ジェイさんを見てる星になる
はい。
前回の続きを書きます。
もしも一行でも楽しんでいただけるところがあれば嬉しいです!
よろしくお願いします。ありがとうございます。
ジェイさんは分かってほしい
または、とりのささみインシデントについて
2021年のツイートである。
それを見た、2024年のにわかのツイート。
はい。
ツイッターでは「ファンを1週間に渡り困惑させた」「伝説を残した」「三択の癖」などの感想が観測された。
個人的な解釈にはなるが(というかこの記事全面において個人的解釈しか書かないのだが)、この事案の肝はやはり「そもそも『とりのささみ』以外を選ばせるつもりがない」ことだと思う。
ソンフンさんとのエピソードの中で「僕もそうなんだけど」と仰っている通り、ジェイさんのなかですでに答えは決まっている。形こそアンケートの体をとっているが、聞いているのではない。求める答えが返ってくるのを待っているのである。
他の2つに「匂い3倍のドリアン」「チョコのないミント(著者注:もはや単にミントとしてもよいが原文を優先)」という明らかに万人向けではないものを置くことで、「味のないとりのささみ」を選ばせる。
「味のないとりのささみ」も、それらに比べれば「マシ」であるという、ジェイさんの「求めている答え」をファンに肯定させているのだ。
わたくしなりの拝察を改めてまとめたいと思う。
「とりのささみ、あまり味がしなくてちょっと…だけど、まあ、ドリアンとかミントとかよりはマシだもんね。運動の効果が出るように続けて食べてます。僕、頑張ってるよね、エンジン?」
rest.
概ねこの調子で続きます。いろいろな意味で、ありがとうございました。
ジェイさん、ご自身の美しさを知らない
またはそのふるからぬ疑いについて
冒頭は、23年8月24日公開の動画コンテンツ、「EN-O’CLOCK EP.67 “EN-DIARY“編 第2話」16:35からのワンシーンである。
ツイッターでは「何を言ってるか分からない」「あんなにイケメンなのに」「私はこんなにもその顔面に狂っているのに」「私はその顔面を見るのが生き甲斐なのに」などの感想が観測された。
個人的に最も動揺してしまうのは、これが練習生時代やデビュー初期ではなく、23年8月公開のコンテンツ内の発言だということである。
同シーンに、ソヌさんのこのような発言がある。
記事によると、映画「マイ・エレメント」の韓国での公開は23年6月14日。つまりこの撮影は23年6月14日以降に行われたと推測できる。
24年2月現在、この発言から1年も経っていないのである。ここまで読んでくださっているあなたはこれをどう見るだろうか。
ジェイさんという深淵が、わたくしたちを迎えようとしている。もう少しこの旅を続けよう。
ジェイさん、嘘がつけない
またはルームウェアに見るファンタジーについて
23年2月1日に公開された、インナーウェアブランド「PEACH JOHN」とのコラボ商品のプロモーションである。
ツイッターでは「フードの適度な大きさとは」という興味深い議論が繰り広げられていた。
ほんっっっっっっっとにさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
急に限界を超えた自我が出てしまったところで、ヒスンさんのコメントを引用したい。
ファンになって知ったのだが、オフの時はとことんオフでいらっしゃるらしいヒスンさん。
また、個人ブイログでもゲームを楽しむ様子を撮影されていたり、「リーグオブレジェンド」のプロの方とのコラボ撮影でも「ずっと拝見していたので嬉しい」(ニュアンスです)と感激されておられるなど、そのゲーム愛は名高い。
総じて、「休日のヒスンさん」を想起させるコメントである。
そしてそこに溶け込むルームウェア。
ツイッターには、「これはたぶん着ないやつ」といった見解も観測された。その場合はさしずめ、『行けたら行く』の類語といったところか。
そう、「実際にヒスンさんが実生活でこのルームウェアを着るかどうか」が問題なのではない。
「着ないのにこんなこと言うなんてッ」と糾弾するつもりも毛頭ない。むしろ逆である。
そういうことなのだ。
このプロモーションに期待されているかもしれないことのひとつに、「このルームウェアを買うことでえなふのみなさんとお揃いになる」ひいては「えなふのみなさんとのルームウェア的関係」というファンタジーがあるだろう。
「ルームウェア的関係」については、賢明なる読者の皆様に解釈を任せよう。
この文脈において、ヒスンさんのコメントは、「柔らかで無防備な装いでゲームを楽しむ休日を見守る、ヒスンさんとのルームウェア的関係」というファンタジーを贅沢に叶えるものであると言えるだろう。
そしてファンは多かれ少なかれ好きな人のことを想像することが得意で、だから、このようにプロモーションとして半ば公的に提供されるファンタジーはしばしば事実に勝る。
「なんなら着てなくてもOK」なのだ。
翻って、再びジェイさんのコメントである。
通販?
