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濃厚接種者の待期期間、検疫の舵取り、三回目接種について議論しました(こびナビ Twitter Spacesまとめ)
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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濃厚接種者の待期期間、検疫の舵取り、三回目接種について議論しました(こびナビ Twitter Spacesまとめ)

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※こちらの記事は、2022年2月8日当時の情報となっております。※

2022年2月8日(火)
こびナビの医師が解説する世界の最新医療ニュース
本日のモデレーター:吉村健佑


吉村健佑
おはようございます。
今日は2月8日ですね。
こびナビの火曜日のスペースを始めたいと思います。


入院先が見つからない! やはり大事な感染対策

今日は千葉県の病床調整本部に来ていますが、かなり患者さんが増えて忙しい状況です。
ここ最近で一番慌ただしい雰囲気です。
千葉県の話なのですが、毎日約4000-5000人の陽性者が出ていて、昨日は約4600人、そのうち入院が1100人を超えています。
入院の方が1100人を超えると、ベッドは結構いっぱいで、入院先の調整が難しい方も出てきました。
1100人いらっしゃると、その中で
・ECMO を使用する方が2名
・人工呼吸器を使用する方が20名近く
・ネーザルハイフローを装着している方が約30名
いたりして、重症者も増えてきています。

※ネーザルハイフロー:鼻から加温・加湿した酸素を送り、呼吸を楽にする医療機器。

現在は約50名の方が重症で治療中で、やはり「オミクロンは軽症だ」と決めるのは危険だなと思います。

ホテルでは約400人の方が療養中ですし、自宅療養もめちゃくちゃ増えていまして、約2万9000人の方がいらっしゃいます。
千葉県は人口約620万人ですが、今日この瞬間に3万人くらいの方が、県庁ないし保健所、その他様々なバックアップのコールセンターなど、それぞれが管理しているということで、相当な人数になっています。

だいたい各保健所で入院調整ができなくなると、県の方へ入院調整の依頼が来ます。
そうするとこの県庁の病床調整本部で入院調整をやるわけですが、ある瞬間を切り取っても、10名とか、20名ほどの入院が手配できず、入院先を探している状況が続いています。
ここでは県庁職員の方が当直シフトを組んで、24時間体制で詰めています。
ということで、いま重症化するとなかなか治療の受け入れ先が見つかりにくく、大変だな、やはり感染予防は大事だなと感じます。

お子さんの重症化についても、例えば千葉県こども病院では5~10名程度の入院患者さんが常にいらっしゃる状況です。
患者さんの詳細な背景はここではわかりませんが、お子さんでもコロナ陽性で入院になる方がいらっしゃるということや、あと、県が準備した臨時の医療施設が2つあるのですが、そちらも稼働していて、10名~15名が入院されています。

入院者について、国立感染症研究所が1月28日に報告を出しました。

▼SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第4報): 疫学的・臨床的特徴

出典:NIID 国立感染症研究所 2022/1/28

入院者のバックグラウンドをわかる範囲で公表している記事が出ていました。
122名の入院患者さんの分析を行っていて、新型コロナワクチン接種の回数ごとに分類をしています。
・ワクチン未接種者→33%(約3分の1)
・ワクチン2回接種済→63%(約3分の2)
・ワクチン3回接種済→2%

2021年11月29日から2022年1月12日まで国内で入院された方のデータということで、その後のこともフォローが必要かなと思います。
以上、2回接種の方もかなり入院が必要になるよというアナウンスメントをご紹介しました。
こんな感じで、第6波も本格化していて、自治体の方でもかなり大変な状況が始まっています。
第5波が終わってから少し落ち着いた時期もあったのですが、新しい雰囲気になってきていますね。


濃厚接種者の待機期間カウント、新ルールは?(2022年2月時点)

先ほど申し上げた約2万9000人の自宅療養の方々に関係して、少し大事な連絡が厚労省から出ています。
これは時々周囲に訊かれるので、改めてこちらでも皆さんにお伝えしたいと思います。

