【構築記事】SV S1撤退最終3000位台の構築と、言い訳

はじめまして。あるいはお久しぶりです。TNバイオレットです。あるいはりゃすみです。SVランクS1お疲れ様でした。撤退の記録と戒めとして構築記事を書きます。切ねえ〜。

構築経緯

(読み飛ばしていただいて構いません)
まず初めに自分が目をつけたのはあまりに強い特性と専用技、優秀な種族値で当たり前のように話題になった「サーフゴー」と「キョジオーン」の2体。剣盾末期の電磁波環境の亡霊としてこの2体の特性に対して過剰に惹かれてしまうところからスタート。キョジオーンに関しては本質的にHBテッカグヤと同じようなことをしていれば強かったので、使い慣れた感覚でHD残飯を使用。
次にサーフゴーだが、火力と器用さを兼ね備えたこだわりトリック型から始め、「3ウェポン@1」の技構成を試していた。そしてスカーフ型を使用していた際に、トリックによる機能停止よりも電磁波によるサイクル有利の方がキョジオーンと併せて強く、好みだったのでそちらを採用。
そしてキョジオーンで圧をかけるのなら、ステルスロックを絡めたサイクルで負荷をかけていくのが強力だと考えステロ枠として両壁持ちのキラフロルを採用。
両壁、または電磁波から始動する身代わり+積み技という詰め筋は相性が良く、一定の耐久と炎の舞の強力さからその枠をウルガモスに。
積み枠として腹太鼓マリルリを考えたが、サイクル寄りの構築では1試合を通しての行動回数が増える方が強いと考えチョッキマリルリを採用。
ここまでで構築に欲しい要素がある程度揃ってしまい、完成しなかった。試したポケモンは地面枠かつステロ枠になれるHAベースのガブリアス、型の読めなさや壁下の行動回数で奇襲を狙える鉢巻ドラパや竜舞ドラパ、優秀な技範囲と、それを生かせるはたきを覚えたマスカーニャ。結局マスカーニャを使用したけれど、この型でタスキじゃないのは弱いなあと感じた。有利対面のときのパワーはすごかったんだけど。
以上で構築を組みました。

ということで以下本文。

全体の並び

コンセプト

・電磁波によって
①身代わり+積みのパワーを出来るだけ高く
②詰ませる対面を増やす
・個々の対面性能を出来るだけ高く
の2点。

個別

サーフゴー@気合の襷
実数値(努力値)：163(4)-＊-115-203(252+)-111-136(252)
特性：黄金のからだ
性格：控えめ
テラスタイプ：ゴースト
技構成：ゴールドラッシュ　たたりめ　マジカルシャイン　電磁波

メインウェポン「ゴールドラッシュ」
最大火力「祟り目」
技範囲「マジシャ」
悪魔の技「電磁波」

コンセプトの根幹。ゴースト技が祟り目なのでミラー意識のHP調整などは捨て、出来るだけ上から動けるCS。定数ダメージを使うため少しでも削りを増やす方が強いと判断して控えめ。雑に電磁波をばら撒いたりゴールドラッシュを押し付けていれば強かった。
8世代をいまだ引きずっている亡霊。電磁波での無限の可能性もさることながら、自身の対面性能が高いのがお気に入り。最近はゴツメ持ちもいるらしいし、サーフゴーは暫く開拓の余地があるポテンシャルを感じた。てか強い人だいたいキモめのサーフゴー使っててそういうゲームだったのかもと思った。魂かけて電磁波を打ち続けてくれた構築の英雄。金の悪魔。水星の魔女(？)。ただ強者の翼ではない。
マジシャは諸説あると思う。

キョジオーン@残飯
実数値(努力値)：207(252)-121(4)-151(4)-*-154(252+)-57(12)
特性：浄めの塩
性格：慎重
テラスタイプ：飛行
技構成：塩漬け　地割れ　鉄壁　自己再生

最強技「塩漬け」
交代際に打つ「地割れ」
積み「鉄壁」
結局強い「自己再生」

調整はくろこチャンネルのものをパクったら不便しなかったのでそのまま使い続けた(YouTubeキッズ)。
電磁波と併せた際の地割れは強力だったけれど心臓に悪い。そういうワンチャンを生み出せるパチンコは好きだけど。一生懸命手を開いてる姿が愛くるしくなってきた頃に地割れ5連外しをしていた萌えキャラ。塩漬けが最強技だったが少し上に行くと隠密マントをはじめとした対策がしっかり取られている印象だった。そのため構築内の立ち位置としてはクッション性能が高く、当初のイメージは7世代のHBテッカグヤだったのに、最終的に8世代のHBラグラージのような感覚で使っていた。クッションであり詰め筋にもなれる器用さがあると感じた。

キラフロル@バンジ
実数値(努力値)：189(252)-*-110-152(4)-101~151(252+)
特性：毒化粧
性格：臆病
技構成：ヘドロ爆弾　リフレクター　光の壁　ステルスロック

