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蜂文庫

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#旅行

妄想旅行(阿呆乗合)

 「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」は、内田百閒「第一阿房列車 特別阿房列車」の有名な一節です。  わたしも内田百閒さんに倣って、「なんにも用事がないけれど、バスに乗って都内の何処かへ行って来ようと思う」  そう思いついて何処へどう行くか考えてみる。まずお金の心配はいらない。大阪のように遠くはないし、都バスにはお得な一日乗車券がある。それを使えば千円でおつりが来るので、画料の前借り ーしたことは無いけれど、出来るのだろうか?ー などしなくてもい

旅 先 の 湯

 旅先で、その町の銭湯に行くのが一つの楽しみになっている。以前は安いホテルに泊まることが多く、部屋のシャワーか大浴場があればそれに入っていた。  最近はゲストハウスに泊まることが多くなり、ゲストハウスにもシャワーはあるのだが、順番や使用時間を気にしなければいけないので、スタッフの方に近所の銭湯を教えてもらうか、自分で調べておいて行くようにしている。  一昨年、伊勢市に行ったときにゲストハウスの方に薦められて行った「旭湯」をきっかけに、旅先での銭湯通いが始まったのだと思う。