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OEDO「地球防衛隊」法案

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あたらしい国防のカタチを全28章で発案しています。改憲派、軍拡派に対抗できる対案になると自負しています! 平和を望む皆さん、ご賛同ください。まずは出版化を目指したいと思います。
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#ポピュリズム

OEDO[1-4]墾田票田私財の法

しかしいくら防衛費が、国民の不安をあおるだけで引き出しやすいと言っても、どこまでも青天井って訳にはいきません。無駄に豪華な市庁舎と同様、「無駄な軍備」だと判断されれば国民からの不満が吹き出します。 冷戦が終了し、脅威も去ったのに、いつまでも年間何千億ドルもの予算を軍事力に投じていたら、納税者も黙っていません。脅威もないのに訓練ばかりを重ねていたら、隊員からも文句が出ます。「鍛えられた筋肉は行使せねばならぬ」の理(ことわり)です。 結果アメリカは、「覇権国家」として「世界の

OEDO[1-5]ラスボスは民衆

自分の給料・収入が下がれば少額でも大騒ぎなのに、いつのまにか徴収される税金には無頓着。この心理的矛盾が、防衛費増額の背景には隠れています。もし時給が100円でも、月収が1万円でも下がれば大騒ぎなのに、増税に関しては不満を抱えつつもいつの間にか受け入れてしまう──。 資本家と政治家をやり玉にあげて、軍備解体を阻む障害とその堅牢さをこれまで論じてきましたが、最後に残る大ボスとなるのが、国民です。ラスボスは民衆。手強い相手になりますので2ターンに分けて戦うことになります。今回はそ

OEDO[1-6]民衆はヒーロー

東北の皆さんの復興費を、防衛費増強にあてるんじゃねぇ! 逆だろっ、逆! 防衛費(年間5兆円強)をまるまる復興費にあてるんだよっ!! ──などという暴論が「地球防衛隊」構想の精神です。大げさに言うならば。 確かにそれだけを聞いていれば、暴論にしか聞こえません。しかし、この硬直し煮詰まった、動かし難い現状を俯瞰すれば仕方ありません。日本の国防体制。こうでもしなければ打開できないシステムが組み上がっています。発想を逆転させて、新たな未来を切り開くのです。 この転換を喩えるなら、