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かどやの鯛ラーメン 食レポ 

ワシは徳川家康じゃ。

ほっほっほ、わざわざこんなウツケNoteを覗きに来るとは大儀大義、恐悦至極!

さて、ワシの死因は鯛の天ぷらが美味すぎて一気に5匹も平らげてしまい、血糖値の急上昇と胃潰瘍を引き起こしたことによる衰弱死なのじゃが(諸説あり)、

まぁ、ワシを除く五大老五奉行は配下に入れるか殺すかしたし、最後には邪魔な豊臣も成敗したし、武家諸法度と公家諸法度も制定して幕藩体制も確立した上で秀忠に将軍職を譲った後の死なので言うことがないがの〜。

さてさて、皆の衆は鯛は好きか?

ウ、、、、、思い出したら、、、気分が、、、

あ“(成仏)

東照宮では家康公は東照大権現として神格化されています
世界史上類を見ない、260年間のミラクルピースを作った江戸幕府は偉大ですよね


さてさて、鯛は古来より日本人から愛されてきた魚です。(以下より、文化的要素での紹介は“鯛” 生物学的要素での紹介では“タイ”と記します)

  • 赤くて立派なボディー

  • 肉厚で上品な甘さを持つ白身

  • 骨が硬く、強い生命力

  • そもそもビジュアルがかっこいい


魚界の真っ赤なポルシェな訳です

百恵ちゃんすき
マダイ

平安時代には藤原道長らが愛食するなど、高級魚の代表格だった鯛は、いつしか「めで“鯛”」などと福寿の象徴として扱われていきます。

そんな高級魚の代表格 鯛ですが

戦後になり、日本の水産技術が世界トップクラスに躍り出たことで日本人は真っ先にマダイの養殖技術を確立させました。

それまでは家康公が食すレベルの高級魚だった鯛が「庶民の食べ物」になったわけです

タイの養殖量増大  「水産白書」より
生簀で泳ぐマダイ



さて、そんな鯛が「ラーメン」になっているのは皆さまご存知でしょうか?


私も知らなかったのですが、風の噂でそんな話を聞いたからには

美食家

の私は居ても立っても居られません。さっそく突撃!!


愛知県は「かどや」にやってまいりました。

木曽山脈の麓にあり、周りは真っ暗かつ店構えもシンプルですが、しっかりお客が入っている。

膨らむ期待

駐車場にはヴィッツG‘sとMR-Sが停まっていました。オタクの気配を感じます。(ここ重要伏線)

オタクの気配を感じる探偵


案の定、店内に入ると私の案内された席の横におそらくヴィッツとMR-Sのオーナーと思われるオタクが話しに花を咲かせています。


さて、メニューはシンプルな「塩」「醤油」「豚骨」の3種です(外観とメニューの写真を撮り忘れました)

無論、鯛の味を楽しむのならば“塩一択”でしょう

「タイ塩ラーメン ねぎ」を注文🥺

鯛ラーメン ネギ+チャーシュウ丼 1400円也

おや、タイの身が乗っているのを想像していましたが

予想に反して普通の塩ラーメンのビジュアルです

まあ最初はスープを一口、、、ずずいっと

おや、普通の塩ラーメンじゃん

肩透かしを喰らったかと思いました。

ところがその5秒後、

猛烈な鯛の風味が鼻を突き抜けます
出汁とかそういうレベルではなく、鯛の塩焼きの味そのものです

さらに、その鯛の風味を塩味が補強

釣ったばかりの鯛をそのまま七輪で焼いて食ったような感覚 潮風を感じます

“”あたしトロピカルマーメイド“”

美味いとか、そういう話ではなく(クッソ失礼)(実際はクソ美味いよ!食えよ!オタク!)


これは啜るタイプの鯛の塩焼きです

“鯛の塩焼きにナッチャウヨ!”(通じない)


うん、OC!チャーシュー丼も美味しい。しっかり肉肉しいチャーシューが、塩ベースのタレによく合います。

米は若干の硬炊きですが(古語では“強飯(こわいい)というよ。覚えておこうね)、寧ろその薄味硬めの米をジューシーな肉がカバーすることでちょうど良い塩梅ではありませんか。

美味い‼️



食欲ツインターボがビンビンに過給し、爆食いモードになったその時、先ほどの虹色メガネのオタクたちが

🤓A「俺のヴィッツは1NZエンジンで直4だぞ!今のヤリスは直3だからなぁ」
🤓B「俺のMrは1ZZ!あの伝説の4AGの後継エンジンで、さらに(ニチャニチャ)」

などとオタクトークを始めたではありませんか

私も食欲ツインターボに歯止めがかかり
オタクの世界は一期一会ですから
「お友達になりたいなぁ」と思って

「「俺のクラウンは”1JZ-GTE“、言わずと知れた伝説の直6ターボエンジンで、あんたらの直4NAとは訳が違う(ニチャニチャニチャ)(オタク特有のマウント)」と会話に参加しようとした矢先

🤓A「そういえば、千葉県の木更津ってレインボーブリッジの側でしょ?一回行ってみたいんだよなぁ。チバフォルニアも!」

🤓B「そうそう!確かそう!ほんでレインボーブリッジ渡ったら横浜の“みなとみらい”でね!」


あ、、

はぁああああああああ???????

レインボーブリッジじゃねぇよ!!


千葉県の木更津から東京湾を横断するのは

「アクアライン」だよ!!!!💢💢💢

アクアライン

更に云うと、アクアラインを渡った先はヨコハマじゃなくて川崎!!!

みなとみらい なんてのはそこを越えてから20分以上かかるんだよ!!

アクアラインを渡った先は川崎の工業地帯です。(ちなみに対岸の千葉は木更津のど田舎です)

ヨコハマ

鹿島から東関道で千葉まで行き、そのまま木更津まで圏央道で南下

アクアラインを通って川崎へ行き、そこからヨコハマのYCMTまで彼女を迎えに行くと云うのが俺の定番のデートの始まりルーティンでした

そんなprecious memoriesを、東海地方の脂ぎった髪のオタクに穢されては、武門の名に泥を塗る

そう思った私はクラウンのトランクに積んである曽祖父の形見の軍刀を出して(超問題発言)手討ちにしようかなどと考えていましたが、ふと目を下におろすと

伸び切った麺

やってしまった‼️オタクに気を取られて5分以上ラーメンを放置してしまった‼️

不覚、、、

もう腹を斬って詫びるほか無いのか

項垂れている私に店員のお姉さんが

「伸びた麺はチャーシュー丼に入れて猫まんまにすると美味しいぞ!」

とアドバイス

私は陰キャなので、「ええい!夜はベッドで潮を噴き、職場では潮味のラーメンかい!粋だねぇ!てやんでい!(江戸っ子)」とは言えず

ウォンツモードで「はい..」と二つ返事で
ラーメンを丼に投下


あはぁ💙(ねっとり)


猫まんまにして食べてみると

サッパリ系の鯛ラーメンが、こってり豚骨風味に七変化

豚の脂を塩味のスープが撹拌して乳化現象を引き起こし🧪(化学実験)、クッソ濃厚になったのです

バクバク食が進み、あっという間に完食

あたりを見渡すと虹色メガネたちは既に帰っておりました

本日は

  • 世にも珍しい海鮮スープ

  • 海鮮スープとチャーシュー丼のハーモニー

を楽しむことができました。


評価

味:90点  店内雰囲気:70点 接客:92点

252/300点 評定Aランク


ごちそうさまでした💙美味しかったです💙




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