2月2日に厚労省が「同居家族の濃厚接触者の待機期間を7日間に短縮する」という通知を出しました。

Twitterスペースでも皆さん同居家族の問題は提示されたと思うのですが、これまではどうだったかというと、同居家族が陽性になり、濃厚接触者として同居されている方については、陽性になられた方の回復を待って、そこから7日間の待機が発生していました。
つまり2月1日までは17日間とか、そういう長い間の待機を求められていたわけです。
実際に3週間近く仕事へ行けない状況になっていたので、これはかなり問題があると指摘されていました。

2月2日の厚労省の通知でどうなったかというと、濃厚接触者の待機は7日間になのですが、数え方が重要でして、
・同居家族で陽性が出て、感染された方の発症日
・同居家族に対して濃厚接触者に該当する方が感染対策を行った日
このどちらかの遅い方を0日目とします。
少しこれは難しい表現ですが、要は、同居家族が陽性とわかってその日に感染対策を行ったのであれば、それが0日目になります。
感染対策をしながら同居生活をし、8日間経てば、同居家族については濃厚接触者の待機を解除するということになります。

当然職場の許可ないし判断が必要ですが、9日目などから仕事をすることも可能ということになりました。

メッセージとしては、同居家族が仮に陽性になられたときに、即座に感染対策をしてください、家庭内であっても感染対策をしてくださいということです。

では、具体的に感染対策は何をしたらいいのかということで、厚労省の通知を見ますと
・マスクの着用
・手洗い
・手指の消毒
ということで、これらは普段我々が求められている感染対策そのものです。
こういった対策を行って、家庭内での療養をしてくださいというメッセージになるかと思います。

いま私の周辺でも、同居家族が陽性になったり、職場の中で陽性者が出たというケースがぽつぽつ出てきていますので、2月2日の同居家族に対する通知を改めてここで皆さんにご説明いたしました。


難しい検疫の舵取り 在外邦人の帰国のハードルの高さ

最近の検疫のお話も少し入れてみます。
検疫は、色々メディアでも一般紙でも
「日本の検疫はやりすぎじゃないか」
「鎖国状態じゃないか」
昨日の日経でも、こういった検疫の要件を緩和すべきではないのかという、1面と3面に続く記事が出ていました。特に経済界などからあるわけですね。
経済を回す中ではとても大事な視点だとは思うのですが、検疫がどうなっているかもファクトに基づいてお伝えしたいと思います。

2月1日から入国者の数をもう一度見直してみたら、自分の手元で見えている範囲だと、だいたい毎日、成田空港へ来る方だけでも約1100~2000人程度の入国者がありますね。
国内には他にも関空や中部国際など様々ありますので、合わせると3000~3500人という入国者数になると思います。

日本人も外国人の方もいらっしゃるのですが、まず渡航前72時間で陰性の検査をした上で飛行機に搭乗して、入国されるわけです。
そして入国されると、空港で唾液の PCR を行います。
以前は唾液の抗原定量検査だったのですが、現在は PCR を実施して陽性か陰性かを判定します。
陽性者がそれなりに結構出るんですよね。
毎日50~70名程度の陽性者が出る印象です。

私は今週末もまた検疫官をやりに行くのですが、印象としては、ずっと陽性者が出続けている感じですね。
以前は、1日10名程度でぽつぽつといった感じだったのですが、1000~1500人入国して約70~80人陽性が出ますので、これを見るとやはり「多いな」と思うんですよね。
陽性者が出ますと、周辺のホテルにそれぞれ搬送手段を調整して、ホテルで療養していただくのですが、成田空港周辺のホテルに約500名の方が常に陽性者として待機している状況がずっと続いています。
多いときでもう約700~800名がいたときもありますが、現在は少し落ち着いています。

1000人入ってきて60人とか陽性者が出ると、これはやはり、陽性者が国内にどんどん増えてしまうという印象を持ちますよね。
その他、陰性だった方についても、出国した地域や国によって3日とか6日とかをホテルで過ごしていただいて、その後自宅療養に切り替えます。

