初学者のための行政書士試験過去問の使い方
■Twitterのフォロワーさんからのリクエスト
ある日、こんなご質問をいただきました!
「過去問を何周もしていると、答えを覚えてしまいませんか?そのような時にどうされていますか?」と。
「あ~!!この内容、よくTwitterで見た!!そっか、皆さま結構これで悩むのね!!」というわけで、緊急に?まとめてみますよっと~。
■過去問の答えを覚えてしまうとは?
結論から申し上げますと!
「答えを覚えてしまう」こと自体は普通です!!!
そこはご安心くださいませ。私もさすがに5回やると、なんとなく覚えていましたとも。でもね。。。
「過去問やると、答えを覚えてしまって・・・」の発言をしてしまった方は!!
誠に申し上げにくいですが、過去問の使い方を間違ったゆえに、このような発言につながっていて、かつ不合格になったことがあるのではないかと思います。
■そもそも過去問学習ってどうするのがいいの?
はい、ここからが本題ですよ~。
過去問ってね。私が思うに。
「問題文と各選択肢を見たときに」
「各選択肢を作った出題者の意図が正確に読み取れるか」
を訓練する道具なんですよ。ですよですよ。。。
よく、有名な先生とか、「過去問を繰り返し解くのが正解じゃない」とおっしゃいますよね。
それを言い換えると、上記となります。
意味わからんわ!!と画面越しに思わず言ってしまった方は、続きも読んでみてくださいね。
■出題者の意図が正確に読み取れるのかって?
フォーサイト過去問でいうとですね。
要は!!
「各選択肢の解説内容をすべて言えるのか」です。
1問5択ですから、5つの解説がありますよね?
その選択肢ごとの解説を、選択肢見たときに言えますか?
目指すのはそこです。
実は模擬試験も一緒。
選択肢ごとに解説ありますから、その解説内容言えますか?
です。どれが正解かって記憶しちゃうしね。
そりゃあ何回もやったら、「正解」はとても容易です。
正解しちゃうと、できている気になるのですよ。
でも、正しく過去問学習してる方は、「答え覚えてしまう」などと言いません。
「解説の内容がすべて言えて、なにをわかっていてほしくて、出題者はこの問題を作ったのか」が言えるようになった時こそ!!
「過去問を攻略した!!!」となるわけです~。
■過去問間違ったときって、何するの?
これもですね~。よく「テキストに戻ってください」って色々な先生や合格者の方が仰ってますよね。
どう間違ったかでテキストの見方も変わりますよ。
■解説の意味自体わからないパターン
間違ったし、解説の意味自体まったくわかんない(´・ω・)
切ないですよね・・・。私は民法の過去問がホントこれですよ。
そんなあなたに!!
解説文を句読点で句切り、意味わかんない部分を明確にする。
その言葉がテキストのどこにあるか探し出す!!
をやってると、解説文の意味が分かり、解説文が言えるようになります!!
■解説の意味はわかるんだけど、、、なパターン
意味わかるんですね!!この時点で偉いです!!!
一歩進んでいます!!
じゃ、次イコカ・・・。
意味がわかるなら話は早い!!
「解説文を暗記しよう!!!」
問題文と選択肢はどーでもいいです!
解説文を覚えてください。解説文を覚えておけば、新しい問われ方してもいけるんです~。
にゃんでさ!!とノリノリで叫んでくださった方は、
まだ続きを読んでくださいね~
■解説文を覚えるとどうなりますか?
はい!「条文問題」なのか「判例問題」なのかを瞬時に見分けられます!
私は、受験生活最後のほうは、問題と選択肢を読んだとき。
「条文問題です。」と「判例問題です。」という機械音声が脳内を流れるような感じでした~。
そして、各論点ごとに出題者が受験生に何をわかっていてほしいのかが、わかるようになりますよ!
■過去問はやりすぎないように!!
ちょっと気になったので書いておきますね。
たまに、過去問を回した回数を書いている受験生がいらっしゃいます。
でもね。過去問はやりすぎると、まさに条件反射で正解を選べているだけで、本質の出題者の意図はなにも学習していない可能性も出てきます。
「正解したかが大事じゃない!!」ってこういうことだと私は思います。
過去問は、1か月くらい空けて、やり直ししないと、答えをただ覚えているのか、それとも解説を覚えているから正解できたのか、が見分けつかなくなります。
なにかしら参考になれば幸いです~
感想をいただけたら嬉しいので、Twitterにリプください~。
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