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OEDO「地球防衛隊」法案

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あたらしい国防のカタチを全28章で発案しています。改憲派、軍拡派に対抗できる対案になると自負しています! 平和を望む皆さん、ご賛同ください。まずは出版化を目指したいと思います。
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#国防

OEDO[1-8] 非武装のリスクヘッジ

「勢力均衡」が戦争の抑止力足り得ないことは、過去の戦争の例を見れば明らかですし、そもそも「領土の奪い合い」の為に戦争をする時代は終わっています。技術の発達と生産力の向上によりモノが余る今の時代、軍拡への動機は財政出動によるケインズ効果しかありません。 もう尖閣や竹島、Jアラートなどで危機感を煽られるのは終わりにしましょう。防衛費増額のために世論を味方にして、政治家自身の支持率につなげたいだけだと邪推しかできません。しかも防衛費は、一度膨れ上がってしまえば、将来に渡って収縮さ

OEDO[2-1] ニュータイプの戦略

問題となるのは、日本のような大国が非武装にすると何が起こるのか。その参考となる先例がないことです。すでに軍隊を放棄しているバチカンやリヒテンシュタイン、コスタリカやツバルのような都市国家や小国は参考になりません。とりあえず平和は続いてはいるようですが。 反面、武力を強化した時に何が起こるのかは歴史が証明しています。緊張が高まり、戦争になるのです。勢力均衡による平和など幻想に過ぎません。1496年のイタリア戦争以降、つまり近世以降の戦争を見渡すだけでも、同程度の武力が悲劇を招

OEDO[2-2] ENEMY MINE

自衛隊をレスキュー隊に改編しよう──という案は極たまに見受けます。一方、平時から地雷撤去や森林火災で国際貢献に取り組む案は目にしたことがありません。まして「地球防衛隊」構想ほどに、日本のブランディング戦略やロビィ活動に主眼を置いた案は寡聞にして存じ上げません。 しかも狙うのはブランディングやロビィと言うほど生易しい宣伝活動ではありません。嫌がらせです。ロシア、北朝鮮、中国、韓国といった周辺諸国が古くダサい軍拡に力を入れている一方で、日本だけがスマートに軍備を捨て、自衛隊を国

OEDO[2-3] 日の丸の矜持

ある種「北風と太陽」のような話です。自衛隊が正義活動にシフトすることで、周辺国の独裁者たちを身ぐるみ剥ぎ(支持率を奪い)、丸裸にする(軍備を無効化する)策略です。姑息な手段、卑怯な変化球のようですが、実は王道。正々堂々と世界に胸を張れる法案になります。 それは緊急時の人命救助だけではなく、平時の国際貢献との二本柱で、真の積極的平和主義を推進するからです。その主たる活動として、まずは世界中の地雷撤去を掲げましたが、国際貢献はそれだけにとどまりません。仮に全ての地雷撤去を完遂し