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農業と地域のブランディングデザイナーの雑感

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農業と地域のブランディングデザイナーが、日常の中で感じたことをまとめています。
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#福祉

なぜ地域と農のデザインを、仕事にしてるの?

「奇跡的なご縁があったからです」 と、いつもお答えしています。 - こんにちは、 コトリコのブランドデザイナー江藤梢です。 今回は、よくいただくこの質問を、 15年目の歩みと共にここに残したいと思います。 こんなデザイナーです地域や農業界隈の クリエイティブ関連の仕事をしています。 独立して15年目、法人化して8年目です。 お仕事は公式サイトにまとめていますので、 よろしければご覧ください。 ▼株式会社コトリコ 基本的な考えかた もっとも大切にしてきたのは、 ”ク

垣根をゆるやかに壊す人たち

垣根をゆるやかに壊す人たちの話です。 その方はインディーズのバンドマン。 この方の活動を25年ほどSNSやたまにライブハウスなどで軽くチェックしているのですが、そのたび「あらゆる"垣根"を緩やかに壊し続ける人だなぁ」と思ってきました。 「この人、やっぱりとんでもない!!」 と本気で心から思ったのは、数年前、「介助の一環」として車椅子に乗る脳性麻痺の方をボーカルにして数回ライブハウスでライブをしてたのを知った時でした。 この方は長い間介助の仕事をずっとやっているようなの

価値観を変えた、10分間。

一生に一度しか会わないだろう人の 一言 ある日、"困っている人"に道端で遭遇しました。 詳細はぼかしますが、 私がその方を初めて見た時はガタガタと震え うずくまったまま動けなくなっていました。 その日は春風に喜びを感られる見事な晴天。ただ日陰は冬風そのもの。 街はTシャツもダウンコートも入り混じる春らしい気候でした。 そばに行くと、その方は日陰から動けないまま懸命に寒さに耐えていました。今はすでにご家族へ連絡済みで、迎えを待っているとのこと。 「寒い」と小さな声がこ