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宇野維正先生考察第三十二段 TOKYO FM 『TOKYO SLOW NEWS』2021年2月17日回でハリウッド映画の公開延期事情について語る宇野先生編

TOKYO FM 『TOKYO SLOW NEWS』に宇野先生が出演三日連続の最終日です。三日連続出演と聞いた時は考察記事を書けるか心配しておりましたが何とか三日間分の記事が書けました。

今回も宇野先生の友人でもあるTOKYO FM 『TOKYO SLOW NEWS』のパーソナリティの速水健朗氏の共に語っております。最終日はハリウッド映画の公開遅れについてがテーマです。では宇野先生の発言をピックアップしていきます。




『よろしくお願いします』
『海外映画の公開が遅れに遅れていてですね。例えば今週の日本の興行収入ランキングの25位までに一本だけ韓国映画が入っていてあとそれ以外は全部日本映画と言う信じられような状況になってますね』
『ブロックバスター作品に関してはテネットとワンダーウーマン1984以外は全部延期していて、テネットは単純にクリストファーノーランが無理矢理公開させた、ワンダーウーマン1984はHBO MAXと言うワーナー傘下が同時にストリーミング配信するからギリギリ無理矢理公開させた。どちらもはっきり言って北米の興行収入はボロボロでした』
『まだアメリカでは10大都市では映画館は開いてないと言われてますね。ももちろんNYもLAも』
『いま五月公開で残ってるのがブラック・ウィドウとワイルドスピードジェットブレイクでこれがまだ延期ってアナウンスをしてないんですよ』
『このまま行くと公開は無理だろうと言われてますけどまだ公開延期を発表してないのはギリギリまで可能性を探ってるんでしょうね。ただ現実的には一、二ヶ月は遅れるだろうと言われていて、いま7/2にアメリカ公開が予定されてるトップガン。トップガンマーベックって言うタイトルで戦闘機にもトムクルーズが乗るらしいですけど。』
『それが7/2公開予定でトップガンらしい7/4の建国記念日に合わせた公開日なんですけど』
『建国記念日辺りが映画館が正常化するXデーと言われてます今のところ』
『公開はあらゆる色んな複雑な方程式を解く感じですけどなんですけど、特に大変なのがマーベルのブラック・ウィドウで、これ結局、エンドゲームとスパイダーマンファーフロムホームで2年前にフェーズ3が終わって、新しいフェーズ4がブラック・ウィドウから始まりますよって。舞台は過去の話なんだけど当然、その新しいネタが仕込まれてるはずだったんですけど、これが去年から一年遅れて、それ以上遅れるって状況になってるんですけど、マーベルはフェーズ4から映画とテレビシリーズと両方で展開していくと言う綿密に、ディズニープラスが今回からディズニーに中心になる事を見据えたディズニーの戦略なんですけど、ただそれを交互にやっていくはずが映画が止まってるので、ワンダヴィジョンが一月から始まり、三月からはファルコンアンドウインターソルジャーも配信開始されてようはもう順番がめちゃくちゃになってしまったから辻褄を合わせてるって状況なんですよね』
『ワイルドスピードは去年の段階でいきなり公開を一年遅れせたんですよ。007とかって半年とか延期でそれからだんだん何度も何度も延期してるですけどワイルドスピードって去年の三月の段階でポーンのいきなり一年延期されたのってなかなか今思えば慧眼ですよね。単純なシリーズとは言えスピンオフとかもありますからね。ただ出演者同士が仲悪いとか言う話もありますから延期した所で雪解けとかも期待してるんじゃないんですか?笑』
『あと問題なのは市販前の車とかを使ってたのが新しくなくなってる。あと大問題なのが007らしくて携帯電話とか時計とかのアップシーンとかを撮り直すって話もありますよ。だってプロダクトプレイスメントのためにスポンサーお金払ってるのにそれが新製品じゃなくなってるって言う大問題が起こってるらしいですよ』
『ハリウッドが公開しないと日本から公開っていう訳にはいかないんですよねー。今だけどトップガンから公開が始まるって言われてますけど日本もトップガンは夏から始まるって言われてますから映画を本当に救うのはトムクルーズかも知れない』
『はい、早くハリウッド大作が観たいです』


【寸評】

今回も宇野先生の普通のFMラジオ向けの解説スタイルなので特に面白い発言はありませんし、普通に「へーそうなんだあ」という話ばかりでしたね。宇野先生が三日続けてラジオ出演はなかなかないので貴重でしたが、それほど宇野先生らしい発言もなくという三日間でした。強いて言うなら初日のグラミー賞特集の「グラミー賞はなくなればいいと思う」的な発言がハイライトでしょうか。


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