大倉忠義考~私は大倉忠義を買いかぶっている~

私は大倉忠義を買いかぶっている


私は彼を買いかぶっていると思う。

「大倉忠義ならどんな窮地でもどうにかすんじゃないか」
「大倉忠義なら何手も先まで読んでいるんじゃないか」

実際、そんなことはないだろう。
大倉君も人間で悩みもするし、間違ったこともする。
(過去には週刊誌にもすっぱ、あ、何でもないです('◇')ゞ)
先の事は誰にもわかりはしない。

でも、それでも私は彼なら窮地の時も、その状況を一発逆転のチャンスに変える策を虎視眈々と狙っているのでは?と思ってしまう。

人に勝手にそう思わせることができるのは、才能だ。
(山田コンビ(*1)にはそのイメージはない。ごめんなさい。)

諸葛亮公明の空城の計(*2)だって、
第四次ティアマト会戦のラインハルトの戦艦の行進(*3)だって、
「あいつなら何か策があるに違いない」と相手が勝手に忖度したからだ。
(例えがオタク丸出しで、すいません・・・)

*1丸山・安田コンビの愛称。元々は二人の漫才のコンビ名から。
*2三国志演義
*3銀河英雄伝説

関西ジャニーズJr.の育成の意義

一体誰が今の大倉忠義を見て、関ジミ3(*4)と言われていた事を信じるだろうか。

関ジャニ1の男前、参謀、関西ジャニーズJr.のプロデューサー。

顔も小さく背も高い。
歌えば元々の低音からボイトレによって手に入れた高音まで音域も広く、
音程も安定している
(音程など歌手として当たり前と言われるかもしれないが、関ジャニにはそれがかなり怪しいのがいるのですよ・・・)

演技をすれば中身のない男前役が意外にハマる。

そんな表の顔の一方で、コンサートの演出を手掛け、関西Jr.の企画も行う。

そう、かれはプレイングマネージャーなのだ。

表でも裏でも活躍することにより、彼の発言力が増す。

彼が活躍することで後輩は「ああなりたい!」と思い(「現場を知らないくせに」とも言わせない)、会社(ジャニーズ事務所)としては後輩を育成する彼、及び彼のいるグループを軽く扱えないだろう。

今、なにわ男子、Aぇ!groupなど関西Jr.は勢いがある。
それはひいては育成を任されている大倉君、横山君の事務所内での権力基盤が強まる事にもなっているだろう。

純粋に後輩を育成しようと思っただけだろうが、結果としてそうなっていることも否めない。

「利他的に生きようと思っても、巡り巡って自分のためなんじゃないかと思ったりする」「『自分のためじゃないよな』って確認しながら、覚悟しながらやっている感じがする」(*PERSON vo.100)

こう語るということは、そう、彼は後輩のプロデュースがどんな意味を持つかをわかっている。

でも、それによって得た権力を彼は行使しないだろう。彼の矜持によって。周りが忖度することがあっても。

しかし、そうすることによってより彼の地盤が固まっていくような気がしてならない。

*4 大倉君、安田君、丸山君の3人。2005年番組内で命名。関ジャニ内のジミな3人という意味。私は3人の名前の頭文字をとった「大山田」の呼び方が好き。

DNAって怖い

彼の父親は一代で居酒屋チェーン「鳥貴族」を上場企業にしたやり手だ。

1986年に設立し、その後バブル崩壊、リーマンショック等があったにもかかわらず、2014年には上場を果たしている。

マネジメント力、統率力、企画力、根性。どれもすごい方なのだろう。

大倉君を見ていると、そのDNAを濃く引いていると感じる。

人間はやはり遺伝子には逆らえないのだ。
ああー、賢い人の子供は賢いのね・・・。

あとは、大きい賭けに出られる度胸もあると思う。小さいリスクで大きい見返りは期待できない。

リスクテイクができる事も会社を大きくできる人物かの分かれ目だろう(無謀なかけをしろというわけではない)

大倉君の賭けに関しては「渋谷君、錦戸君、脱退してくれて、ありがとう!」https://note.com/cre8ter/n/n8db39204916f#3j431 の「「ぼち夜」は危機だったからこその一手」も良かったら参照ください。

5大ドームはファンの為だけか?

今は2021年1月だが、関ジャニ∞は再び5大ドームコンサートを目指すという。

もちろん待っていてくれるファンの為だろうけれど、それだけだろうか?

2020年まででジャニーズ事務所で5大ドームを埋めることができたのは嵐と関ジャニ∞だけで、その5大ドームの一つ札幌ドームを満席にするのは至難の業だそうだ。

直近の彼らの5大ドームは2019年の「十五祭」(*5)。
人気の錦戸君が在籍していた時だ。

その後彼らが5大ドームコンサートを行わなかった場合、残った5人が錦戸君に負けたことになる。
やはり錦戸がいなかったら関ジャニ∞は5大ドームを埋められないのか、と
本人たちやファンがそう思わなくても世間は言うだろう。

「(ドームに)5人で立てないと嫌だっていう思いはあるんですか?」
という質問に
「立てないわけがないでしょ。意地もあるかもね」
と丸山君は答えている。(*6)

その意地が何なのかは語られなかったけれど(カットされた?)、
上記の事を指すのではないかと思う。
(すごく余談だけど、このシーンの丸山君、作ってない感じですごく素敵)

負けず嫌いっぽい大倉君が錦戸君に負けたと言われたくはないはずだ。

それは今後の関ジャニ∞の活動、後輩の育成の成功の是非にもかかってくる。
jr.は思春期の自負心の強い男の子の集まりだ。強い実力のある男性の指示は聞くだろう。しかし、自分より格下と思った男性の指示は聞くだろうか?(今はjr.もドームコンサートを行う時代)

錦戸君が抜けても残った5人で5大ドームを満席にできた。
嵐が休止に入った今、それは事務所、後輩に対してかなりのアドバンテージをとれるはずだ。

今後彼らがアリーナツアーになっても、5人になってから一度でも5大ドームを埋められたか、埋められなかったかでは、後輩の育成だけなく、周りの扱いが違うはずだ。

こんなのは私の勝手な想像で、もちろん全国の待っていてくれるファンのために5大ドームコンサートをする。それが本当の所だろう。

でも大倉君のことだからそれだけでない意味があるような気がするのも、
私が大倉君を買いかぶっているせいに違いない。

*5 デビュー15周年の記念コンサート
*6  Re:LIVE 期間限定版 ツアードキュメント

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