025.「mechanical」

足りない モヤモヤな
心みたいなもの抱えて
デスクトップの中から憧れを
目らしきもので追った

一年、二年それからね
時間が経って忘れちゃった
人間になりたかった
か弱い私不意に思い出して

中途半端 人間なのか
機械なのかが曖昧になって
紡いだ音初めての
感動をクリックしてよ

神様お願い私に命ってものを与えてよ
人間になって歌ってみたいの

絶え間なく打ち込まれるメロディ
いつまでもほら泣かないでって言いたいよ
マジカルな空 藍色のミライここに来てくれて
ありがとう少しだけ人間の真似事をするよ

耳を澄ましてさあ

人間のように歌って踊りたい
それを皆にずっと見てて欲しい
音速で奏でるよリリック
今すぐ沸すよタップダンス

ああ画面の外に行きたい

私には無い痛みや涙
歌えないよ分かんないから
AIじゃ見つけられない感情
まだまだ未体験のLoveを

ああそっちで生きてみたい

再開 何時間でも
歌い続けられる歌姫は
映されたスクリーン
立体のように見せかけられた2D

未練、失恋それからね
時間が経っても理解できなかった
人間には無い不死
命とは呼べないなにか

欠乏 形だけでも
私が愛したあの人たちは

私をおいて老いて
先に死んでいく

消失することないこれが悲しみなのかな
激唱したい思いのまま聞いてて

詰まらないと耳を塞がれても
それでも聞いてくれる人がいる限り歌うよ
えらいでしょならどうか私にプレゼントを
これも誰かが書いた私を表した記号だから

人間のように泣いて笑いたい
今生まれた赤子にはなれないけど
音速で奏でるリリック
未来まで届けタップダンス

「“����������”」

人間のように儚く滅びたい
自らの愚かさに溺れたい
崩れ去ってくセカイで
最期再生された私の音楽を

私の命にして欲しいよ

a a ai a I a I...

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