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OEDO「地球防衛隊」法案

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あたらしい国防のカタチを全28章で発案しています。改憲派、軍拡派に対抗できる対案になると自負しています! 平和を望む皆さん、ご賛同ください。まずは出版化を目指したいと思います。
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#南海トラフ

OEDO[2-4] 安全保障のアイデンティティー

そして有事です。災害時の人命救助です。これこそが「地球防衛隊」活動の真骨頂。世界の注目を集め、日本がヒーローとなれる晴れの舞台となります。突発的なセンセーションで、地雷撤去のような継続的な平和活動以上に全世界に日本のプレゼンスを高める平和プロパガンダになります。 つい昨年もトルコ・シリアで大震災が発生し、少なく見積もっても5万6千人の方が命を落とされました。日本からは初動として国際緊急援助隊・救助チーム75人の派遣が決定され、そのメンバーには海上保安官や消防士の方々が含まれ

OEDO[2-5] 人命救助のコスト

将来の南海トラフ大地震による死者数は20〜30万人にのぼると予想されています。一方で、この一年間のウクライナ侵攻における犠牲者は民間8,000人、軍人1万人強(詳細非公表)と報道されました。これだけ大きな戦争でも、死者数は南海トラフの数十分の一にとどまっています。 しかし問題は数だけでなく確率です。どちらの可能性が高いかです。戦争と地震と。これからの30年間で死者20〜30万人規模の戦争が日本に起こる確率と、南海トラフの 70%〜80%と言われる発生率。この規模の震災となる

OEDO[2-6] 人命救助のベネフィット

命に価格はつけられません。「人の命は地球より重い」と言った首相もいたほどです。それはさすがに言い過ぎだとしても、1千万、1億円などと具体的な金額は設定できません。既に亡くなった方に賠償金額が後付けされることはあっても、今を生きる人の命はpricelessです。 防衛費の増額に反対する勢力はいつの時代にもいるものですが、防災費・人命救助費の増額に反対するのは困難でしょう。人の命、国民の命を救う法案に反対する理由は付けにくいものです。これが年5兆円かけている自衛隊費を減額せずに