陰性待機については、確かに緩和していくことも1つなのかなと思います。
陰性待機の方も当然 PCR の検査などを退所前に実施いたしますと、そこからやはり数十名は毎日陽性が出ます。
数千人が待機していますので、その中から20~30人の陽性者が出て、陽性施設に移送されるというオペレーションが実施されています。

たとえば昨日の日経新聞を見ると、ワクチン接種をした方については現在そのまま検査をせずに自宅療養している国を紹介していたり、いくつか緩和策が提示されています。

しかしやはり、空港で、入国者に対して検査を行わないという選択肢は取りにくく、実際に検査を行って陽性が出た方については陽性者として療養を求める、ないしは行動制限を求めるという判断は取らざるを得ないのかなという気はします。

あと、あり得る方法としては、入国者数をどっと増やすということです。
しかし、現在約500名の陽性者待機の衣食住の対応をするだけで検疫が結構大変な状況なので、もし入国者をどっと増やすのであれば、同時にこういった部分の強化をした上で受け入れ体制を作ることも必要なのかなと思います。

日本国が単に独自にこういう状況を作っているわけではなく、自国ルールとして勝手に運用しているわけでもなくて、基本的には WHO が国際保健規則(IHR:International Health Regulations)を定めていて、「国際交通に与える影響を最小限に抑えつつ、疾病の国際的伝播を最大限防止する」ということを目的としています。
その IHR に沿った運用をするというのが国際的な合意とされていて、その枠組の中でやっているということです。
当然、各国の感染状況や医療の逼迫状況に照らして、独自の運用の部分はありますが、大幅な逸脱をしているわけではないのが、日本の検疫の現状だと思います。

さあ、ここまでで、一緒に成田で働いている黑川先生、どうですか?
何かコメントありますか?

黑川友哉
そうですね……特に陰性者の待機期間については、もちろん、そういう待機をしなければいけないというルールを認識した上で入国するのだと思うのですが、やはり納得いかない方が多くて、そこでのトラブルが結構多い印象を持っています。
後は、小さなお子さんを連れて入国される方にとっては、かなり厳しいというのは、自分に置き換えて見たときも、非常に理解できるところだなと思います。

私も今勉強になったのですが、WHO の作成する IHR に基づいてこういった運用が決められているということですので、特別日本が厳しいとか、そういうわけではないんだろうなと思いつつも、少し歯がゆさも感じながら現場で対応させてもらっている感じです。

吉村健佑
はい、ありがとうございます。
まさにそうですよね。
現場対応をしていると、当然我々も個別の陽性者から「こういう状況なので隔離は勘弁して欲しい」という、ご意見というかクレームというか陳情というか、そういうものにも検疫官として対応していますが、なかなか悩ましいですよね。

意義の説明がどの程度できるかを悩みながら、検疫所としての判断になりますので、上司にも照会をかけながらていねいに説明するという仕事になっています。

いかがでしょうか。日本の検疫の状況にコメントや意見はありますか?
アメリカに住んでいらっしゃる先生方からもコメントが欲しいですね。

安川康介
これは多分、前回も吉村先生のスペースで話したのですが、日本で9万、10万と感染者が出ている中で、数十人、数百人の規模の人をピックアップするリソースが、かなりかけられているわけなので、その合理性というか、リソースをいかにうまく使っていくかということが、1つ問題かなと思います。

在外日本人として申し上げると、確かに日本人でもいま帰国は可能なのですが、帰国してから交通機関が1週間使えないとなると、働いている日本人はかなり帰りにくい状況で、これがもう2年ほど続いています。
僕としては、少し緩めていただきたいなという気持ちはあります。

吉村健佑
なるほど。ありがとうございます。
ここ悩ましいですよね。
おっしゃるとおりで、国内の感染状況が数万になっていますので、数十人については陽性であっても在宅療養という考え方もあるかもしれません。

