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アイドルと自己肯定感①

私は元々自分の見た目に対して、執着がそれほど強いタイプではなかった。

高校の頃、友達が色付きリップがどうのこうのという話をしていても、ほとんど興味がなく、そのような話題についていけなかった。
また、同級生の女の子がスカートの丈を短くしている中、高校3年間私はずっと膝の丁度上くらいの丈で通していた。

今思えば、その頃の私服は超がつくほどダサかったが…苦笑(今も特別ファッションセンスがあるわけでもないのだが…)

容姿に対して無頓着だった私であったが、くれびちを推すようになってからはいつの間にか、顔に対するこだわりが強くなっていた。

一度はサイン会に行ってみたいと思っていたため、可愛い可愛いくれびちに会うためにはバリ化粧して、可愛い服を着て、髪の毛も美容院で整えてもらわないと!と思っていた。
このままの顔面をくれびちに晒すことはできない…泣泣と思っていた。
(全くもってサイン会に行く予定などなかったのだが…)

私の顔はウォンジンの3倍くらいでかいし、目はヨンテの3分の1くらいしかないし、女である私よりもヒョンジュンやソンミンの方が100倍可愛い…何てこった…などと、本気で思っていた。

くれびちを追い始めて1年が過ぎた頃、顔に対する執着が、自分が気が付かない間に大きなっていたのである。

ちょうどその頃、それまではヨントンしかしていなかったCRAVITYが初の対面サイン会を行った。
マスターさん達が撮ったCRAVITYの写真がTwitterのタイムラインに絶え間なく流れていた。

ヒョンジュンめちゃくちゃ可愛い♡
このソンミンやばっ!
ウォンジン何でこんなに可愛いの?… 泣泣
くれびち可愛すぎる……泣泣

と思う一方で

それに比べて私は…こんな顔面じゃくれびちに会えない…などと勝手に自己肯定感が下がっていた。

顔面に対する執着だけでなく、自分の人生に対してもネガティブに捉えていた。

CRAVITYはデビュー1年目で新人賞や数々の輝かしい賞を取っていた。

くれびちおめでとう~!!泣泣

と思う一方で

彼らはこんなに賞を取っているのに、私は何をやっているんだ…いつまでもオタ活をしている場合ではない…
若いのに自分の好きなこと見つけて羨ましいなぁ…

という風に、彼らと自分の人生を比較して落ち込んでいた。

それまでは、何かと人と比べ、落ち込んでしまう自己肯定感の自の字もなかった私であったが、それを変える大きなきっかけとなった出来事があった。

そう、アトピーの急激な悪化である。
「アイドル中毒」の記事でも書いたが、1年前のちょうどこの頃、私はそれまで腕や脚の裏側にしか出ていなかったアトピーが、顔から首、上半身、脚に至るまで全身に広がっていた。

最初はアトピーだとは気づかず、この痒みは何だ?早く治したい 泣泣 と焦っていたが、解決方法も分からず、1人苦しんでいた。

ネットで情報を調べるうちに、これはアトピーか…こんな全身にまで広がることがあるのか…と、成人になってアトピーが急激に悪化する場合があると知り、この正体が分かり少しだけホッとした。

病気であれば病院に行くのが普通だと思うが、アトピーになる前は首の病気で悩まされており、色々な本を読んで得た知識や、母の病気の経験から私は病院嫌いになっていた。

そのため、学生の頃に通っていた皮膚科には行かず、病院ではない他の選択肢がないものかと悩んでいた。

そんな時、母がこの人のカウンセリング受けてみたら?と、アトピーを自力で治した方のTwitterを見せてくれた。
その方も全身にアトピーが出て悩んでいたが、色々な方法を試した結果、分子栄養学的アプローチと心理的なブロックをはずすことによって見事アトピーを寛解させたのであった。

ほう。自分で治したのか…この人なら信頼できるかも。そう思い、とにかくこの痒みをどうにかしたいと焦っていた私は、その方のカウンセリングを受けることになった。


続く。

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