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アイドル中毒⑤ ~くれび沼からの脱出~
オタ友がいればオタク特有の悩みなどを共有できるのだろうが、あいにく私にはロビティの友達がいない。
2年間現場がほとんどなかったというのもあるが、人見知りで自分から話しかけることが苦手な私にとって、Twitter上でも友達を作ることが苦手であった。(ほんの最近、私からガンガンに絡むようになったウォンジンペンの方がおり、その方とは一度お会いしたいと思っているのだが)
コンサートの時に、ファンサをもらいたい気持ちもあるが、推しの名前が書かれたボードとリメンボン(CRAVITYの公式ペンライト)を持って推しを応援する自分の姿を、もう1人の自分が遠目に見ている姿を想像すると何だかバからしくも思えてくる。(この文章を見て不快に思われる方がいたら申し訳ありませんm(_ _)m)
大阪でのファンコンに参加する前は、1度もウォンジンに直接会ったことがないし、話したこともないのに、私はなぜこんなにもウォンジンのことが好きなんだろう?私、頭おかしいのかな?とさえ思ったこともある。(今思えば、アイドルというのはそういう風にできている。のだと思う。)
ウォンジン今日もかっこいい!!え、何でこんなに可愛いの!?かっこいいと可愛いを備えた天才じゃん!?面白い上にファンの気持ちを分かってくれるめちゃめちゃ良い子 泣泣現実にこんな人いる? いや、絶対にいない!!ウォンジンくんしか勝たん!!!
と思う一方で、
いや、私なんでこんなウォンジンのこと好きなんだ?直接話したこと1度もないだろ?それに、人のこと応援するなら自分のこともっと大切にしろよ!?そのお金、自分に投資しろよ!?
と思うこともある。
純粋に好きな気持ち、彼を応援する気持ちがある一方で、人のことを応援する自分を客観的に見ると、馬鹿らしくも思えて来る。
冷静な自分とそうでない自分がいることに気がついたのである。
本当に悲しいことではあるが、某Kpop YouTuberが言うように、アイドルは所詮、ファンと共に作り上げる偶像エンターテインメントなのである。
公式から放たれるコンテンツを見たり、彼らのブイライブ(ライブ配信。インスタライブのようなもの。)を見たり、日々更新されるメンバーのSNSを見て、あたかもアイドルが友達のように、時には恋人のように感じられることがある。
ただ、勘違いしたらいけないのは、実際には彼らは友達でもないし、ましてや恋人でもなく、あくまでも"アイドル"。それ以上でもそれ以下でもないのである。(と、私は思っている。)
そう考えると妙に悲しくなる。仕方のないことだが、それが現実である。
"アイドル"と"ファン"という適切な距離感を、私は自分の中で保てない性分であったため、楽しいながらももがき苦しみ、彼らに依存していた。
セカオワを追っていた時からずっと、コンサートに行っては虚無を感じ、次の現場を求め、コンサートに行くために働き、ひとたびコンサートが終われば虚無を感じる。
私は一種の中毒症状に陥っていた。
これは、麻薬と同じだ……😱😱
悲しいことであるが、ふと、そう思った。
そうなると、これはどこかで断ち切らなければならない。でないと、いつまでも同じことを繰り返してしまう。
いつまでもこんなことをやってはいられない。そう思ったのである。
彼らのことを嫌いになったわけではない。むしろ、めちゃくちゃ好きである。
しかし、いくら好きでもお互いにとって良い影響を与えない恋人関係は断ち切らなければいけないのと同じように、辛いけど、好きだけど、悲しいけど、CRAVITYとウォンジンと、別れを告げなければいけない。
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とはいえ、お酒やタバコ、甘いもの、ギャンブルや麻薬のように、中毒症状を起こしやすいものから完全に断ち切るというのは、いかんせん、とても難しいものである。
私のように好きになったものは徹底的に掘り下げるというタイプの人間にとっては、それはいかに難しいことか…
この記事の一番始めにも書いた通り、ひとまず湯水のように推しにお金を注ぎこむのは辞めようと思う。
これまでずっとホーム画面やロック画面、スマホのキーボードに至るまで、CRAVITYやウォンジンの画像にしていたが、まずはそれをやめた。
スマホに元々入っている背景画像に設定し直した。また、ウォンジンのプメ(UNIVERSEというアプリの課金コンテンツ。推しからLINEのようにメッセージが送られてくる。ファンがそれに返信ができ、運が良ければ推しがそれに応えてくれる。)も解約した。
そうして、私はアイドルとの適切な距離感をを保とうと、努力を始めた。
これが上手くいくかどうかは分からないが、心の安定を保つためにも、将来の自分のためにも、少し頑張ってみようと思う。
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と、いいつも明日には彼らの沼にずるずると引きずり込まれているかもしれない。
アイドル中毒。それは、そう簡単には抜け出せない麻薬のようなものである。
終わり。
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P.S. 私がウォンジンに対してリアコなのは、彼が圧倒的リアコ顔だからではないだろうか。
姉は、ウォンジンはクラスにいたら圧倒的イケメンだねと言っていた。現実にいそうでいない、しかし、実際にいたら圧倒的イケメンなウォンジンであるからこそ、私はリアコになってしまったのだろう…(推しのせいにすな 苦笑)
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