一方で、陽性が判明した方について取り扱いを国内に準じているかというと、諸外国も同じ水準には並べていないと思います。なぜなら、新たな変異体などの発生があった場合のモニタリングをする必要があるからです。
外国から来た陽性者については、新たな変異体の可能性から、検査によってモニタリングして、場合によってはオミクロンの次の変異体の入国があるかもしれないので、そこに備えるという役割はあるだろうと思います。

前回もこの議論をしたと思うのですが、状況から考えてみると、そろそろ考え方を少し変えていく必要があるのかなという気がしています。

検疫法そのものって、読んでいくと結構おもしろくて、在外邦人の方に対してどう考えているかというと、いまアメリカ全土は感染蔓延地として指定されていて、その方々に対し当然日本への入国を許しているのですが、これには在外邦人を守るという意味があります。
考え方としては「感染地から逃げ遅れた人」みたいな枠組みなんですね。
逃げ遅れた方をなんとか国内に保護しようという観点で入国を許可しているというのが、法律上の説明になります。

当然その方々に対して健康管理を行ったり、感染地から帰ってきた方の検査を行うというのは、結構検疫法の視点で見ると、主たるやり方なので、そこを全く無しにするというのは大胆な政治決断が必要なんだろうなと思いました。

私もこのままでいいとは到底思っていないのですが、どういうやり方であれば安全かつ皆さんの合意を得られるかというのは、現場の情報がもう少し出てくるといいなと考えて発信しています。

黑川友哉
ちょっとよろしいですか?
いま国内で数万人規模が患者さんが毎日出ている中で、検疫で数百人を足止めする妥当性って、確かに現状だけパッと見ると「あんまり意味無さそうだよね、誤差の範囲だよね」という気がするのですが、「じゃあ国内で◯◯人以上(感染者が)出たら、検疫の隔離期間を緩める」とか、そういう基準を作るのも難しいのかなと思いました。
まずそこの線引が難しいなと思うのと、それで今度は国内で感染者が減ってくると、「◯◯人以下に減ったら検疫が厳しくなる」という、パッと見で違和感を覚えるような制度になってしまうなと思いつつ、そういったルール作りって難しいんだろうなと思いました。

吉村健佑
確かに、検疫法に基づく場合と、主に感染症法に基づく国内での運用との間にズレが出ているのは間違いありません。
おっしゃるとおりの足並みの揃え方というのも、今の体制だとすぐには難しいのかなという気がしますね。

それこそ最近のニュースで出てくる「健康危機管理庁の設置」とか、現在の岸田総理もそう発言されていて、一元管理をして、その中で連続的に調整ができるような機能があればいいのかもしれませんけど。
健康危機管理庁は、今年6月をめどに司令塔機能の強化を含めた、感染症危機管理の抜本的強化策を取りまとめるというふうに言っていますので、その中でそういった議論が入ることを期待したいと思います。

前田陽平(Twitterネーム「ひまみみ」)先生
おはようございます。
吉村先生の回は今年初参加かもしれません。
僕も在外邦人の友人がいて、デルタが収まったころに「なんとか帰れるかもしれないね」と話して楽しみにしていたのですが、結局帰国が難しくなってしまったということがありました。
やはり、最後に先生がおっしゃったような「流行地から帰ってくる人には隔離が必要である」というのが検疫法の基本的な考え方であるというのは合理性をもって皆が理解できると思います。

しかし、明らかに日本でもすごく流行しているときには、理論的にも感覚的にもかなり受け入れ難いのかなと思います。
「じゃあ、日本が流行っているときにはどんどん帰って来いってことか」
となり得ます(笑)
やはり合理的に日本の流行状況を色分けして、より流行が収まっている国から帰国する人に対して隔離を促すというのは、先ほどもおっしゃった小さなお子さんのいる家庭にはすごく厳しいなと思うので、なんとかそこは考えていただきたいなと思いました。