メインウェポン「ヘドロ爆弾」
壁「リフレクター」「光の壁」
サイクル有利「ステルスロック」

攻撃技をヘド爆にし、毒の確率を優先。
まず、この型のこのポケモンは不要だった。
選出率は最下位。ていうかほぼ出してない。これはもっと早く気づくべきだったんですが、キラフロルを意識して出てくるポケモンとして、当初の想定では毒が効かず抜群を取れる鋼タイプが最も多いと思っていて、そこに対するウルガモスが刺さる！というつもりでした。ですが結局それで出てくる鋼だけでなく、キラフロルに強い地面に対してもキョジオーンが強く、そもそもウルガモスのスペックが高すぎてほぼ見せポケになってしまった。やることがバレすぎていて、扱いが難しいご令嬢みたいなポケモン。
書いていて思ったけれど、いっそCSメガネとかの方が強かったんじゃないかな。

ウルガモス@オボン
実数値(努力値)：161(4)-*-85-187(252+)-125-152(252)
特性：炎の体
性格：控えめ
テラスタイプ：虫
技構成：炎の舞　ギガドレイン　蝶の舞　身代わり

メインウェポン「炎の舞」
マジで最強「ギガドレイン」
ほんまに最強「蝶の舞」
偉すぎ「身代わり」

後出しもある程度可能な耐久と、そこから上を取りやすいSライン、圧力のある火力。そして相手の交代が読めるタイミングでの身代わりがあまりにも強力。ギガドレが刺さるタイミングも多く、HPを保ちながら持ち物に自由が効くのが偉すぎた。今回は行動回数を増やすオボンにしたが、ステロが増えるならブーツ、炎の渦のような絡め手が増えるなら隠密マントなどのカスタム性能がある。
テラスピースが集まらなくて一生虫テラスだったし切った試合がほぼない。うっかりミトムと対面してしまった際に引けずにテラスタルして誤魔化した時は炎テラスじゃなくて本当によかった。生まれ持ったテラスタイプに感謝。本当は草テラスしたかった。けれどキョジオーンにテラスタルを切りたい試合が多すぎたのでなんとか誤魔化した。誰よりかがやいていた最高のポケモン。

マリルリ@チョッキ
実数値(努力値)：207(252)-102(252+)-100-*-101(4)-70
特性：力持ち
性格：意地っ張り
テラスタイプ：フェアリー
技構成：アクアブレイク　じゃれつく　アクアジェット　馬鹿力

メインウェポン「アクアブレイク」「じゃれつく」
先制技「アクアジェット」
範囲が偉い「馬鹿力」

マジでいつも通りのマリルリ。6世代から変わらないただ一つの対面力。
環境に存在する草タイプが飛行テラスキョジオーンを突破しづらいポケモンばかりだったので動かしやすかった、というか暴れやすかった。しかし電気への回答が択ゲーもしくは「チョッキを信じろ❗️ウオオ」になってしまったのが反省。
ドオーやラウドボーンといった天然持ちを牽制できるのが1番良かった点かもです。

マスカーニャ@珠
実数値(努力値)：151-162(252)-90-*-91(4)-192(252+)
特性：新緑
性格：陽気
テラスタイプ：草
技構成：トリックフラワー　叩き落とす　じゃれつく　蜻蛉返り

メインウェポン「トリックフラワー」
圧をかける「叩き落とす」
技範囲「じゃれつく」
便利技「蜻蛉返り」

ここが分からなかった。
地面枠は欲しかったんだけど、シーズン序盤にキョジオーン対策としてミトムのこだわりトリックが多く見られ、それに対するメタとなり、高いSからスイーパーにもなれるマスカーニャを使用。
マリルリでも天然に触れたが、天然持ちのヘイラッシャに強く出れるのは良かった。けれど結局有象無象の水タイプはキョジオーンでなんとかなるきらいがあり、ほとんど対ミトム用ポケモンになってしまったのが微妙。どこか他の枠で草テラスタルをすればこの枠が不要に見える。キョジオーンにテラスタルを切りたい時が多くてその選択肢を渋ってしまった。スペックは高いし叩きの圧は良いんだけど…と、この構築ではうまく活かせなかった。ていうか普通にこのマスカーニャならタスキが欲しかった。もっと補助技を用意しても面白かったのかもしれない。けどそもそもマスカーニャではないな。

言い訳

今回のランクバトルは確保できるプレイ時間の少なさ、やる気の低さ、他ゲーモチベの高さ、構築のまとまらなさから撤退してしまったのですが、途中まで真剣に考えていたコンセプトはあったので詰めれたらよかったなあと思います。正直1番の撤退理由は「構築がまとまらない」だったので、初めにも述べたとおり今回の記事は自分にとっての叩き台や戒めの意味があります。
てか構築記事書くの好きだからマジで諦めないでやればよかった〜。エンジンかかるの今やねんけど。明日やろうの馬鹿野郎とは僕のこと。
そんな感じなので来期も潜ってると思います。またランクバトルで会いましょう。それでは。