ジェイさんへ_0218_1620最終.wav

エンジンの話を聞きたいと言ってくれていたのを思い出して、少しわたしの話を置いていきます。

わたしの趣味は音楽を聴いたり作ったりすることです。少し前まで、小さなCD屋の店員でした。ENHYPENのアルバムを買うお客さんの笑顔を今でも覚えています。

秋頃、その仕事をやめました。本当は、もっとささやかな、これから多くの人に会いに行くような音楽にたくさん関わりたかったからです。でも機会がなくて、それも諦めかけていました。

そんな時にENHYPENを見て、特にジェイさんが気になって見ていました。

12月に、「僕が努力を裏切ったんだ」「誰が認めなくても僕がその努力を認めてあげる」と書いてくれたことを覚えてますか?
それを読んだ時、とても驚きました。頭を殴られたかのような気がしました。どういう意味だろう、と思いました。ジェイさんが努力を裏切るところを想像できませんでした。

勝手に、こんなことを考えました。
何かアクシデントがあって、ジェイさんとジェイさんの努力が離れ離れになってしまったのかもしれない。でもそれなら、歩いていればいつかまた会えるのではないだろうか。子どものころ親しかった友だちみたいに、もしも叶うのなら、また会いたいはずだからです。

無理と分かっていても、どうしてもジェイさんに伝えたい気がしました。

そのためにはわたしも、離れ離れになった自分の努力にもう一度会わないといけないと思いました。「あなたはわたしの努力だった」と言ってあげなくてはいけなかった。「誰が認めなくても僕が努力を認めてあげる」と、ジェイさんに言ってもらったからです。

音楽を作ったり、難しいかもしれない会社に応募したり、思いついたことをできるだけ全部やろうとしました。ジェイさんならどうするだろう、わたしの努力はわたしに今、何をして欲しいだろうと考えていました。




さて、わたしはいま、オルタナとよばれるような音楽に関わる仕事をしています。「必ずデビューするぞ!」と意気込んで行った「アイランド」の1日目にして「あれ?デビューできるかな?」と思った、というジェイさんのエピソードを、いま自分に起きていることのように感じます。
これから、たくさん頑張るつもりです。

ジェイさん。
ジェイさんに報告があります。

ジェイさんのお友達がそちらに向かって歩いているのを、私の友達が見かけたそうです。きっともうすぐ着くんじゃないかと言ってました。おふたりが会える、遠くない未来を想像しています。

ジェイさん、ずっと心の中で、諦めなくていいと言ってくれてありがとう。わたしとわたしの友達が、いつもあなたと共にあることを約束します。

どうかあたたかい夜を過ごしてください!














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