本当に苦痛であの時に一番嫌だった。主義主張が近いような仕事が一番苦手』
『俺は本当にアシッドジャズとかの話も興味がないなあって』
『そこに立ち戻りたくない。知ってる事を振り返りたくないって思いが強い』
『8時までとか誰が決めた!吉村出てこい!』

『NetflixとかAmazonの字幕や吹き替えがテキトーというか時間やお金を掛けられないからそうなった時にあくまでも字幕は捕捉だってぐらいに思ってないと固有名詞とかガンガン抜くし。そうでなくとも日本の字幕は固有名詞を抜くから。だからそれはちょっとでも出来た方が良いけど英語について偉そうに語ることは出来ないです。』
『僕がきょう来て嬉しかったのは来てくれた人が若くて。58歳の音楽評論家と50歳の音楽ジャーナリストのイベントにこんな若い人が集まってくれてまじ泣けるぜと思ったけどコロナが怖くない世代が来てるだけなのかも知れないとも思ったんだよね笑』
『舐達磨は熊谷にも法律はあったって事なんじゃないですか。俺ないのかも思ったもんね』
『僕は先週から憤っていて。緊急事態宣言を連休の2日前に出して。それだけじゃなくてワクチンの問題もあるし。オリンピックの問題もあるし。でも、一方でここまで明確にリベラルも保守もこの状況に絶対あり得ないだろうって思ってるのは結構、久しぶりかもな?と。俺の中にはある種のアナーキストはいますよ。個人としても被害も被ってるけど、ここまでみんなが国を信用しなくなってる状況に。どうせ続かないんだけどちょっと興奮してるんだよね。普段は全ての活動に対して共感しない人のRTとかはしないようにしてるけど、ここ一週間は発言だけに共感したらRTしてる』
タナソー「東浩紀さんとか?」
『東浩紀さんもそうだね』

『Netflixの仕事は完全に駒だったんだよね。ポーンインザゲームですよ。パブリックエネミーですよ』

『俺の方が警察にパクられてるよ。けどそんな事言わない方が良いな。すいません。嘘です。』

『そういうの武勇伝みたいになるから本当にやめておくわ。すいません。嘘です』


『アナーキストの心が喜んでるのを感じてしまう。だってめちゃくちゃじゃん』
『でも、忘れちゃうんだよなあ。けど流石にオリンピックで盛り上がる図は思い浮かべなくない。流石にどんな歴史健忘症でも三ヶ月ぐらいは覚えてるでしょ。これ三ヶ月後にオリンピックで、わーい!ってなってることはないんじゃない。なってたらビックリだね。けどわからんなー。』
『大阪は万博とかもやるんでしょ?万博ってなんだよ。万博って昭和で終わったんじゃないの?笑』

タナソー「俺が初めてライブ音楽を観たのは万博で観たセルジオメンデスですよ。お金払って最初に観たのは松原みきですよ。その次観たのは松本伊代ですけど」
『東京、大阪以外は夜も映画館も飲食店もやってるの想像しにくいよね。行きたいけど嫌がられるよね。』

で』
『andymoriの小山田くん博多戻ったんだよね?行って良いの?これ?』
『すいません。配信は切れますけど、会場のこの後全くしゃべりませんので梅田のラテラルは8時に完全に閉まりました。あー、お店の明かりが消えていくー。』

【総評】
有料配信モードでキレキレの宇野先生でした。浅沼優子氏の小沢健二のBLM発言についての批判への憤りは私も宇野先生と同じように感じていましたので宇野先生の今回の発言には私も思う所がありますし、あれが『正しい批判』のように拡散されているのが本当に怖く感じました。
東北新社の件、Netflixの件となかなか興味深い話が多かったですね。
そしてYOASOBIの発言についての弁明もここならではの貴重な発言だと思います。
破天荒エピソードも多かったですが、noteの社長の胸ぐら掴んだ事件とか、結構、警察にパクられてる発言など「宇野先生大丈夫か?」と思う発言も多くてキレキレでしたね。
そして、本当のハイライトはネットに書いてはいけないと言われた宇野先生のエヴァの件、椎名林檎の件、タナソーのPOP LIFE THE PODCASTの件なので書けないことが残念です。気になった方は是非ともアーカイブで確認してください。


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