「商品そのもの」「商品を褒めること」にのみ、そのまっすぐな瞳の焦点が合っている。
フードという揺るがしがたい事実。
「僕とのルームウェア的関係」は示唆されない。そうではなく、フードが適度な大きさであることが、ジェイさんのオススメポイントなのである。
命を賭してもヒスンさんのコメントを嘘だと言いたいわけではないこと、もし本当に着てらしたら本当にすみません、というお詫びを今一度書かせていただいた上で、ともにジェイさんのこの愛すべき不器用さを噛み締めさせていただければ幸いである。
インタルード
本題に入ろうかと思う。
無職が見つめた2ヶ月、しばしば深夜に行われたジェイさんの配信において、「眠り」についてのかなり印象深い言葉がふたつあった。それについて引きながら考える。
ミラーミラーなにも響かない
ひとつめは、前回も少し書いたこの日のもの。
「アイドルになって3年してようやく、死んでも適応できないと思っていた、寝られないスケジュールに体が慣れてきた」。
何も問題があるとかじゃない。想像してしまうだけだ。感情移入を伴ってきっとこうだろうと決めつけてしまうこともあるけどそれだけだ。
わからないのだと言い聞かせる。わからないことはわからないのだ。笑顔であろうと思う。嘘でも欺瞞でも。眠いときに眠り起きたい時に起きることができる環境があるならこうはならないんじゃないかと想像してしまうから。
それはヴィランの笑顔だ。毒漬けの砂糖菓子を飲み下してみせる笑顔だ。
何でもいい、どうせ響かない、なら笑顔のほうが「まだマシ」なはずだ。
というのが、わたしの考えだった。
ジェイさんは寝なきゃな〜と思ってたぶんそろそろ寝るとは思うけど今はまだあんまり眠くない
二つ目は、深夜2時ごろから始まった2月8日。
「ジェイ、眠くないの?」
日本語のコメントを読み、日本語で答える。
極力原文を残しつつ、カッコ内の補足を含め、おそらくこういうことだろうというニュアンスで編集させていただいてます。
さらに縮めると、「寝なきゃと思いつつ必ずしも眠くなるのでもなく、なんだかんだこのくらいかもう少し後に義務感で寝ることも多いので、今はまだ眠くない」というところだろうか。
全然縮められていなくてびっくりする。
情報量が多過ぎる。
必ずしも眠くならない。それはもう気にしないとしよう。どうせわたしはジェイさんの不眠を喜ぶヴィランだ。
でも、なんだろうな、この照れ臭い感じは。
なにか、まるで、小さい猫や犬に擦り寄られるようなむずむずは。
「何も分からない」を決め込んで突っぱねていたはずの心に、なにかが迫ってくる。
違和感が言葉になって現れる。
これはジェイさんの無防備なのではないか。
(同じ夜ジェイクさんとジョンウォンさんが川辺を歩く様子をごく短時間配信されていたこと、ジェイさんのライブ終わり6カ国語もの言語で「愛してる」を言うというファンサがあったことに言及している)
(何かに気付こうとしている)
(結論に辿り着こうとしている)
(末路に辿り着いている)
きみの目でぼくを見てて
はい!最後です!ここまで読んでくださって本当に本当にありがとうございます。
めちゃくちゃ楽しかったです。
前回わたくしは、「僕が努力を裏切ったんだ」「誰が認めなくても僕がここで認めてあげる」をかなり大事に受け取りながら、いや…しかし…わかってないだろうな…と思っていた。
この副題が、この記事の題が、そのひとつの答え合わせになっていたら嬉しいです。それともジェイさんファンの先達はみんなもう織り込み済みなのかな。大人だ。大人だわ。年齢はただの数字だってアリーヤも言ってたし。
わたしは問うてみる。
ジェイさんや。
自分の努力のこと、裏切ったなんて言うのに、わたしたちのことは認めてくれるのかい?
