M定例会見2022年7月13日(文字起こし)


大阪市の松井一郎市長は13日午後、定例会見を行った。
【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。

新規感染者数は7月10日時点で前週比約2.5倍に

司会:それでは市長定例記者会見を開始します。
市長、よろしくお願いします。

松井:まず新型コロナウイルスの感染症についてです。
11日から「大阪モデル」の警戒が黄色信号に変わりました。
5月の23日から緑色の信号になっていましたが、オミクロン株のBA.5への置き換わりが進んでおり、新規感染者数は7月10日時点の前週比約2.5倍となっています。
今取るべき対策はリスクの高い高齢者への対策です。
高齢者の命と健康を守るために、日常的に高齢者や重症化リスクが高い方と接する方は、感染リスクが高い場所への外出は控えてください。
高齢者施設の面会はオンラインなどを利用し、接触は自粛をしてください。
高齢者施設におかれましては、可能な限り速やかに4回目のワクチン接種ができるように協力をお願いします。
今後、夏休みやお盆等により外出する機会が増えますので引き続き感染予防に努めていただきますように、ご理解とご協力をお願いします。
また、大阪市といたしましても感染が蔓延した際の体制の整備や、生活、事業の支援に努めてまいります。
次に大阪・関西万博1000日前を契機とした主な取り組みです。
7月18日に万博開幕1000日前という大きな節目を迎えます。
これを契機としてインパクトのあるイベントの実施など、地元自治体としてさまざまな機運醸成の取り組みを強化していきます。

大阪パビリオンの名称は「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」

まず1000日前の当日に全国で万博機運を醸成するために、博覧会協会と連携したメインイベントを東京と大阪で同時に開催します。
大阪では「大阪来てな!キャンペーン」のキックオフイベントにおいて万博記念プログラムを実施します。
また、東京ではメディアの皆さんに向けたイベントを実施し、公式キャラクターの愛称も発表いたします。
当日は吉村知事と共にUSJに駆け付けまして、観覧者の皆さんと共にイベントを盛り上げていきたいと思っています。
大阪市、大阪府が主体となった機運醸成の取り組みも実施をいたします。
大阪市役所の正面玄関のホールと大阪府庁の正面玄関ロビーにカウントダウンクロックの設置のほか、キャラクターパネル、のぼりなどを飾り付けます。7月19日よりご覧いただけますので市役所へお越しの際はぜひお立ち寄りをください。
また、府市や府内市町村の公用車へのステッカーを張り付けるほか、横断幕を全国自治体に配布し、各地で掲揚、掲出をお願いいたします。
さらに府内の主要商店街において、のぼりを順次設置するとともに、大阪・関西万博公式ライセンスグッズ、オフィシャルサイトや各商店街のホームページでクーポンキャンペーンを実施するなど、さまざまな取り組みを行い、万博の機運を盛り上げてまいります。
次に大阪・関西万博、大阪パビリオンの名称についてです。
2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会は、大阪パビリオンの名称を「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」と決定をいたしました。
外観のイメージに合った名称となるように、吉村知事、森下総合プロデューサーと私で協議をし、提案をしたものです。
パビリオンの出展基本計画では「REBORN」をテーマにしていることから、人の心と体の健康を目指していくという思いを込めております。
外観デザインから着想を得て、新しいものを生み出す、巣ですね、巣。
鳥の巣の巣のネットであることを表現しています。
大阪パビリオンのテーマ「REBORN」を実現するための巣として、未来の大阪の可能性を感じることができる展示を目指しています。
なお、名称の決定に合わせて大阪パビリオンのロゴマークの公募を7月中に開始いたします。
また、大阪パビリオンの認知度向上や理解促進、万博の機運醸成を図るため、大阪パビリオンの模型を制作いたしました。
今後、さまざまな場所に設置をいたします。
7月15日から19日まではATCでの万博1000日前イベントで展示をし、7月20日以降は大阪市役所の正面玄関ホールに設置します。
誰もがわくわくしながら驚きや新たな発見に満ちた感動を味わうことができるパビリオンを目指し、出展に向けた取り組みを進めてまいります。
僕からは以上です。

大阪・関西万博、間もなく開幕の1000日前。受け止めを

司会:それでは質問をお受けします。
必ずマイクを通しまして社名と氏名をお名乗りの上、質問をお願いします。
質問につきましては市政関連のみでお願いします。
では幹事社の毎日新聞さん、お願いします。

毎日新聞:毎日新聞の松本です。
大阪・関西万博について、間もなく開幕の1000日前を迎えますが、この受け止めと、あと今回、市長からイベントなど機運醸成に向けた取り組みの紹介がありましたが、現状で全国的に見た盛り上がりですとか機運醸成の課題がありましたら教えてください。

松井:まず1000日前は、これ、もう万博を盛り上げる1つの吉所であり、いい機会ですから、刻一刻カウントダウンが進んでることを実感しています。
これはあらためて気を引き締めて開催の準備に全力を尽くしていきたいと思います。
昨年のアンケートの結果を見ましても、大阪で万博を開催することは、多くの市民の皆さんには知っていただいています。
しかし全国的にはこれからといったところでありまして、今回、博覧会協会が東京でもイベントを行い、全国へ発信をするとともに、各地の自治体の協力を受け、機運を盛り上げていきたいと思います。
今後とも博覧会協会と連携をしながら、全国的な機運醸成に取り組んでまいります。

