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蜂文庫

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2021年12月の記事一覧

みかん

尾道の古本屋「弐拾dB」の藤井さんからみかんが届いた。 11月に上梓された『頁をめくる音で息をする』の装画を担当し、そのお礼がしたいので住所を教えてほしいと以前に連絡をもらった。その時は恐縮してしまい、やんわりとお断りさせてもらったのだが、断ってしばらくは、せっかくの好意をお断りして申し訳なかったかなと、ちょっと後悔していた。 その後、刊行イベントで上京された際にお会いして、友人が作っている蜜柑を送りたい旨をお聞きし、それならと住所をお伝えした。 届いた蜜柑は、さぎしまみかん

12月の庭

十二月になり手入れをサボっていた庭の雑草はほぼ自然になくなり、その雑草に隠れていた万両に沢山の実がなっていた。ついでに辺りを散策すると、物置の裏のキンモクセイの根元に千両が赤い実を少しつけていた。こんなところに千両があったとは、二十数年暮らしていて知らなかった。それとも忘れていたのだろうか。 どちらも目立たないところにあるので野鳥に食べられることもなく、千両はお正月の玄関を飾るのに毎年、一役買ってくれている。 ムラサキシキブは実が枯れていい感じの色合いになっている。八手の花は