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ARさん調整しました

今回の記事、途中から有料にしてます!
駆動調整なんて言われているようなことをしているんですが僕が過去SNSへあげていた"流行らないシリーズ"だったり加工したところで大きく改善されるかどうかわからないようなことをしてたりなのでそんなに需要は無いんちゃうかな、と。
今までに投稿した記事の雰囲気でどんなことしてるのか気になった人にだけ見てもらえたらええかな、AR使ってる人の参考になれたらラッキーぐらいの気持ちです。
正解ドーン!みたいな内容は無いのでご理解を。

駆動って結構みんなブラックボックスにしてるイメージをもってて秘密にしたい感じも理解できます。
その反面で真似して全く同じように再現するのも難しいしアプローチも人それぞれやと思うので公開して困ることって何かあるかなぁとも思ってるんです。

たま〜に立体もフラットもやってる人で立体のマシンメイクに対してフラットの知識なりマシンメイクのノウハウ持ち込んで上からもの言ってる感じの人いるんですけど、あれ嫌いです。
フラットと立体のマシンを比べるのもナンセンスやと思うんですけどそもそも走らせてるコースが違うしチューンフラットと違って立体で車速欲しいなら駆動以外でもモーターだったり色々選択肢はあるやろうし。
フラットを悪く言っているのではないのでそこは誤解の無いようお願いします。
にわかですが立体とは違った競技でやってみて楽しかったです。

脱線してなんの話やねんってなってしまいましたが変に値打ちこいてるつもりは無いです!
記事の内容をスクショしてARやってる人に見せたりとか全然okなので単純に読み物として僕が作ってるARに興味があったら見てね、てな感じです。
講座とかやなくてドキュメンタリー(散らかりすぎた)

ARで小径タイヤを履かせるために底部を削る、という記事で少し触れていた"Aパーツが薄くなるぶんネガティブな影響も出てくる"というところからいきます。

ギヤの回転方向と回ることによってギヤが動く方向のイメージです。
(動く方向の矢印たぶんこんな感じ、、、)
とりあえずモーターは下寄りに向かって、カウンターは上寄りに向かう、どちらも押さえが弱い方向へ向かう、そんなイメージです。
カウンター軸の内側の受けはカバーで押さえているだけなので少し頼りない気もしますしモーターも下からカバーで押さえているだけなのでシャーシの加工によっては押さえが弱くなります。

車軸、ピニオンに対してのカウンターシャフトの平行さだったり噛み具合いの修正は済んでいる、もしくはノータッチ前提で進めます。
(各々の好みや狙うセッティングによって違うと思いますし)
ギヤの噛みが深ければ良いというものでも無いと思っています。
どこかを詰めたら違うどこかにシワ寄せが、みたいな感じで。
個人的にはスパーギアの軸穴にすぐ影響がでる印象(スパー死ぬ死ぬ病)

まずカウンター周りから手を加えていきます。
軸穴にガタがあるとそのぶんモーターからタイヤへ動力が伝わるまでにロスが増えます。
そこを改善します。

ピカピカめなモーターピンを挿入した状態で3Sなどの流し込むタイプの瞬間接着剤を穴の隙間に充填します。

内側はギヤカバーで押さえる構造になっていますが、画像のようなものを作り挿入されたピンをガイドにして接着します。
僕は使わなくなったシャーシから切り出して作ったりしています。
カウンター軸のツバ部分の厚みぐらいが目安ですがカウンターギヤが締めつけられずに回るぐらいの間隔が内側の軸穴と外側の軸穴にあればokです。

接着部が乾いたらだいぶパワープレイなんですけど挿入していたピンをペンチでベリッと回します。
外側の軸穴に充填した部分はシャーシ側に残ってピンだけ抜けてくれると思います。
ピニオンとカウンターの噛みがかなり深めなところを狙ってるならめちゃめちゃシビアになるのでこの方法ではダメです。
コースレイアウトによってギヤ比を変更できるほうを優先させたいので最近は噛みはルーズめだけどガタを無くす程度で加工もラクなこの作り方になりました(言い訳くさいけどほんまに)

こんな感じに(緑色のは奥にある内側に追加で製作し貼り付けた軸穴)