司会:次の質問をお受けします。
関西テレビさん。

大阪パビリオン、協賛金はどの程度集まっているのか

関西テレビ放送:関西テレビの松浦です。
この「大阪ヘルスケアパビリオン」についてなんですけども、官民で160億っていう目標を掲げられてたと思うんですけども、今現状でその協賛の部分はどのぐらい集まってるんですか。

松井:これ、1対1っていう形で160億っていうことを目標に掲げてましたんで、民間の1対1の部分は半分ってことですよね、160億の。
それを超えてます、半分をね。
だからこれはありがたい話で。
これから展示の内容等々も含めて充実させていって、世界中の皆さんがこの大阪館に入場していただいて、まさに健康のための具体的なそういう、行動っていうかね。
そういうものが、健康に向けてスタートできるような、それを自分で感じれるような、そういうものをつくり上げたいと思ってます。
まだ今、現物も含めて、やっぱり大阪で参加したいというのが、非常にオファー来てますんでね。
かといって、その分じゃあ行政が負担する分を減らすんじゃなくて、これはやっぱり未来へ向けた万博ですから、大阪館はレガシーとしてこれからも現地で存続しながら命に関する役割を果たしていくというところあるんで、そういう形で。
もちろん経費はしっかりと検証して、無駄なお金は使わないようにしながら未来に向けて持続できるような形をつくっていきたいと思います。

関西テレビ放送:面積が限られているので、どの企業からどのぐらい協賛を集められるかっていうのはたぶんアッパーがあると思うんですけど、民のほうで80億っていう目標をもう達成したということなんですけど、どのぐらいまでだったら協賛を受け入れられるんですか。

松井:これ、またその部分をしっかりと基金として積み上げて、将来、これ、ずっとレガシーでこの館が、大阪館はレガシーとして残っていくわけだから、その形でその原資は活用できればいいなと思います。
だから1対1という約束なんで基本160億です。
でもそれ以上に集まった部分については、これはもう大阪の健康のためのそういう基金として積み上げて、未来に向けてさまざまな活用方法を考えればいいんじゃないかなと思います。

万博のコストについて関経連会長と話したか

関西テレビ放送:すいません、ちょっと追加で。
万博のコストについてなんですけども、前回まとめて資材を運輸したりとか、そういうコストの圧縮方法で、現状、今の価格から、価格というか値段、負担から増やす方向ではないとおっしゃってたんですけども、その辺り、あれから関経連の松本会長とか、その辺りって会話されましたか。

松井:いや、そのコストについては、1860億のそのコストっていうものは、これはもうしっかり守っていこうと。
で、博覧会協会も含めて、さまざまなコスト見直し、削減のための提案をしながら、その範囲でやるということで、それを目標に今、会場整備をやってるということです。

関西テレビ放送:ありがとうございます。

司会:次の質問をお受けします。
毎日放送さん。

万博に向けて市内の路上を全面禁煙にすることへの思いは

毎日放送:毎日放送の【トミナガ 00:17:35】と申します。
よろしくお願いします。
万博に関連してお伺いいたします。
以前、松井市長は万博、2025年4月に向けて、大阪市内の路上喫煙について全面禁煙にしていくという考えを表明されまして、今日の会議とかも含めまして、これから具体的な議論が進んでいくと思いますけども、あらためてこの25年万博に向けて全面禁止にする思いについて、市長の思いをお聞かせください。

松井:やっぱり健康というのが1つの大きなテーマですし、はっきり言って僕は愛煙家ですから、たばこ吸いますけども、受動喫煙等で他の吸わない人に健康被害を及ぼすこともありますから。
今、大阪では一部路上喫煙禁止ということで、もう過料も含めてやってるわけで。
じゃあもう全体に広げればいいんじゃないかと思ってます。
ただし、これは嗜好品として大きな税金も納めていただいてるわけですから、愛煙家の方々の納得できる形をつくるということで、地域にできるだけ、できるだけというか、受動喫煙にならない形で、愛煙家の方がたばこを楽しめる場所もしっかりつくっていこうと思ってます。

毎日放送:ありがとうございます。

司会:次の質問をお受けします。
読売新聞さん。

ネットでなんでも見られる時代にリアル展示することの意義は

読売新聞:すいません、読売新聞、【サン***00:19:11】と申します。
先ほど大阪パビリオンについては、市長も現物に触れて感じられるようにというのをおっしゃってたと思うんですけれど、万博全体に関して、市長もかねてから1970年万博で『月の石』とか、現物を実際見て、いろんな思い出というか、語られることもあると思うんですけれども、あらためて、当時とは今は違ってネットでなんでも見られる時代で、それに対してリアルで展示するものがあるっていうことの意義というか、その辺をちょっとあらためて教えていただけますか。

