年表で見る台湾茶史

台湾は気候が温暖で、湿潤で雨量が平均しているため、昔から茶が生産されていました。淡水庁志によると、「猫螺内山がチャノキがあり、性質は極寒で、蕃人は飲みません(貓螺內山產茶,性極寒,蕃不敢飲。)」とあるが、この野生茶樹は今日我々が飲む包種茶や烏龍茶とは関係がありません。台湾茶の歴史は、福建省の住民が台湾に移住してきたことにその起源があります。しかし、各種の文献にはいつ起源があるか明確に記載されていないので明確にいつから茶業が始まったのかは現代に伝わっていません。
初期の台湾の主な輸出品は茶葉、樟脳、蔗糖が主で、当時、台湾の三宝と呼ばれ、茶葉は民間産業の発展と国際社会の地位の発現を牽引しました。
特に南港地区の茶業の早期の発展は、台湾全体の茶業の発展に対し関わりが深いです。この部分の資料をもとにより多くの人に台湾の茶業の歴史と文化の形成を理解してもらい、台湾の伝統文化への理解が深まればと考えます。
参考資料
一、日據台灣總督府昭和七年(民國21年)之台灣民俗調查
二、台灣茶樹栽培法—台灣總督府殖產局(昭和十二年)
三、昭和八年(民國22年)台灣總督府茶檢查所第十一年報
四、林馥泉所著--烏龍 茶及包種茶製造學
五、台灣百年來茶葉生態變化,田調及老一輩茶農口述整理而成

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