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久しぶりの更新

久しぶりに、noteを更新してみよう。
今後は、少し日記的なコラムを書いていこうと思うので、まずは、久しぶりの更新ということで。


いま仕事場では、月に1回、新商品・新メニュー・新サービス開発のための、部署を横断した会議をしています。
うちの仕事場は、大きくわけて5つのセクション(部署)に分かれてるんですが、たとえば「たかたのごはん」が担当した月では、半年後のメニュー開発のために「夏をテーマにしたメニュー」をみんなで考えるという感じです。ターゲットは? 食材は? ストーリーは? というようなことを、たかたのごはんのスタッフだけでなく、他のセクションのスタッフも提案し合う。まぁ、要するに、企画出しのブレストです。

で、今月は、いつものように企画出しのブレストではなくて、「マーケティングについて実践的に学びたい」という要望をいただいたので、今日は、マーケティングのワークショップを開きました。

僕は、一応マーケティングのプロだったわけですが、「マーケティングの沼」にハマる悪い事例を山のようにみてきたので、あまり「マーケティング」をガチガチに教えるっていうのは、好みではありません。
なので、今日は、基礎概念や基本的な分析方法、アプローチについてサラっとおさらいした上で、かなり実践的なワークショップを、やってみました。

「気仙地方のジオに関する某コンテンツをモチーフにして、ゆるキャラを作る」というテーマ。
今日のワークショップで、一応、架空のゆるキャラを作り、一つの商品(参加者のアイデアの結果「出来上がったゆるキャラのクッキー」)を作り上げる想定まで、ザッとやってみました。
本当は、作った商品のモニタリングやアンケート取り、ブラッシュアップ、架空売上想定の検証、KPI・KGIの検証、プロジェクトの短期的総括やKSFまで繋げると、より実践的になるわけですが今日は流石にそこまでは無理で、また要望があれば、いずれそんな事もやれればと思います。

ただ、日常的に一緒にメニューや商品やサービスを作っている同士なので、マーケティングの手法やアプローチについて具体的に考えたり、次の仕事で活かす実践的なヒントがあったと思います。

マーケティング的なアプローチっていうのは、実はすごくいろんなところで実践できるんです。マーケティングって、実はもっと簡単だし、もっと応用できることなのに、往々にして、無駄に難しく考えさせることで、経営を効率化していくことが目的であるにもかかわらず、経営戦略を複雑化させているという実践が、よく見受けられます。でも、もっと気軽に実践した方がいい。

例えば、昨日も今日も、朝から雪かきをしましたが、「どこの雪を残し、どこの雪をかくのか」「どの順番で雪をかいていくのか」というのも、実はマーケティング的なアプローチをすると、面白かったりします。その結果、人の流れをどうやって作るか……つまり導線・動線の実践ができます。雪かきをする前にはランダムだった人の動きが、面白いくらいに、人が自分の思い通りに動きます。あるいは、全く思い通りにいかないこともあるわけで、それはそれで、その理由を探るのがマーケティングの妙味です。
いろんなことにマーケティング的なアプローチというものが可能で、やはり知っていると知らないのでは、大きな違いがあります。
そんなことを、みんなに知ってもらえたらと思って進めてみました。

去年は、コロナ禍で長期的に休業をしたおかげで、社内研修をたくさんやったんですが、今年は普通に毎日営業しているので、そうなると中々、みんなで勉強する機会を作るのは難しいものでして。
改めて、僕にはもう、残りの時間が少なくなっていることを実感しています。

僕が若い人たちに、経験や知識やスキルを教えることができるのは、後数年。年に4回の研修ができるとしても、10〜20回程度かしら。多くても30回。それって、大学の講義なら1年分にもならない。
もちろん、日常的には色々と教えられるかもしれないけど、どうしても直接仕事をする機会の多い社員に偏ってしまう。

まぁ、僕がいなくなった後のことなんて、後の人たちが決めればいいんですけどね。余計なお世話って言われたらそれまでで。
ただ、まぁ、やっぱり僕が伝えられることを、できるだけ伝えられればなぁと、そんなことを思っていますです。

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