松井:ネットは見れるけど、そのときは触れた感覚もあるかもしれないけど、やっぱり、例えば大阪パビリオンでいくと、パビリオンを訪れてくれた人の健康状態がはっきり分かると。
これは、ネットではそこまで、軽い診断というんですか、そういうことはちょっと厳しいと思うんでね。
だからネットで興味を持ってもらってリアルに体験をしたいと思ってもらえるような、そういう万博であれば。
ただし、やっぱりキャパもありますから、1970年の大阪万博ほど人が来ると、これはもう、また会場の中に入れないということになりますんでね。
その足らざるをまたネットで補ってもらうというかね。
そういう形になれば一番いいんじゃないかなと思います。

司会:次の質問をお受けします。
朝日放送テレビさん。

大阪パビリオンはレガシーとして残すのか

朝日放送テレビ:ABCの尾崎です。
万博の関連なんですけども、かつて確か松井市長は、万博のハードなレガシーというのは、今回はあえて残さないと。
つまり『太陽の塔』的なものをずっと残すということはあんまり考えてないとおっしゃってたと思うんですけども、今回の大阪パビリオンというのは、実質そういう、ずっと建物として残すレガシーになっていくという理解でいいんでしょうか。

松井:うん?

朝日放送テレビ:つまり。

松井:仮設じゃなく、ちょっと本設にしたいとは思ってるけども。
レガシーと呼べるかどうかっていうのは、僕がずっと言ってたレガシーいうのは健康であり続けること。
参加してくれた人が健康であり続けて、人生を最後まで自立して過ごしてもらうのがレガシーになると思ってますけども、せっかくの施設ですから、その後の活用はしたいと思っております。
何に活用していくかっていうのは、まだ発表はできませんけども。

朝日放送テレビ:では万博会場の中で、期間が終わったあとも大阪パビリオンに関してはずっとそのものを残して、ある意味、健康のための施設として、おそらくは使われていくという理解でいいんでしょうかね。

松井:うん。
これまでもそういう方向性は言ってたけど、それがハードのレガシーと呼べるかどうかは別ですよ。
活用はしていきたいと思ってます。

朝日放送テレビ:分かりました。
ありがとうございます。

司会:読売新聞さん。

何に活用するかの構想はすでにあるのか

読売新聞:読売新聞、【サン***00:22:37】です。
すいません、今の関連なんですけれども、市長、今、何に活用していくかは、まだ発表はできないというふうにおっしゃったと思うんですけど、一応、構想みたいなものはもうすでにお持ちだということなんでしょうか。

松井:今、構想はあるし、いろんな内部の協議はしてます。

読売新聞:じゃあ時期が来たら発表するということにはなるとは思うんですけども、それは、時期は、めどとかはあるんでしょうか。

松井:時期のめど?

読売新聞:はい。

松井:今、中で意見が集約されてくれば発表はします。

読売新聞:ありがとうございます。

司会:次の質問をお受けします。
毎日新聞さん。

現時点で行動制限は必要と考えているのか

毎日新聞:毎日新聞の松本です。
市長、先ほどコロナに関するお話がありましたけれども、ちょっとあらためてになるんですけれども、現時点で飲食店の時短とか、何か行動制限について必要かどうか、市長は今のところどう考えていらっしゃいますでしょうか。

松井:これもう何度も言ってますけども、今コロナ対策の司令塔は吉村知事ですから、吉村知事が決められたことに、われわれ、それを従っていきますし、われわれが基礎自治体として現場でやらなければならないことを実行するっていうのが大きな方針ですけども、行動制限がどこまでコロナの感染拡大に対して効果があったのかっていう検証が、ちょっとよく分からないところもありますし。
だから個人としては飲食店を狙い撃ちするような話ではないんじゃないかなと思ってます。
今の症状の状況を見てますと軽症が一番多いわけで。
それから重症化率が非常に低いですから。
で、もう重症化される方っていうのは、簡単に言うとやっぱり高齢者。
特に70歳【****00:24:44】ますんでね。
そちらが感染しないような対策。
で、60歳以上は4回目のワクチンを、接種が今始まってきてますんで、その中で飲食店等に狙い撃ちで行動制限をする必要があるのかなというふうには思います。

司会:次の質問をお受けします。
ほかにございますでしょうか。
それでは終了いたします。
ありがとうございました。

毎日新聞:それでは政務の質問に移ります。
毎日新聞の松本です。
今回の参院選で維新の会の比例の結果が野党第1党ということになりました。獲得議席自体は立憲には及ばないという中で、比例で野党第1党になった意義っていうところは、どういうところにありますでしょうか。

可能性は十分示したのかなと思う

松井:国会っていうのは、与党対野党第1党が国会の日程等々で協議をしながら運営のスケジュール等々が決まっていくわけですよね。
だからやっぱり、議席数ではまだまだ、非改選の部分もありますから、野党第1党ではありませんけども、その可能性は十分示したのかなと思ってます。
それは政党に対しての期待票ですからね、比例票というのは。
それはわれわれが言ってきた、いわゆる政策に対しても賛同いただいてるというふうに考えてますんで、維新の政策で。
そこで、まだまだ与党には遠く及びませんけど、遠く及ばないけど、その半分程度しか、半分弱しか取れてないわけでね。
でもやっぱり与党に対峙するまともな、そういう政策と、期待できる政党としては、これは全国では維新の会という政党に対して、野党で第1党という票をいただけたからスタートラインには立てたかなと思います。
だから、あとは立憲さんもそれをちょっと受け止めてもらってね。
非改選もあるから議席では負けてるけどね。
自分たちがもう野党第1党なんだっていうことで、野党の代表のような、胸を張った形での国会運営っていうのは、たいがいわれわれ排除されてきたんでね、国会で。
それはちょっと考え方を改めてもらいたいなと思いますね。

