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2010年前後のラクティス(その他のトヨタCVT車も?)の発進時のショックやエンジンブレーキの揺らぎに対するワークアラウンド

発生する症状とこれまでの試行錯誤

私の車はNCP100のラクティスGLパッケージです。現在までの走行距離は18万kmほどになります。6万kmの中古車として買ってからこの3年間で12万キロ走りました。

最終的に私のラクティスに発生している走りに関する不具合は以下の2点です。

  • 発進時ショック: 発進時に道路鋲(キャッツアイ)を踏んだかのような短く鋭い「ゴンッ!」というショックが発生する

  • エンブレの揺らぎ: 赤信号などでの減速時に20km/hぐらいの速度になってくると「ぐわんぐわん」と前後に揺さぶられるような不快なエンジンブレーキの揺らぎが発生する

結論を言えば、このショックは治すことが出来ませんでした。走行距離的な寿命の心配もあってリビルト品CVTへの載せ替えを検討していましたが、知人から格安で別な新古車を売ってもらえることになったため載せ替えはやめました。

しかし、これらの症状との走行距離10数万キロに及ぶ格闘のなかで考えた方法が万が一にも誰かの役に立つかもと思いここに記します。

ちなみに、WEB上の書き込みを見ていると当該車種以外の同時期のCVT車にも同じような症状が発生していることが伺えます。

これまで行った対策はすべて効果が無かったです。

  • ディーラーにてECUのアップデートを実施

  • CVTフルードの交換(トルコン太郎による圧送交換は試していないがたぶんこの場合は効果が無いと思われる)

  • エンジンオイルの粘度が0W-20だったので5W-30に変更(メーカー指定範囲内)

  • ハイオクガソリンを入れる(エンブレの揺らぎに関しては若干の改善が見られた気がする)

ワークアラウンド

※ここに書いた内容を実践する場合は自己責任で行ってください。特に坂道発進時などは危険が伴うためご注意ください。

発進時ショックについて

発進する前(信号で待っている時点など)にシフトレバーをいったんニュートラルに入れます。
そして発進する直前(青信号に変わった瞬間や前の車のブレーキランプが消えた瞬間)にDレンジに入れ、それからコンマ数秒以内にそこそこしっかり目にアクセルを踏んで素早く加速することでショックは起きません。

このとき、アクセルを踏むまでに時間がかかりすぎたり、アクセルの踏み込みが浅すぎるとショックが発生してしまいます。

ただし、渋滞時などにはこの方法は現実的ではありません。そこで渋滞時など頻繁に発進と停止を繰り返す場合は次善策として次のようにします。

発進する際に、Dレンジのまま普通に停車している状態からまずブレーキペダルを完全に離します。離してから1秒以内に軽く「コツン」という感じのショックが発生したらあとは普通にアクセルを踏みます。

しかし、ブレーキペダルを離しただけではショックが発生しない場合もあります。その場合は仕方ないので軽めにアクセルペダルを踏んで軽いショックが発生するまではそのままアクセルペダルは踏み増しせずに加速を続け、ショックを感じきってから普通にアクセルを踏みこんでください。

ショックが発生した時点でエンジン回転数が低ければ軽いショックで済むわけです。

低速時のエンブレの揺らぎについて

エンブレの揺らぎについては、減速時にマニュアルモードにしておくだけでもいいですし、ついでに減速のため1段シフトダウンしてもいいです。
Dレンジからパドルシフトでいきなりシフトダウンできる車種と、いったんシフトレバーをマニュアルモードにいれないとパドルシフトが効かない車種が合ったと思います。

20km/hとかそれ未満の低速時にDレンジに入っていると揺らぎが発生するので、マニュアルモードにしておくことでスムーズで快適な減速が可能です。

減速時にニュートラルに入れながら止まれば発進時のショックもついでに回避できるのですが、いくら低速とは言え減速中にニュートラルに入れるのはエンジンブレーキが皆無になるため危険だと思いますのでおすすめはしないでおきます。

余談

新車時点からのメンテナンス経緯は不明ですが購入時は特段問題の無い車両でした。車のメンテナンスには人一倍気を遣うほうで、中古車を買うときには交換されている割合の少ないであろうCVT/ATフルードの劣化具合を心配します。

とりあえず購入してすぐにCVTフルードの交換を行い、その後はCVTの滑りも無く、しばらく問題なく走っていました。
しかしいつのタイミングか定かでは無いのですが、発進時に「ゴンッ」というまるで段差を乗り越えたときのようなショックが発生していることにふと気付きました。

それが不具合だと気付くまでにしばらく時間がかかりました。症状の出始めた頃はその発生頻度が少なかったこともあって、"あれこんなとこに段差あったかな?"と疑問に感じることはありましたが"きっと段差だったんだろう"と思っていました。

しかしそれから距離にして数万キロ走るうちに段々と発生頻度が増え、今現在に至っては9割は発進時にショックを感じます。
もちろんその間もCVTフルードは適宜交換してきましたし、人の何倍もの年間走行距離ではありますが特段車を虐めるような走り方をしたつもりも無いです。

お金がある人は最近の車に乗り替えた方が精神衛生上良いでしょう(*^-^*)



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