(2021.9.16時点)新型コロナ治療薬(イベルメクチン等)の使用は十分な治験結果が得られる年末まで待った方がよい

以下、井上正康名誉教授の動画の治療薬についての回答内容(12:18から)の文字起こしを行いました。

イベルメクチンはね、大村さんがノーベル賞もらった、あのだいたいぱっと論文をみると、4つぐらいのメカニズムで効いていると、その一つに実はスパイクにも結合する化学構造になってるんですね。まそういう意味でこれ(お茶)と似た作用があると。しかし、あれ一錠10円くらいなんですね。だから、お金にならないから、どこもやらないと。まあとはまイオンチャンネルとかね、そういう複数のところでイベルメクチンが効いていて、寄生虫だったら麻痺して出てしまうということなんですが、あれは一応薬なんでね、安全と言われてるけども、毒でなければ薬ではありえないんということがあるんで、ま、あまり急がずに、ノーベル賞とった薬だからといっても、あれは寄生虫の薬なんですね。もう少しきちっとしたDouble Blind(の結果)を見て、安心して使える(まで待った方がいい)。しかも今度コロナがもう一回帰ってくるのはクリスマス以降なんですね。だから半年猶予があるから、今慌ててワクチンを打った人は、もう半年経ったら抗体価がほとんどゼロになります。だから打つ意味がないんですね。まそういう状況の中で、いろんな新薬が出てます。例えば5-アミノレブリン酸ていうね、長崎大学の北先生がやってますけども、ま実は30年前私そうけん(?)をニューヨークでやってたんです。あれぱっとね、飲んだり注射すると圧倒的に5分で肝臓へ全部渡ると。器も(?)。ビリリビンという、ヘモグロビンのヘムを作ってくれるんです。しかしそれが全部胆汁の中に排泄されるんですね。試験管の中でヘムができるとパーフェクトにスパイクに結合して100%阻害します。しかし飲んだら全く別の薬動力学的な運命があると。だからシャーレできいても、飲んで効くものは数万分の1しかないんですね。まそういう意味で、デルタアラ(?)も含めてあまり新しい新薬に飛びつく必要が無い。従来風邪でどういうふうな対処をしてきたかということを思い出して。しかもそれが血栓症であるということが分かったんですね。これをタンパク分解酵素、いわゆる急性膵炎とかでプロテアーゼでぶあーっとタンパク分解で暴走が起こると、これが血栓で同じ暴走が起こるので、タンパク分解酵素の阻害剤を使うというのがプロの処方箋になっています。だからステロイドとプロテアーゼ阻害剤をうまく組み合わせると今の重症化した病態もかなり、いい医者がみるとちゃんとコントロールできるような状態にあるんですね。だからあまりあわてて新薬に飛びつかない方がいいと。やっぱり新薬の場合は何年もかけて安全性の試験をしないといけない。

上記の通り、イベルメクチンであっても薬であるからにはいくらか毒素があることから副作用のリスクがあり、また、効果があることがまだ完全に確認されていないことから、現時点で急いで服用する必要は無いとのことです。次の新型コロナの波はクリスマス以降になり、それに合わせるように新薬の開発が進められていることから、次の波がくるまでは待ってもいいだろうとのことです。

イベルメクチンは以下の通り2021.9.16時点では治験中で、2021年末には承認手続きに入る予定で進めているようです。やはりイベルメクチンも次のコロナの波に合わせて治験を進める構えのようです。新薬と比較して、イベルメクチンのような50年以上前から使われている既存の薬は安全性は確認されていますから、治験により新型コロナに対する有効性が確認されれば良いことになります。

新型コロナウイルスの蔓延が怖いのも事実で、ワクチンも信用ならないとなれば、治療薬に手を出したい人も多くいらっしゃるかと思いますが、現状では日本では正式な承認を受けた新型コロナ感染症の治療薬も無い状態ですので、医者の立場としては現段階では治療薬を勧めることはできないということかと考えられます。

なお、自己責任となりますが、イベルメクチンの個人輸入は認められていますので、ネット通販で購入することは可能です。繰り返しますが、購入時の個人情報漏洩のリスクや服用時の副作用のリスク、または効果が無かったとしても全ては自己責任となります。

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