毎日新聞:各社さんありましたら挙手をお願いします。

有名人候補が多数当選。有権者の期待に沿っているか

朝日新聞:すいません、朝日新聞の寺沢です。
比例に関連してなんですけれども、今回、比例の得票数で9割近くが個人名ではなくて政党名で投票されているという結果になっておりまして、ただ、一方で今回当選された方々の多くが、いわゆる元タレントさんであったりとかスポーツ選手であったり、有名人の方が多くてですね。
これ、政党名で投票されてる方は、おそらくこれまでの維新の会としての実績といいますか、これまでやってきたことを評価していて、そこに期待して投票されているのではないかなと推察するんですけれども、ただ一方で、地方議員の方たち、これまで維新で活動されてきた地方議員の方たちが落選して著名人の方たちが当選してるというのは、これは維新に投票した有権者の期待に沿う形になっているのかどうかっていうのは、代表としてどうお考えでしょうか。

松井:いや、知名度のある方が当選されましたけど、その方々も維新の政策、われわれの政策に全面的に賛同されてチームの一員となっておられるわけですから、誰が当選者となろうと維新の政策を実行するに当たってはなんら、地方議員出身であろうと、そこはまったく、なんて言うのかな、関係のないところだと思います。
この参議院の選挙で、特に全国比例で名前書いていただくというのは、もう至難の業ですよ。
それで他党の場合はやっぱりそれぞれが所属団体、組織票というのがありますから、そこはやっぱり組織で、何度かこの全国比例の選挙というのは経験されてるので名前を書くというのも、もう慣れられてるところもあるけども、維新の会の全国比例というのはなかなか、組織の、固定のどこかの支援団体が1人1人候補者出してるわけではありませんから、やはりなかなか知名度がないと、いくら選挙で2枚目の投票用紙には個人名といっても浸透しませんよね。
だからそういうもんだということも覚悟して、われわれの地方議会の仲間もみんな立候補してますから。
それはまさに、1人1人が一生懸命やったけども、これはやっぱり伝える力が弱かったということなんでしょう。

朝日新聞:ありがとうございます。

目標の比例野党第1党に。どういう戦略を立てたのか

共同通信:すいません、共同通信の廣山です。
比例の関連なんですけども、公示前から代表、比例野党第1党を目標に掲げられて、実際にそれが達成したわけなんですけど、目標達成に向けた戦略っていうのが、どういうものがあったのか教えていただきたいのと、今回、結果を分析されて、それがどの程度はまったのかというのを教えてください。

松井:戦略っていうか、何度も言うように選挙で孫の手はないんで、もうできるだけ多くの、維新の執行部、僕も含めてね。
できるだけ多くの選挙区で、多くのエリアで、これまでのわれわれの政策と、その政策を実施してきた大阪の結果を伝えていくと。
これで僕はずっと言ってたけども、日本の構造改革、日本が未来永劫、やっぱり安全で安心して暮らせる国となるためには、昭和の時代の形では駄目だよと。
やっぱりそれは構造改革が必要ということが、ある程度受け入れていただけたのかなとは思っています。
僕が自信持って言えるのは、われわれの政策が一番具体的にいろんなことを説明できてると思います、他の野党と比べて。
与党はやっぱり行政権持ってるから、これやる、あれやるということを具体的に言えるけど、野党、行政権ない中で、結果、実績というものが野党にはないわけですよ、行政権持ってないから。
でもわれわれは野党でありながら、大阪において行政権というものが、われわれが行政を動かしてるという実績があるから、そこがやっぱり評価されてるのかなと思いますね。

共同通信:今回の参院選の比例代表の都道府県別の得票率を、この前の衆院選のものと比べると、大半の自治体で得票率アップしてる一方で、維新の拠点の大阪や兵庫で3ポイントから4ポイント下落してるようなデータもあるんですが、それに対する受け止めを教えてください。

松井:いや、3ポイント、4ポイント得票率が落ちたというけども、衆議院のときとはちょっと違いますからね、選挙そのものが。
政権選択選挙と。
それから衆議院のとき以上に、すごく立候補者も多かったし。
だって大阪なんか4人が当選する選挙で、何人出てたんかな。
ちょっと分からんけども。
僕はもう数分からないぐらい候補者出てるわけですよ。
だからやっぱりなかなか衆議院とイコールにはならないと思ってますけど。
他のエリアは増えたじゃないかっていうけど、それはそもそも衆議院のとき、発射台低いんでね。
だから今回はそれなりに候補者を擁立することもできましたから、それは、多少は増やしていただけたと思っています、他のエリアで。

