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ガンドランダーを思い出す

今日、浜田一紀先生の訃報を知った。つい半年前、SDコマンド戦記&ガンドランダーメモリアルブックが発売されたばかりだった。

ガンドランダーは、自分より2〜5才上の人が最も刺さっていると思う。闇の黙示録が出た時、自分は幼稚園。竜の守護神の時は2年生だった。

低学年には情報を集めてコレクションする力がない。ボンボンを買うお金もない。だから行きつけの駄菓子屋で見る情報が全てだ。その駄菓子屋は闇の黙示録以降は別作品を扱い、魔封の聖剣も竜の守護神も置かなかった。そのせいで自分はガンボイジャーが闇の黙示録の次作だと勘違いしていたし、高学年になって竜の守護神のカードダスを見せられた時の衝撃は今でも忘れられない。

あまりの格好良さに地団駄を踏んだ。自分はなぜこのカードを知らなかったのか。売り切れた後では手に入らないのに。高学年の物分かりの良さと子供の心が怒涛の如く自分を責めた。

ガンドランダーは最も愛でたガン消しでもあった。あの独特の造形が立体化されれば無理もないことだ。その後に手に入れた大将軍などもメッキ付きで豪華だったが、そのパーツを大将軍ではなくゼファードランダーにつけていた記憶がある。サザバルガもそうやって随分パワーアップさせた。穴が空いていない時は自分で空けて強引にねじ込んだ記憶さえある。鉄球とか白金のハルバードとか、お気に入りの武器も待たせたりして、最強の個体を作ろうとしていた。

その、自分が理想として作り上げたゴツゴツした最強の個体が、もっと洗練されてはっきりとイラスト化された竜の守護神というとんでもカードダスを見せられた時の気持ちを忘れられるはずがない。

ありがとうガンドランダー。
ありがとう浜田先生。
夢中になれるものを生んでくれて( ;∀;)

あろうことか大人になってもカードダスを通して友達が増える。これからも先生の作品が僕らを繋げてくれる。天国からその幸せな集団を見下ろして悦に浸って欲しい。

最後に、ご冥福をお祈りすると共に、まんだらけさんから拝借した画像を紹介して終わりとする。

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