個人的てんコミのオススメ巻紹介その1

ドラえもんの単行本として最もメジャーなシリーズといえばてんとう虫コミックス(以下てんコミ)の全45巻ではないでしょうか。私も昔、図書館に置いてあったものを片っ端から読んでいったのをよく覚えています。

このてんコミシリーズの良い点は、収録されている話のバランスが良いことだと思います。例えば、ギャグ回と教訓回と感動回の配分などがしっかりしているので、読んでいて飽きない。また、季節感も考えられており、1冊の中で季節の移ろいを感じることができます。

そんなてんコミシリーズの中で、個人的におすすめの巻を紹介したいと思います。

てんとう虫コミックス ドラえもん 27巻


1983年4月初版発行 今年で41年経った

はい、というわけで個人的に1番好きな巻がこちら。
ドラえもんと男子たちがラグビーをしている表紙が特徴です。ちなみにこの巻にはラグビーは登場しません。なんでラグビーなんですかね。当時何かあったのでしょうか。

さて、なぜこの巻をおすすめしたいかというと、ほとんどがギャグやナンセンスさが光る作品だと個人的に思うからです。
逆に言うと感動回が無いため少し物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが(かろうじて「恋するドラえもんはそっちよりかも)
というわけで、各話を軽ーく紹介
※ネタバレも含みますのでご注意を




四次元たてましブロック

27巻の頭を飾る話は、2階で騒いでも騒音が気にならないくらいに階数を増やしたら大変な目に…という話。
最初にのび太とドラえもんが遊ぶ「マットフェンシング」は、子どもの読者なら一度はやってみたいと思ったことがあるかもしれません

ドラえもん公式サイトより こんな遊びを思いつく頃に戻りたい…


今回登場する道具はタイトルの通り「四次元たてましブロック」。建物の階数を自由自在に変えることができる道具です。
この道具を使って部屋を賃貸しすることにしたのび太。そのことに気づいたママは怒ってのび太のいる階へ向かいますが登れど登れど階段は続き…最終的に気絶。のび太もトイレに行くために何百段、何千段とあるかもしれない階段を駆け降りるも間に合わず失禁。失禁オチはドラえもんでも結構登場しますね。

のび太の調教師

ジャイアンの乱暴を止めるためにのび太がしつける話です。若干ジャイアンを人間と見なしていない部分がある気がしますが、まあドラえもんの言う通り「理屈の通じる奴じゃない」ので良しとしましょう笑。
登場するひみつ道具は「天罰ムチ」。悪いことをした時に打つとその分の罰が返ってくる、というものです。で、その返ってくる罰というのがドラえもんお約束「そんな偶然ある?」の連続でテンポ感が良く面白いです。
オチは、のび太がジャイアンがおとなしくなったことを証明しようとしたらコテンパンに殴られる、というもの。ドラは「ジャイアンはライオンより物覚えが悪かった」と言いますが、正直最後ののび太の行動は殴られても仕方がないことじゃないかな?と個人的に思います。ジャイアンは物を取り上げたり八つ当たりすることを辞めるようになっただけであって、あんな意図的にバカにされたら殴るのも当然だと思います。でもまぁ、普通の人だったらどんなにイライラしても殴らないか。でもまぁジャイアンだから…以上。

ちょっとここ最近なかなか時間が取れないので続きはまた今度
では👋

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