京都と東京での敗因は

関西テレビ放送:関西テレビの松浦です。
比例では野党第1党ということになったと思うんですけれども、小選挙区でいくと神奈川と大阪、兵庫、接戦にはなりましたけども、京都と東京という、代表もかなり力を入れられてた地区だと思うんですけども、大阪での実績をアピールして有権者に問い掛けてたと思うんですけども、今回それが取れなかった敗因というのはどのように分析されてますか。

松井:僕の力不足でしょうね。
それに尽きると思ってます。

関西テレビ放送:なかなか、大阪の政党というたぶんイメージも全国の方が持たれてるかもしれないんですけども、その辺のブランディングというか、これから発信の仕方でこう変えようかなと思われてるところっていうのはありますか。

松井:いや、それは次の執行部が考えればいいけど。
大阪での行政での実績が評価されてる部分もありますからね。
それはそれとして、やっぱり他のエリアの有権者の皆さんの判断の基準としては大きい部分があるんじゃないかなと僕は思いますけどもね。
だからそれ、たらればの話になるけど、じゃあそれを消して違うエリアで立憲さんのように、自民党の考え方とはわれわれ違いますよと、外交・安全保障も、なんかすごく抽象的な天下国家語って有権者の皆さんに共感得れるかなと。
そこは、今回負けたけど、維新は具体的にいろんなことを提案してやってきたんですよということが期待値につながると僕は思いますけどね。
だからそれをやらなかって、なんか天下国家の大きな抽象的な政策掲げることと、住民の皆さんの近いところで行政を動かしながら、まさに身近な問題点を解決してきましたよという、それと、どちらかというより両方をうまくミックスさせる形で有権者に伝えていくべきだというふうには思いますけど。

基礎体力を付けていくべき

当面、国政選挙ないんでね。
それは次、執行部でいろいろ協議すればいいんじゃないの。
でも選挙っていうのは結果出るわけですから。
その結果の都度に今よりは少しでも力を付けれる、ましな政党としてね。
やっぱり、なんて言うかな、基礎体力を付けていくべきだと思いますね。
だからずっと勝ち続けるっていうのは、これはもうあり得ないわけですから。
与党になっても、議席は増えることもあるけど減ることもあって。
最低、与党で過半数が政権を取る目的ですけどね。
だからそんな中で議席を減らしたときに、また何が悪かったのかしっかり反省しながら対応策を考えていくべきだと思います。
でも議席は増えてるわけなんで、増えた戦い方を全面否定する必要はないと思います。

関西テレビ放送:すいません、加えてなんですけど、先ほど体力とか、この前も足腰っていう言葉をよく使われてたと思うんですけども、次の衆院選に向けての、たぶん統一地方選というのはすごい意味があるとは思うんですけれども、全国での目標とか、どのぐらい議員を増やしたいとかっていうのは今、代表の中にありますか。

松井:来年に向けての戦略は、僕はもう代表を辞めるわけだから、次の代表の下、執行部で戦略を立てていくべきだと思うけども。
今回の選挙で、どのエリアでどんだけの比例票が出たかが分かるわけだから。
で、来年の、1年ももうないわけでね、次の選挙まで。
よほど維新の会の今の現職の議員、これは大阪維新のメンバーも含めて。
よほど、なんて言うかな、有権者から嫌われるというか、否定されるようなことがなければ、維新の期待値が急激に下がるというのはあまり、ちょっとないんじゃないの、ちゃんと真面目にやってれば。
だから今回の選挙結果を、全国で比例票あるわけだから、それを見ながら、やっぱりどこのエリアで、そういう地方議員を増やせる可能性というものを見いだして人材を確保するべきやと思います、選挙にチャレンジしてくれる。

関西テレビ放送:ありがとうございます。

日本維新が全国政党目指すなら、大阪維新から切り離すべきか

時事通信:時事通信、岸本です。
ちょっと関連してなんですけど、全国政党化の話で、おととい橋下徹さんがMBSさんの番組で、大阪維新と日本維新の国会議員団は分けたほうがすっきりするっておっしゃってて。
日本維新が全国政党化を目指すのであれば、もともと国政に進出しようとしたのは大阪都構想を実現するためだったので、もう大阪維新とは切り離して自立してやったほうがいいと。
大阪維新は大阪維新で、また国政進出したいんであれば独自の候補を立てて、もしかしたら政治闘争になるかもしれないけどっていうことをおっしゃってたんですが。
この考え方は代表、いかがお考えですか。

松井:橋下さん、一民間人のコメンテーターですから何をおっしゃるのも自由だけども。
この橋下さん引退後の7年間の間にやっぱり、例えば万博、それからG20、それからコロナ対策でのカクテル療法を広めるとか。
これは僕と安倍総理、菅官房長官とのやりとりっていうのもあるけどね。
でもそれは、そういう人間関係だけでそれが実現したというよりも、やっぱり国政維新の会のメンバーが、ある種いろんな形で自民党、与党の議員と折衝もしながらね。
与党の議員って大阪の議員だけじゃないんで。
力の持ってる議員は大阪の人じゃなくて、大阪以外のエリアで、例えば大臣だとか、それから大臣経験者だとか国会対策の幹部だとか。
そういうところで上手に折衝しながらね。
中央政府、総理、官房長官と僕はやりとりしてるけども、やっぱりそこからのトップダウンだけでは、役所組織ですから、向こうも。
それはやっぱりなかなか動かない部分もあります。
財源の予算も関連してきますから。