吉村健佑
ひまみみ先生、ありがとうございます。
国内で感染拡大しているタイミングであれば門戸が開いて皆が入りやすいという状況は、確かに望ましくはない一方で、そこの合理性だとは思いますね。
本当に悩ましいなと思いながらも、現場に立てば、一検疫官なので、現行法と法令に基づいて粛々とやって行くしかないのですが、おっしゃるとおりのバランスをどこがどう取るかは大事な問題だろうと思いました。

入国、国内での処遇、同居家族の濃厚接触などについて今日は取り上げました。


ブースター接種前倒しと小児の接種 目まぐるしく変わる情勢

あとは、事前に少し告知をしたのが、3回目接種ですよね。
3回目接種については、ここ2週間にいくつか通知が出ているので、ご紹介をしてまとめて行きたいと思います。

まず、1月31日の事務連絡というのが出ています。

▼追加接種の速やかな実施について(その2)

https://www.mhlw.go.jp/content/000890747.pdf

出典:厚生労働省 2022/1/31

以前は7か月とか8か月とかの間隔を空けるという話だったのですが、3回目接種がなかなか進んでいない現状から、予約に空きがあれば、6か月の間隔で接種してもかまわないという事務連絡を出しています。

この事務連絡に言及して堀内ワクチン接種担当大臣(※2月当時)は、
「接種をさらに加速するためにもう一段ベースアップしていくことは必要だと思っている」
と同日に発言しています。

ただ、政府がこのように3回目接種の間隔を短くすることを許可しても、各自治体の対応もすぐさま変えられるわけではありません。
具体的には、計画に沿って接種券の発送が行われているので、それが追いついていない自治体もかなりありそうです。
例えば千葉市を見ていきますと、65歳以上のご高齢の方は1月31日から接種券の発送が始まっていて、順次送られています。

あとは65歳未満の方についても、1月31日から、ないしは2月7日、まさに昨日から接種券の発送が本格化しています。
2回目接種の月から、おおむね4~5か月後に接種券の発送があるということですので、5か月後の接種券の発送ですと、手元に届いて予約をして、接種に行くのは最短でも恐らく6か月くらいになるのかなと思います。
ですので、政府が前倒しにした対応に対して、自治体側の準備は追いついていないところもあるかもしれません。
特に人口の多い市町村については、(ワクチンが)足りていないところもあるかもしれませんが、一昨日のデータで、3回目接種は国内全体で4.8%くらいなんですね。
ですので、接種したい人がどんどん打てるような環境を作っていけるといいのかなと思っています。

今も、東京ドームでの接種会場の設置や、様々なリソースを使った接種環境が整っていますが、これらと合わせて、我々こびナビでも情報発信をしていかなくてはいけません。
交差接種についても、有効性・安全性が示されているという情報も出てきています。
いわゆる、モデルナの接種についても、有効性・安全性のデータがきちんと出ていることを、合わせて発信していく必要があるかなと思っています。

打てる機会が来たら、是非3回目接種を、ファイザーでもモデルナでも検討していくのがいいのかなと考えているところです。

3回目接種については、国の緩和と自治体の接種券、あとは、3月に小児の接種も始まるということで、千葉県内のとある市町村の集団接種会場でのお手伝いも予定しています。
以前にも何度か行った接種会場です。
自治体も進めているのですが、やはり急に前倒しと言っても、自治体の方の準備ができないのかなと思っていまして、会場・医療従事者・ワクチンの確保、保管や流通の計画の調整変更が難しいのでしょう。
ですので、準備が整った地域から、順次接種が広がっていくといいのかなと思っているところです。

諸外国では3回目接種や交差接種に関して、どのような状況なのでしょうか。

安川康介
アメリカの場合は基本的に接種券などはありません。
薬剤師がワクチンを打てるので、近くの CVS とか Walgreens とか、いろいろある薬局に自分で予約をして接種してもらうので、接種券などを待たなくてもいい形になっています。

