社会に出る前に学んでおくべき事は何だったのか

お堅い話をするんですが、最近わかってきたことがあります。

社会に出てから、上手いこと働きつつ人生を楽しんでいける人たちはどうしているのか。

私は、生きるために仕事をしていました。そして、土日の休みともなると何かを取り戻すようにどこかへ出かけたり、ギターを触ってみたり。何もしない日は何となく罪悪感が生まれます。せっかくのお休みなのに何もしなかったと。こうして、休みの日もどこか休めない事ばかりでした。さらに言うと、同じ職場の周りの人たちはもっとプライベートを楽しんで充実させてるように見えました。今週はネイルだとか、山登りだとか、漫画を借りて読むだとか。

何だか、土日を楽しもうと思う気持ちは同じなのに結果に差がある気がしてなりません。みんなはもっと、楽しむときは楽しむ、仕事は仕事だと割り切れているように見えます。私はといえば、仕事を乗り切る活力を土日で得なければならない!と、仕事の影を感じたままの休みを過ごしていたのです。

ここで振り返るに、私は学生の頃わりと真面目に生きてきました。大体の優等生くんと言われる人たちは、やるべき事をやります。でも、これはやりたい事はやらないと言う意味ではないのです。

なんというか、いつも人目や自分の中の基準を気にして、自分のやりたい事を考えずにやるべき事をこなしてきた弊害が後に生じる気がします。

要するに、やりたい事とやるべき事の線引きが下手くそなのです。今は楽しむ時間なんだ!と、全力で楽しめない。そんな大人が出来上がり、今から修正するのは困難です。

学校では、宿題やテストがだされます。これは与えられるやるべき事です。そしてやりたい事は趣味や遊びでしょう。部活はどっちか人によるかもしれません。

私たちは、この学生の間にやるべき事とやりたい事の線引きをする練習をしなければいけなかったのだと思います。やるべき事に占領されて、やりたい事について考えず放棄した人はきっと社会に出てから生きづらくなっているのではないでしょうか。

さっき大人になってからは修正できないと書きましたが、多少なりとも変えられる可能性があるのでチャレンジくらいはしてみようと思います。


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