代表選は8月中にすべきか

だからこの間、大阪のさまざまな取り組み、プラスになる取り組みについても、これは目立たないけど、維新の国会議員団は、なんて言うかな、維新の国会議員団は下働きですごく活動してくれてますのでね。
だからその辺は橋下さんに見えないところだから。
でも私人でコメンテーターだったら、そういうのはいいと思います。
何を言われてもいいと思いますけども。
僕は、そういうこともある中で、なんて言うかな、政党っちゅうのは掲げた政策を実現するための道具なんで。
その道具の中で部品がばらばらになる必要はないと思ってます。

時事通信:すいません、代表選についてなんですけど、先日、代表を辞任される考えを表明されまして、あした早速、常任役員会ありますが、藤田幹事長も昨日、7月中に代表の辞任を認めて、8月中にはやりたいっていうことをおっしゃってましたが、代表もそういうお考え?

松井:もう早いほうがいいんじゃないの、決まっとるわけだから。

時事通信:早速あした、じゃあ辞任届みたいなのを出される?

松井:うん。
あしたそれ、辞任を認めてもらうと。
だから認めてもらって、次の代表が決まるまで代表を務めると。
代表不在というのも変な話やから。
そういうことになるんじゃないの。

時事通信:もう1点、最後にすいません。
大阪市長選についてなんですけれども、代表、かねがね公開討論会みたいなのをされて維新内で予備選をやっていくっていう、おっしゃっていたんですが、そのスケジュール感といいますか、新しい代表選が終わったあとに、そういう予備選を行っていくお考えでしょうか。

松井:いや、だからこれは今の日本維新の会の代表も後継指名しませんし、市長の後継指名もしませんので。
ただ、市長の後継、次のわれわれのチャレンジする候補予定者については、これは大阪維新の会で決めればいいと思います。
だから予備選をやるにしても、そのルールを含めて吉村代表、横山幹事長のところで、執行部でしっかり公平なルール作って、来年の4月、チャレンジする人を選んでもらいたいと思います。
でも今、別に選ぶ必要はないんでね。
年内ぐらいに決まればいいんじゃないの。

予備選をしたほうがいいという考えに変わりないか

時事通信:予備選をやったほうがいいっていうお考えは変わりないですか。

松井:でなかったら、どうやって決めるの。
僕が後継指名とかしないで。
吉村さんがトップダウンで決めるっていうこと?

時事通信:いや、公開討論会みたいなのをされて、維新がいって候補者を競わせるっていうお考えに変わりはないですか。

松井:うん、変わりありません。
それは、決定はもう大阪維新の執行部で決めればいいけど、それが一番、なんて言うかな、維新の中も納得して戦えるんじゃないの。

複数の党員が出馬した方がいいと考えているのか

共同通信:すいません、共同通信の廣山です。
確認なんですけども、あした開かれるのは常任役員会だと思うんですけど、臨時党大会で辞任を承認するわけではなく、あした辞任が認められるってことなんですか。
あしたの役員会で辞任が認められるってことなんでしょうか。

松井:辞任やから、党員にみんな了承もらうわけ、辞任するかせえへんかを、党員の皆さんに了解を取る必要はないでしょう、辞任なんだから。

共同通信:党規約では、党大会で承認を得るっていうような記載があったように思いますが。

松井:党大会ってなってた?
党執行部会じゃなかったかな。
どちらにしても、そのルールどおりにやります。

共同通信:すいません、代表選の件なんですけども、無投票の可能性も出てくるのかなとは思うんですが、代表ご自身としては、複数の方が出馬された上で、どちらか信任が得られたほうが次の代表としてはいいのかなとか、そういうお考えはありますか。

松井:結果はどういう、なんて言うかな、何人立候補されるかどうかっていうのは、これはやってみないと分かりませんけどね。
でも僕が名前も知らない、わが党は地方議員でも、われこそはということは。
ただ、立候補するに当たっては、推薦は要りますけどね、党員の皆さんの。
でもそれも国会議員だけじゃないから。
地方議員の推薦でもいけるわけだから。
そういう人が出てきてもらいたいと思うね。
ただし皆さんが期待するような、なんか全然懸け離れた政策は出てきませんよ。
当たり前ですけど。
党内の選挙なんだから。
だから党内の選挙で代表を決めるときに、例えばもう丸々、立憲さんの政策じゃないなんていう人は出てきませんけどね。
そんなん、そういう政策を掲げてる時点で、もう維新の会のメンバーとしてはおかしいわけだから。
われわれは、もう基本政策はみんな一致した上でチームつくってるわけだからね。
だからそんなに、なんて言うかな、まったく、普通の国政選挙や地方選挙のように政策的に幅があり過ぎることはないけどね。
ただ、党内の、これからどういう形をつくっていきたいっていうのは、言い方あるよね。
さっき関テレさんが言ってたように、大阪色を消して天下国家を語っていくっていう人が出てきてもいいけど。
それは、あとはその形の中で党員の皆さんが判断すればいいんじゃない。