吉村健佑
すばらしいですね。
おそらく、接種登録の仕組み等で、事後であっても接種回数などが管理できるシステムが整えば、日本国内でも可能かなと思います。
やはり身近に接種できる環境をどんどん作って行くということが良いのでしょう。
今4-5%(※2月当時)という状況ですが、これもモニタリングしながら進んでいくのが望ましいのかなと考えています。

谷口俊文
やはり、最初に計画していたのは、3回目接種は3月、4月といったタイミングだったのですが、接種券が来ないという話が結構出てくるのですが、接種券を作るのにお金がかかり、スケジュールを前倒ししなくてはいけないため、非常に苦労されている自治体の方が多いのではないかと思っています。
岸田総理が「1日100万回を目指す」という言葉の意味の裏には、そういった前倒しにかかるための費用もバンバン出してくれるのかなという期待も少しあるのですが、そこら辺がよくわからないですね。
吉村先生がおっしゃったように、会場の確保とか、人件費とか、そういった意味で、もろもろ計画していたものを前倒しするには、それなりの費用が発生すると考えていて、難しさもあるとは思うのですが、今の政権でリードして頑張ってもらいたいです。

一方で、小児接種の話ですが、3月には始まりそうだとはわかるのですが、どういった形でやっていくのかが、僕たちのところにはあまり届いていません。
おそらく関係者の方はもう知っているとは思うのですが、私たちには見えていなくて、どうなるのかなと気になっています。
以上です。

吉村健佑
前倒しについてはそれなりの予算も必要ですし、多分予算だけでも解決できない部分もありそうです。
具体的には、接種会場とか人ですよね。
皆さんスケジュールがあるので、どうしたらいいのかというのはあるのかなと思いつつ、しかし昨日の国会答弁を私も見ていましたが、100万回を目指すということを明確に言ったのは前進だろうと思いました。

小児の接種はまだよくわからなくて、私も3月の接種会場出の問診バイトに行く日は決まっているのですが、具体的に何人くらいを接種するのか、どういうフローでやるのかというところまでは、保健所や市町村の方からは説明を受けていません。

あとは職域接種ですね。
職域でのワクチン接種もかなり手挙げが出ている状況ですので、1月末の報道では「2月末に始まる職域接種」と言われていましたが、多分少し前倒しになるだろうと思います。
その1月末の時点でも、2424の会場が職域接種を行うと報じられていました。

3回目の接種は流動的な状況です。
いま国会の会期中ですが、やはり国会って重要でして、与野党からの質問に応じて政府が見解を続けざまに出していて、従来の解釈を変えたりもするんですよね。
通常国会が開くこの1-6月は、かなり動きが出ますので、予定されたスケジュールから前倒しにされたり、先ほどの検疫の話も、もしかして議論されるかもしれません。
従来のやり方が変わっていく可能性がありますので、そこは注目したいと思います。

さて、9時5分になりました。他にお伝えすることはありますか?

前回もお知らせしたと思うのですが、こびナビの Q&A が新たに更新されてリリースされました。
何度か Twitterスペースや Twitter でもお知らせしていますが、安川先生、この件について何かありますか?

安川康介
ありがとうございます。
前回アップデートしたのが3か月くらい前だったので、だいぶ内容が変わっています。
よろしければ皆さんご覧になってください。

吉村健佑
こびナビのメンバーで作った、新たなバージョンということになります。
ぜひ皆さんにご覧いただきたく思います。

では時間も過ぎましたので今日はこの辺りでおしまいにします。
日本の皆さんはこれから仕事ですね、頑張りましょう。
アメリカの皆さんは夜だと思います、おやすみなさい。
皆さん、引き続きこびナビをよろしくお願いします。
じゃあね、バイバイ!

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「こびナビ」は新型コロナウイルス感染症や新型コロナウイルスワクチンに関する正確な情報を皆さんにお届けするプロジェクトです。 こちらのnoteでは、平日の朝に行われていたTwitter Spacesの過去放送回の文字起こしを掲載しています。(現在も更新中)