答えはない。でも、こうだと思う。
わたしたちはまず、ジェイさんに認められる。それは無条件の肯定だ。
がんばったけどもうだめだ、諦めたい、やっぱりうまくいかなかった、わたしがわたしを諦めた、あんなの努力じゃなかった。
その時、ジェイさんが立ちはだかる。誰が認めなくても、僕がここで認めてあげる。
わたしたちの諦めは立ち行かなくなる。
認めてもらってしまいましたが…しかしそればかりでは…と、ジェイさんを見つめる。目を凝らしていると、自分の顔を見るのが好きじゃないとか言うし、作り話の王子様のふりもへたっぴだ。
たぶん、外野の目に映るほど自信があるわけでも器用なわけでもない、と気付く。
そして、たぶん、分かって欲しがりなのだ。
とりのささみは味がしないと思うけど頑張って食べてることを、寝なきゃいけないと分かっていても眠くならないけど頑張って寝ようとしてはいることを、知っていてほしいのだ。
分かってあげたいのは、分かって欲しいから。
認めてあげたいのは、認めて欲しいからだ。
自分で自分を認めることがどれだけ難しいのかを知っているからだ。
そういうことを言外に交わして、だからわたしたちは思う。
ジェイさんが頑張ってること、誰が認めなくてもわたしたちがここで認めてあげる、と。
ジェイさんが自分を認められないとき、わたしたちが立ちはだかってみせる。
全部見てきたし、全部知ってる。
例えその詳し過ぎる話がバラエティで早送りされてしまったとしても、ぜんぶ聞いてるよ、と。
もちろん嘘だ!でもかなりすごく迫真。
ひとつの約束が生まれる。
お互いがお互いの中継点になる。
それは星と星を想像力の線で繋いで絵だと言い張るような、わがままで無防備な契約だ。
じぶんではじぶんを認められないとき、相手に認めてもらう。無防備で柔らかな背中をおたがいにだけ預けて、守り合う。
無防備で柔らかな背中。なんという耽美で禁忌で秘匿の関係であることkオイ文豪おまえ出てくんな黙って。あのいやちょっとほんまにごめんなさいね。しつけがなってなくてね。最悪斬ってください。でなければ射ってください。もうだめだ。ノラジョーンズかかりだしたもん。もう無理だ。だってそれ抱えきれんくて書き出したみたいなとこあるし。あーあーせっかくここまでそれなりに真面目に書いてきたのに。もう知らない、ジェイさんが悪い。ジェイさんが聖属性すぎる上にどっか脆そうなのがいけないのだ。ラノベも占ツクもみんなみ〜〜〜〜〜んなお手上げ!!
あと冷静になると、たぶんここまでがワンセットなんだろうなとも思います。
とろついた、柔らかくて弱々しくて甘やかな、お互いしか知らない温もりで繋がっている。
眠れないから起きてて、仕事だから配信するジェイさんに「何でまだ起きてんの」と、いわばこちらの常識で言ってもらう。それに衒いなく「ジェイが電話してくるからに決まってるでしょ!」と返す。(文豪スイッチオン)
これはねえ。
これは外野にはできないですよ。実際できなかったです。後になって気づいた。これがジェイさんとファンの戯れ(文豪)であることに。
まじめさの毒みたいなものって、多分それ以上の毒でしか制せないんだと思う。
だから、われわれが小悪魔に、堕天使にならなければならないのです。ジェイのせいに決まってるでしょ!と、躊躇いなく言えなければならない。都合よく責任を押し付けねばならない。これはいわばそう、演出です。フリ、と言ってもいい。
そう。
全ては、続くジェイさんのセリフのための伏線。
「じゃあ、僕が悪かったんだね?フッ笑」
瞬間最大視聴率、更新ーーー。
何なんだよ………これを「戯れ」って言わなくて何て言うんだよ………教えてくれよ………。もうないよ語彙がよ……………言えないことが多過ぎるよ…………。自覚なくやってんでしょしかも………タチが悪過ぎる………何なんだよ………。
あ、吸血鬼……吸血鬼かあ……そうね確かにそんな感じだね…中身が………(満身創痍)
どなたか斬るか射るかしてくれる方、DMお待ちしております。
さて。
これを書いてしばらくして、思った。
この文豪の言うところの「戯れ」とは、つまりこういうことだ。
「甘える」という露骨な言葉を極力使わないできたが、やはりこう言わざるをえなかった。
精進します。
あの雰囲気で、完璧主義/理想主義ゆえにいつも自己実現に飢え、渇いていて、だからときどき(自分と似たような)ファンとこっそり甘やかしあうことで、じぶんでいる。
そのロマンチシズムをもって。
お互いの最大の秘密を匿い合う共犯者として。
ご唱和ください。
助けて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!
ありがとうございました
楽しかった!!!!!!!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!
また吸血鬼の話とかできたらいいなと思います!!!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!
ジェイさんこれからもみてます!!!!
ありがとう〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
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