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【一次情報あり】ファイザーのmRNAワクチンの正式承認は実質されていない

2021.8.23にファイザーのmRNAワクチンがFDA(米国食品医薬品局)の正式承認を受けたとの報道が、実はフェイクであった件について、ご存じの方も多いかもしれませんが一応まとめておきます。

日経新聞では以下のような形で「ファイザー製正式承認」と取り上げられています。国内外問わず、多くのメディアの情報では、ファイザーのワクチンが正式承認されたと書かれています。

大元の情報であるFDAのプレスリリースと、ファイザー社が出しているファクトシートへのリンクは以下になります。これらが一次情報になります。

FDAのプレスリリースの冒頭の翻訳文を掲載します。

今日、米国食品医薬品局は最初のCOVID-19ワクチンを承認しました。このワクチンはファイザー-バイオンテックCOVID-19ワクチンとして知られており、16歳以上の個人のCOVID-19疾患を予防するために、Comirnaty(koe-mir'-na-tee)として販売される予定です。ワクチンはまた、12歳から15歳の個人、および特定の免疫無防備状態の個人への3回目の投与を含む、緊急使用許可(EUA)の下で引き続き利用可能です。

上記文章では「ファイザーバイオンテックCOVID-19ワクチン」と、「Corminaty(コミナティ)」という二つの薬品が出てきます。これについては、ファイザーのファクトシートでは以下のように詳細が書いています。

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これの翻訳文を一部掲載します。

米国食品医薬品局(FDA)は、12歳の個人のCOVID-19を予防するための能動免疫のために、未承認の製品であるファイザー-バイオンテックCOVID-19ワクチンの緊急使用を許可する緊急使用許可(EUA)を発行しました。以上。ファイザー-バイオンテックCOVID-19ワクチンは、以下を提供するために使用することが許可されています。
(中略)
COMIRNATY(COVID-19ワクチン、mRNA)は、ファイザーがバイオンテック向けに製造したFDA承認のCOVID-19ワクチンであり、16歳以上の個人のCOVID-19を予防する能動免疫が適応とされています。16歳以上の個人におけるCOVID-19の予防のための2回投与一次シリーズとしての使用が承認されています。また、緊急使用のために以下を提供することも許可されています。
(中略)
FDA承認のCOMIRNATY(COVID-19ワクチン、mRNA)とEUA承認のPfizer-BioNTech COVID-19ワクチンは同じ製剤であり、COVID-19ワクチンシリーズを提供するために交換可能に使用できます。1

上記ファクトシートの翻訳文の通り、ファイザーでもこの「ファイザーバイオンテックCOVID-19ワクチン」と、「Corminaty(コミナティ)」の2つのワクチンをわざわざ使い分けています。そして、「ファイザーバイオンテックCOVID-19ワクチン」は緊急使用許可(EUA)の状態であり、「Corminaty(コミナティ)」はFDAの承認を受けていると書いてあり、これらは区別されています。しかし、最後のほうに、この2つのワクチンは同じ製剤だと書いてあります。同じ製剤ならなぜ区別して説明しているのか不可解に見えます。

そしてFDAのプレスリリースには、「Comirnaty(koe-mir'-na-tee)として販売される予定です。」と書いてあります。英語ではwill now be marketed as Comirnatyという表現ですが、つまり、「Corminaty(コミナティ)」はまだ販売されていないワクチンになります。

以上より、FDAは販売されていないワクチン「Corminaty」を正式承認し、緊急使用許可(EUA)の状態で大規模な接種が行われているワクチン「ファイザーバイオンテックCOVID-19ワクチン」については正式承認していないことが分かります。大変分かりにくいですが、今使われているファイザーのワクチンは実質承認されていません。

そして、ファイザーのファクトシートの「COVID-19ワクチンシリーズを提供するために交換可能に使用できます。1」の脚注の1は以下のように書かれています。

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以下、翻訳文を掲載します。

認可されたワクチンはEUA認可ワクチンと同じ処方であり、製品は安全性や有効性の懸念を示すことなくワクチン接種シリーズを提供するために交換可能に使用できます。製品は法的に区別されていますが、安全性や有効性に影響を与えない特定の違いがあります。

上記の注釈でこのように2つの薬品を登場させて区別する意図が読み取れます。通常、FDAの正式承認を得るには、安全性や有効性について、十分な検証や議論が必要となりますが、今回は長期的な安全性や有効性の検証はおろか、公開議論も重複するからと行われていません。FDAはこのような状態で今大勢の人が接種しているワクチンについて正式承認することはせずに、代わりに販売されていないワクチンを正式承認したということになります。このようにすることで、現在のファイザーのワクチンについては、緊急使用許可(EUA)の状態であるため、上記太字の通り、安全性や有効性の懸念を示すことについてファイザーは免責されており、政府も「法的に区別」とある通り、正式承認されていないワクチンの薬害について補償する義務がありません。また、メディアは上記のプレスリリースなどを見てもファイザーのワクチンが正式承認されたと勘違いして報道し、多くの国民が騙されてしまう内容になっています。FDAのプレスリリースの文章はこのような誤解を招く内容になっており、ファクトチェックのサイトでも、この点をミスリードしています。

この件については、mRNAワクチンの開発者であるロバート・マローン博士が以下の動画(消されるかもしれませんが)で説明されています。動画の通り、これはファイザーとFDAによる極めて悪質な詐欺であると言えます。メディアや国民には正式承認されたからとワクチン接種を煽る材料にして、政府やファイザーは責任を負わないという構図になっています。米国ではこのプレスリリースや報道を受けて、ワクチン接種義務化の動きが、憲法も無視する形で加速しており、ワクチン非接種者への人権侵害だけでなく、ワクチン接種者の深刻な薬害が懸念されます。





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