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東南アジア就職ログ 7 | インターンシップと新卒採用

わがチームにもインターン生がやってきました。
女性が多くなりがちな人事の仕事なので
重宝される男子学生です。(Aくんとする)
彼は行動制限中に採用されたので
社員全員が在宅勤務をしていた時期でもあり
今月になってようやく全員と顔を合わせられたような感じです。
今回はそんな彼にまつわるインターンや新卒採用について
書こうと思います。

マレーシアのインターンは長い

おそらくこちらのほうが一般的なのだと思いますが、
マレーシアのインターンはおよそ半年~が多いようです。
Aくんの場合は9か月間とのことなので
来年の3月まで一緒に仕事ができそうです。

反対に日本のインターンは短いものは1日程度、
長いものだと6か月程度ですが
おもにそのあと選考に直結することが多いので
だいたい3日~1週間程度が一般的に
職業体験と言いやすいのかなと思います。

インターンをしないと卒業できない

これはAくんの学校の場合なのかもしれませんが、
インターンシップに参加することが
卒業のひとつのポイントになるそうです。
なので、だいたい3年生(マレーシアの大学は3年制)の後半や
すでに全単位を取り終わった学生さんが
参加することが多いようです。
なんかプレゼンもするとか聞きました。
(ちゃんと聞いてない)
ちなみにフルタイム出勤です。

日本の場合は単位として認められることもあると思いますが
特に参加は必須ではないと思います。
長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)を
利用したものが多いので
長期でフルタイムになるとなかなか
学業との両立も大変なのではないかと思います。



わずかながらお給料も出る

いわゆる有給インターンというものが
一般的のように思います。
やはり半年以上働くのですから
インターンシップの募集をしたときも
お給料について聞かれたことがありました。

日本は短期間のものが多いので
無給または交通費程度のものが多く
長期で時給が発生すると
雑用ばかり任されて職業体験というよりも
アルバイトと変わらない会社さんもあるのではないでしょうか。

これが日本の総合職の嫌なところでもあるなと思います。

ちなみに弊社のインターンシップのお給料は
月額制のようなのですが、
新卒の一般的な金額よりは少し下
という印象でした。
そりゃ週5で働くんですから、
それなりにほしいですよね。

ということでマレーシアのインターンシップについて
触れてみましたが、
おそらく他の国でも同じように
長期インターンが主流なのではないでしょうか。
そのためか、インターンシップを受けるのは
せいぜい1社なので、無双する学生は基本的にいません。
会社を見るというよりも、
まさに”働くとは”に目を向けているから
なのかもしれないです。
そのまま同じ会社に入社する人もいれば
別の会社に入社する人もいます。

長期だとゆっくり腰を据えて働いてみたい
という方にはもってこいなのでしょうが、
日本のようにとにかくいろんな会社を見てみたいという場合は
あまり向かないのかもしれません。

しかしながら、日本の新卒採用も
少しずつ多様化しているようなので
いずれは卒業後に就職活動をするなんてのも
10年後くらいには(数年では動かなさそう)に
始まるのかもしれないのかな…と思います。


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