マガジンのカバー画像

「コトトバ」配信のお知らせ

62
「コトトバ配信お知らせ」まとめマガジンです。
運営しているクリエイター

#全部引っくり返す

再生

コトトバ#06「ほっちのロッヂ 藤岡聡子さん」

※ この記事は2020/05/08にモデレーター瀧内のnoteアカウントで投稿した内容を転載しています。 配信日時/2020年5月23日(土)7:00-8:00 配信方法/YouTube Liveにて配信( https://youtu.be/58Yu4j9OIB8 ) ゲスト/藤岡聡子(株式会社ReDo 代表取締役/医療法人オレンジ 理事/ほっちのロッヂ 共同代表) モデレーター/瀧内貫(株式会社コトト 代表取締役/ミリグラム株式会社 取締役/まちの教室 ディレクター など) アシスタント/草野エリ サポート/小口真奈実、間藤まりの、宮坂詩織 他 == <気になった配信について、モデレーターからのメッセージ> コミュニティデザインの仕事が、行政計画のような大きな話だけでなく、細分化しているなかに福祉や介護の分野がある。一昨年の関わった大きな企画(自分がモデレーターなどの仕事はしていなかったけれど)でゲストとして呼ばれていたり、また数々の取材される記事を見たりしていて、まさしく気になる人だった。そんななか、昨夏だったかいきなりコンタクトを取って話をした。予想通り、というか話していて、テンションがあがって、思わず「できることがあればぜひ一緒に」と言ってしまうほどだった。 彼女はまるで趣味に関わるかのようにたのしそうに、目の前の困難に立ち向かう人、なんだろうなと思う。専門家ではないけれど(本人談)専門家以上に真剣に目の前のことに悩み、挑み、ともに働く人たちと涙と汗を流しながら、最後には笑ってるんだろうな、と想像する。永遠の初心者のようにフラットに目の前の課題に挑み続ける人。きっと今、必要とされる人種のひとりなんだと思う。これから進む未来を考える若者みんなに見てほしい背中。きっと本人はドキドキしながら一歩一歩進んでいると思うのだけど、それでいい、と思ってほしい。悩みなんて尽きることなんてない、悩みながら進めばいい。立ち止まってる暇なんてない。彼女の背中から、そう感じて、怖いけど一歩進む人が増えてほしい、そう思っている。 #全部引っくり返す。ケアの文化拠点づくりの中の人の、頭の中と人の動きの開放記録 https://note.com/wackosato/n/n56919ecc579b == <配信後記> 配信後にとある人と話していたときに、次々とアイデアを出せる人と出せない人、そのアイデアを実行できる人とできない人の境界線とは何か、という話になりました。 仮に、話の中で出ていたように「観察すること」で適正なアイデアが生まれるのならば、知れば知るほどに、経験を重ねるほどにアイデアは生まれてくるはずです。以前から「経験とアイデアは比例する」と言っています。その話をしたあと、雑用をしているときにふと思ったのは「常識による思考停止」が大きな要因ではないか、と思い至りました。「常識を疑え」とよく言いますが、呼吸をするようにその常識を疑うこと、特に業界の常識を疑う人、あたりまえになっていることを高らかに「違う」と言うことができるひとはそうはいません。 実際、地域で若者のアイデアが求められるのは、その常識を知らないからだし、業界をよく知り、先端を駆け抜けるトップランナーたちもまず常識を疑っています。藤岡さんも思考も、いい意味で業界の常識から解き放たれていました。「常識の壁で立ち止まらないこと」、そして実行するには、そのワクワクを衝動に変えることなのかなとも思います。誰かがやってしまったら居ても立っても居られない、悔しいと思うところまで、常識を疑うところから考え尽くし、寝れなくなってしまうぐらいまでテンション上がる企画にする(たぶんこの間、2〜3日)こと。大きな目で社会全体を観察しながらも小さな目で自分自身の企画を見つめたりしなければならないし、それはきっと容易ではない。仮にもしいたらなかったとしても、その容易ではないことに挑みたいと思い続ける心こそ、必要なんじゃないかと思います。 == <ゲストプロフィール> 藤岡聡子 1985年生まれ、徳島県生まれ三重県育ち。夜間定時制高校出身。株式会社ReDo代表取締役、医療法人オレンジ 理事、軽井沢町 ほっちのロッヂ 共同代表。2010年、24歳で介護ベンチャー創業メンバーとして老人ホームを立ち上げた時から「老人ホームにはなぜ老人しかいないのだろう?」と、問いを持ち続け早10年。2015年デンマークへ短期留学、その後起業。2017年豊島区にあるゲストハウスの1階で「長崎二丁目家庭科室」をつくり、住んでいる人の「好き」を起点にした表現の場に1000人以上が訪れた。 2019年長野県軽井沢町へ3人の子を連れ家族で移住。2019年9月に訪問看護ステーション(のようなもの)を立ち上げ、2020年4月に診療所と大きな台所がある所「ほっちのロッヂ」を開始予定。在宅医療拠点を”ケアの文化拠点”と名付け、人の流れが生まれる、生き物のような場をつくろうと試みている。 <モデレータープロフィール> 瀧内貫 1978年大阪生まれ長野育ち。デザイナー。企画家。 地域に根ざし、さまざまな事業やプロジェクトの伴走者として、各種広告やウェブサイトなどのデザインディレクションを手がけるほか、地域課題を整理、解決するための活動やプロジェクトに携わるなど、グラフィックデザインや空間デザイン、プロジェクトマネジメント、コミュニティデザインとその周辺を専門領域としている。多様なコミュニケーションや、プロジェクト企画などを組み合わせた立体編集、ディレクションを得意とする。 主な活動として、株式会社コトト 代表取締役、ミリグラム株式会社 取締役、まちの教室 ディレクターなど。 その他の経歴などは、プロフィールサイト( http://ta9chi.jp/ )より。