隣家のトイレ見学ツアー

年頃の男の子はみんな、授業中の教室にテロリスト、特殊部隊、またはゾンビが襲ってきた時の想定をします。

それは決して授業がつまらないから行う訳ではなないのです。

日本男児は中学卒業時、それぞれの学校地下60階にもなる場所に存在している、仮想現実マシンに乗り込みテロリスト、ゾンビ、特殊工作員、 その年の自由枠の4択の中から敵を選択し、授業中の自分が作りあげた "立ち回り" が通用するのかの試験を受けなければなりません。

私の年は進撃の巨人が流行り、対26m級の巨人を討伐するという目標が自由枠に制定されました。

卒業式中の男子中学生は気が気ではありません。

なぜならこの後に中学の集大成を披露する最終試験が控えているのですから。

地下と地上では流れる時間が少し違います。

地上の1秒は地下の1ヶ月分に相当するのです。

このnoteを女性の方が読むのかは全くわかりかねますが、中学生の男子が卒業式で泣く理由はこの大きな最終を合格したからだと知って欲しいのです。 

 この試験の世界最高点記録者は鈴木福です。