共同通信:すいません、最後なんですけども。
代表、引退されたあとの話だと思うんですけど、都構想に代わる維新の新しい旗印、これは何が求められるのかなっていうのはお考えございますか。

副首都として全国に認知されるのが公約

松井:都構想に代わる新しい旗印っていうのは、われわれは、二重行政解消は今できてるわけだから、この大阪で。
だからこの二重行政を解消して副首都・大阪を目指すというのが、これを継続するかどうかなんじゃないの、例えば次の大阪での地方選挙は。
大阪維新の会はね。
今、副首都化っていうことで、東京のバックアップ機能を持ちながら東京と切磋琢磨できる2つの、多極分散の大都市を目指していくと。
これは、今はできているわけだけど。
だからこの形を継続していくと。
だからしっかりそれで、副首都として全国にそれを認知される。
それが維新の会の公約ですよ。
また、あと細かいことはいっぱいあると思うよ。
だから今、大阪市でいくと給食はもう無償化になってるけどね。
あとはやっぱり塾代助成とか。
これも来年には少し拡充していくけども。
やっぱり所得制限等々でちょっと不公平感ある部分もあるし。
それはもう大阪市が良くなって財源が確保できれば、次の市長の仕事だと思います。

普通の政党になっていくのは好ましいことか

朝日放送テレビ:ABCの【木原 00:51:52】です。
国政政党の日本維新の会の最大の特徴は、ずっと大阪の首長が代表をしていたことだと思いますが、松井さんがお辞めになって吉村さんも出ないとなると、これは失われることになると思います。
国会議員が代表するってことで普通の政党になっていくのかなと思いますが、これは維新にとって好ましいことなんでしょうか。

松井:好ましいとか好ましくないというよりも、維新の会の組織としては、国会議員であろうと地方議員であろうと首長であろうと、代表だけども、上意下達で全部押さえて、ものを決めてるわけじゃないんで。
執行役員会で、それぞれのやっぱり役割に応じた仕事をしようねというのがアイデンティティーの部分ですから。
国会議員が代表になっても、地方議員が執行部に入るということは、これはもうルールで決まってるわけですから。
ポジションとしてはそんなに、誰が代表であろうと、維新の会の政党の形とか政党の理念とかアイデンティティーが失われるということにはならないと思うし。
それが、国会議員が代表になって自民党や立憲民主のようにもう上からの、ピラミッド型の政党的に振る舞っていけば、それこそさっきの橋下さんの話じゃないけど、地方議員はそんな、それこそ、そもそも維新の結党の精神からずれとるっていうことで、中で戦争すればいいんじゃない?
そういうふうになるよ、たぶん。
そうなればね。
上からそうなったら。
そのときはもう僕は全然そこにいないけども。
ああ、また維新の会もめとるなっていうことで、じっと観察させてもらおうと思います。

朝日放送テレビ:代表選に馬場共同代表が出ないとは断言しないという言い方をされてますが、松井さん、後継指名はしないけれども、若い人に引き継ぎたいとおっしゃってますが、馬場さん、創業メンバーでもありますが、その条件には合致するんでしょうか。

松井:それは、合致するかどうかって、それは今言えないじゃない。
ただ、僕が代表で、馬場共同代表を務めてもらったという、それは事実です。

朝日放送テレビ:馬場さんがなることに反対ではないということでよろしいですか。

松井:だから誰をということもないし、誰だから駄目ということも言いません。

代表辞任後、党内でどういった役職に就くのか

朝日新聞:すいません、朝日新聞の寺沢です。
代表を辞任されたあとに、党内でどういった役職に就かれるのかとか、そういったところ、もしお考えがあればお聞かせください。

松井:無役。

朝日新聞:無役で。

松井:うん。
ここで党を辞めるいうのもなんか変やしね。
無所属っていうのも変やから、もう無役です。

朝日新聞:そうすると、じゃあもう幹部でもなくなるという理解?

松井:うん。
今、もう大阪維新の会の幹部ではありませんから。
大阪維新の会の代表を辞めて、大阪維新の会の執行役員会に出席してませんから。
ただ、今、大阪維新の会は、府内の首長は、例えば門真の宮本市長とか、八尾の大松市長とか、維新公認の市長はみんな顧問になってます。
でも役員会での出席をする立場にはありません。
だからもう大阪維新の会の代表を辞めて1年以上になるよね。
2020年の暮れに辞めてるから。
もう大阪維新の会の役員会出てない。
そういう感じじゃないの。

朝日新聞:分かりました。
ありがとうございます。

参院で予算関連法案の単独提出が可能に。何か展望があれば

読売新聞:すいません。
読売新聞、【サ****00:56:18】です。
すいません、ちょっと参院選の話に戻ってしまうんですけれども、今回、非改選を合わせて、維新、参院で21議席になったと思うので、予算関連法案、単独提出できるようになったと思うんですけど、これ、今後いろいろ対応できることの幅も広がると思うんですが、何か展望があれば教えていただけますか。

松井:まず衆議院で予算関連法案も出せるようになってるのでね。
今までそれ出しても、参議院では出せなかったっていうのがあるから、これセットで、衆参でそれを出せるっていうのは、ちょっと与党に対して、今までよりは少し影響力を持てるのかなとは思っております。
もうだからまずはこの選挙前に出した文通費のルール見直し法案。
これはもう参議院でも出します。
当たり前のことです。

読売新聞:じゃあ、すいません、今おっしゃった文通費の関係は、もう秋の臨時国会が始まったら、すぐに検討していくっていうことでよろしい?