ピンを抜いてからのカウンターギヤが接触する面はこんな感じです。
必要であれば磨いて修正を。

外側の不細工さが目立つのでペーパーで少し修正しました。

この状態だと片軸用のカウンターギヤシャフトを使用できないので2mmの中空プロペラシャフトを材料にして製作します。
両軸用のが使えそうですが長さが少し足りなかった記憶が。

長さはモーターに当ったときに外側の面より少し内側へ入り込むぐらい、穴からはみ出さずにカウンターを保持できる長さならokです、要するに現物合わせ。

で、この状態やとお察しの通りカウンターシャフトさん、抜けそうで少し不安です。
なので、

ギヤカバーに蓋を貼り付けます。
見た目が気にならないなら穴をマルチテープで塞ぐだけでも大丈夫です。
POMへの接着って弱いですし。

カウンターギヤ周りは以上。
メンテナンス性は悪くなります。
ギヤを交換するときは、モーター外すぅ→カウンターシャフト抜くぅ→イーッてなるぅ
です。

次はモーター周りです。

エンドベル側は画像のように電池カバーを利用しそれをシャーシへ接着しています。
◯の部分でモーターを支えます。
電池カバー部がPOMなので接着だけではすぐに外れてしまいます。
僕は接着とランナーで作ったネジを使って固定しています(ライトブルーの点がそれ)
モーターの脱着も問題なくできます。

次にピニオン側。
カバーに挟みものなどを追加したところで支えているカバー自体が柔らかいのであまり意味が無いような気がしました。
テンションが強くかかって割れやすくなるような気もします。
そこで思いついたのがモーターハンガーの追加です。
押さえられないなら上から吊ろうという単純な発想です。
パーツの製作が現物合わせだったりで手間がかかるんですが効果は大きいと思っています。

カーボンの端材や割って薄くしたものを使っています。

横から見るとこうなっています。
矢印の部分に、

現物合わせで穴をあけピンを挿入します。
カウンターのギヤカバーを付ければ外れなくなります。

流行らないシリーズになるのがわかるぐらい面倒臭い雰囲気でてますね、、、
ほんでも効果はあると思いますよ!(ほんまにほんまに)

残りはクラウンギヤとペラシャですね。
ペラシャについてはフロント側の壁に接触せず多少前後に動くぐらいにギヤ位置を調整してるだけで特別なことはしてません。

リヤ側は最近はこんな感じにしてます。

以前はベアリング仕込んだりしてクラウンとペラの噛み具合いの調整をしてたりしたのですが間に挟むスペーサーの長さの調整が凄く面倒なのでやめました。
今はクラウンの背中に廃ギヤで作ったワッシャを入れてます。
廃ギヤをリューターで回しながらデザインナイフで適当に何枚か薄く切り出して丁度いい厚みのものを探して使用してます。
クラウンとスパーの間はスパーとペラシャピニオンが触れないようにしてるだけです。
クラウンについては刃先だけ噛んでいる状態だとすぐに歯が欠けるので少し深く噛むようにしています。

噛みが深くなるとクラウンの歯先がペラシャピニオンの谷に接触しすぎて抵抗になるのでペーパーなどで少し削っています。
そこまでバッチバチに攻めてません。

単純に空転時間が長いとか静かさだけを求めてギヤの噛み合わせを悪くしてしまうのは良くないです。

多少音が気になってもギヤがしっかり噛んでいるほうが速いシャーシになると思いますよ!

以上!なのですが記事作っててこんだけ面倒なことやってなんで正転AR使ってるんやろ?とは自分でも思う!
◯◯はいいぞ!みたいなマイノリティー気取るつもりは無いです。
無理矢理ええとこ探してもボディの選択肢多いぐらいしか思いつかへん、、、
逆にFMARの良さがわかったりとか?

これを読んでいただいて視野とか考え方が拡がったりするきっかけになれてたら嬉しく思います。
まぁまぁなボリュームで読みにくかったと思いますが最後までお付き合いいただきありがとうございました!
質問とかココおかしくない?みたいな意見を気軽にコメントしてくれてええんやで?
ではまた!

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