かず

豊かに生きていくための思考の試行。 公認会計士。

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豊かに生きていくための思考の試行。 公認会計士。

最近の記事

bjork、内と外。

待ちに待ったbjorkの来日公演へ行った。 今回の公演の特徴はなんといっても全く違うタイプの公演を2パターンやるということ。 オーケストラを引き連れた「古典的」な”orchestral”と テクノロジーの集結させた「最新型」の”cornucopia” まず最初に観たのはorchestral@神戸 舞台上には終始32人のオーケストラとbjorkのみ、舞台セットもスクリーン映像もなしという極めてシンプルな構成。 瞑想的/儀式的な緊張感を保ちつつ進行していく。 まるで海の深く

    • 曖昧な境界線

      最近よくドキュメンタリー映画を見る。 特に文明の影響をあまり受けず、昔からの暮らしを続けているものを映したものに惹かれる。 特に心揺さぶられたのはある遊牧民の少女のものだったが、 それはまた別の機会に書いてみたい。 これらの文明から切り離された環境で生きる人々を通じて感じたことは、 あらゆるものの境界線が曖昧でぼんやるとしている、あるいは境界がないということ。 例えば、以下のようなものだ。 子どもと大人 人間と動物 生と死 僕たちが生きる現代社会において、これらの境界線

      • 観察眼を鍛える。

        今年は写真とももう少しちゃんと向き合ってみたい、 そう思って箪笥で眠っていたLEICAを久しぶりに出した。 カメラを持っていると「見る」という意識が生まれる。 「見る」ことを通じて観察眼を養っていきたい。 記事の写真はなるべくこのLEICAで撮ってみよう。

        • なぜ「成長」するのか?

          山口周氏がモリス・バーマンの『神経症的な美しさ:アウトサイダーがみた日本』を勧めていたので読んだのだが、とても腑に落ちた。 バーマンは、資本主義における拡張至高主義からの脱却が必要と述べている。 例えば、ぼくはスタートアップにいるが、スタートアップでは成長こそが正義だ。 成長して、IPOやM&Aという形でexitして投資家に還元する。 成長できないスタートアップは「落ちこぼれ」と見なされる。だけど、時々感じていたのは「何のために成長しなければならないのか?」ということ。

        bjork、内と外。

          家紋と思考

          最近、家紋に惹かれる。 もしかしたら、みなさんの家系にもあるかもしれない。 家紋は次のように説明される。 5,000を超える紋があるのは驚きである。 しかし、紋に興味をもった一番の理由はその構造である。 なんとすべての紋は、「円」と「線」で作られているという。 つまり、あらゆる紋は円と線に分解できるのである。 この紋辞典には、基本の紋として142の紋が掲載されているが、 構成されている円の数、線の数が軌跡のビジュアル(筆者は紋曼荼羅と呼んでいる)とともに記述されており、大

          家紋と思考

          星の王子さまに見る豊かさ

          サン=テグジュペリの星の王子さまを読み返した。 とはいえ、内容はほとんど覚えていなかったので、もしかしたら読んだ気になっていただけかもしれない。 でもだからこそ新鮮な感覚で、大人になった今だからこそ感じることも多かった。 前回の初めての記事で書いた通り「豊かさ」という観点でも振り返りたい。 感想 なんとなく「できた」王子さまが周りにありがたい教えをギブするお話だと思ってたけど全然違った。 そうじゃなくて、王子さま自身も学んで成長していく。友達を作って、愛を知る。無邪気で

          星の王子さまに見る豊かさ

          自己紹介

          はじめに 昨年末のこと。 一杯のワインと引き換えに当たると評判の算命学占いをしてもらった。 曰く、何か発信することがとても向いているそうだ。 その時、学生時代にアルバイトしていた骨董屋の店主に  ブログやったらええ、向いてると思うで そう言われたことを思い出した。 そんな今と過去が繋がった感覚からなんとなく書くことをはじめてみることにした。 書くこと とはいえ、何を書けばいいのか。 書きたいことがあるわけではないし、誰かの役に立つ記事はどうにも書けそうもない。 専門

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