松井:もう検討って出しますよ。
衆議院で出してるんだから。

読売新聞:ありがとうございます。
あと、すいません、代表選の話にちょっと戻るんですけれども。
すいません、ちょっとこれあらためてになってしまうんですが、この前の記者会見でも代表がおっしゃってた、新しい執行部には納税者目線で政策考えていってほしいということもおっしゃってたとおもうんですけれど、あらためてどういうふうな党運営を望まれるか、ちょっと教えていただけますか。

松井:党運営っていうか、維新の会が、誰が代表になろうと、やっぱり結党のときの信念と理念と、それからやっぱりそのときに公約、政治家の身分にこだわらずに納税者目線で税金の使い方を決めていこうというのが、これはもうアイデンティティーとしてあるわけだから、それは守ってよと。
個別の政策はそのときそのときに、いろいろありますよ。
われわれも2012年のときは原発フェードアウトって言いながら、今回は安全な原発動かしていこうよっていう話してるんだから。
それは10年間、原発の安全対策をやってきて規制庁が安全だと判断してる部分については動かしていこうよと。
状況変わってるわけですからね。
で、化石燃料の価格もこれだけ上がってきたわけだから、当時と比べて。
だからそれはその時代に合った、現状に合った形の政策の改善というか、変更は、これはあるでしょうけど、でも、なんて言うかな、政治家として政策実現のための理念とか、それから1人1人の政治家の心得とか、そんなのは変わるわけがないんでね。
そこは守ってよと思ってます。

毎日新聞:ほかにありますでしょうか。

松井:もうないみたいね。
あ、あんのか。

新しい代表には若返りを求めるのか

読売テレビ:すいません、ytvの【オガミ 00:59:37】です。
代表選の話ですけれども、代表、この間リーガロイヤルの会見で、組織の若返り、若返りというのを繰り返しおっしゃられてました。
その中でやっぱりいわゆる3期のメンバーなどへの期待感もあるのかなというふうに感じたんですけども、要は新しい代表にはやっぱり若返りを求めるのか、それとも岸田政権と対峙できるような重鎮を求めるかというのは、どういうふうな。

松井:いや、だからさっきも言うように、もう僕が誰、どういう人っていうよりも、実際、組織はだいぶ若返ってきてるんですけどね、衆議院のあと。
衆議院の前は僕が代表で片山共同代表だったし、今、共同代表、馬場共同代表。
もうここだけでもだいたい25歳ぐらい若返ってるわけで。
執行部も幹事長、政調会長、総務会長は、三役はがらっと若返っていますよ。
浅田政調会長が音喜多政調会長に代わってるわけだから。
年齢差33歳ぐらいなんじゃないの。
だから年齢っていうか、次の世代として、創業をやってきた僕じゃなくて、そういう世代の中で、そういう人たちが執行部の中で大活躍できるような執行部体制をやってもらいたいと思います。

安倍元総理の告別式でお別れの言葉を送ったのか

読売テレビ:すいません、全然別件なんですけども、きのう安倍元総理の告別式が開かれましたが、代表として何かお悔やみですとか、お別れの何かお言葉等を送られたりとかしたんでしょうか。

松井:うん。
出席させていただいて。
本当につらかったですね。
もう弔辞を読まれる麻生御大を見ているのもつらかったし、お礼を言われる昭恵さんも、昭恵夫人を見ているのもつらかったですね。
僕は、ごく、なんて言うかな、会場の都合もあって当初は参加できないなと思ってたけども、参加して構わないということで言っていただいたので、きのう葬儀に参列をさせていただきました。
本当に、石原御大お亡くなりになって、それもさみしかったけど、短期間でも代表と幹事長としてやらせていただいて、さみしかったけどね。
やっぱり石原御大のときはこっちも覚悟してるじゃない、もう。
ある程度の年齢もあるわけで。
いつまでもお元気でいてほしいと思ってるけどね。
でもやっぱり安倍総理は本当にもう想像してなかったし、その亡くなり方があまりにもひどい形だったのでね。
本当に、なんて言うかな、周りの方もみんな一緒ですけど、本当に心がもう沈みました。
ただ、これ何度も言うけども、やっぱりまずは自民党が安倍総理の弔い合戦的選挙をやって安倍総理の遺志を引き継ぐと、あれだけ全員の【コ*****01:03:46】だからね。
その公約をしっかり守る、守ってもらうために、われわれ野党の役割をしていかなあかんなということは、あらためて誓わなければならないというふうには思いました。
また、周辺には大勢の方が献花に訪れられてて、本当にネットで散々ぐちゃぐちゃ言う人はいるけど、国民の多くに信頼され、愛された総理じゃないかなと思います。

毎日新聞:それでは、ほかになければこれで終わりますが、よろしいでしょうか。
はい。
それでは以上です。
ありがとうございました。


(完)