olieviour
レンズに関して書いた過去記事をまとめています。随時追加。
新婚旅行で買った思い出の茶碗を復活させるべく、金継ぎにチャレンジ中。その経過を書いていきます。
旅行に関して書いた過去記事をまとめています。随時追加。
FUJIFILM X100Vに関する過去記事のまとめです。更新終了。
無事に届きました、PENTAX 17。発売日に新品のカメラ!!今週はこれを楽しみにサバイブしていたのだ。 予約が少し遅れていたら今日には届いていなかったようで。無事に届いて良かった。三連休に使える! レッドカーペット、もといイージーラッパーに乗せて。めちゃ軽い。軽すぎて質感を感じないくらい。 17のロゴはPENTAX67のオマージュ、巻き上げレバーはauto 110、巻き上げクランクはLX、レンズキャップはPENTAX Qのもの、というオールスター状態。PENTAX Q
昼休みにそういえば今朝だったなと思ってサイトを見てみたら正式発表と同時に予約受付が始まっていて、気が付いたら予約完了していました、PENTAX 17。 細かいスペックなんてまるで確認していなくて、それが疲れからくる無思考の勢いなのか、あるいは直感の囁きなのか、はたまたいま逃すと買わない/暫くは受注停止になってしまうだろうという読みなのかは自分でも分からないけど、とにかく買っていたのだ。 そして後になってこういう動画を見て、こういう熱量で話せるのって良いな、応援したくなるな
今年の頭くらいに FE 24mm F1.4 GM というレンズを買っていまして。ある程度の枚数が貯まってきたので、まとめて載せてみます。 そもそもこのレンズ(以下24GM)、SONYの最上級グレードにあたるGM銘のレンズで、24㎜のような広角を苦手と自認する僕にとっては分不相応極まりない代物です。じゃあなんで手を出したか?というと、苦手であるがこそ、ハイエストクラスのレンズの世界を見れば印象を変えられるんじゃないかと期待したからでした(もちろん、仮に失敗だったとしても、物価
金継ぎチャレンジ第4回、今回で最終回です。 第1回から第3回まではこちら。 第7工程 塗りの研ぎ 第6工程で、接合部分を弁柄漆で塗ってコーティングしました。まずはこの弁柄漆を研いで、滑らかに美しく仕上げます。 上では接合部分の一部にしか弁柄漆を塗っていないけど、本当は継ぎ目全体に塗るはずです。弁柄漆が継ぎ目を水分などから保護する役割になるはずなので…。やってるときは良く理解してなくて、後から気付いたんですが。 僕はそのまま進めちゃったけど、ここの研ぎが完成品の美しさに
ここ数年定期的に星空撮影に出掛けているのだけど、行くたびに思うのは、もう二度と行きたくない、ってことだ。 その理由は、夏は虫に刺されるし冬は寒すぎる、天候で上手くいかないことが多い、徹夜で疲れる、とか色々あるけど、一番はとにかく暗いということ。当然ながら、余計な光がない方が星はより多く、より綺麗に見える。だから星撮りは新月の日を狙って行くし、街から出来るだけ遠く離れた場所を探して向かう。そうして辿り着く先は、海か山だ。人里離れた、光の届かない、人ならざるものたちの世界。そん
金継ぎチャレンジ第3回です。今回は一気に進みます。 第1回、第2回はこちら。 第2工程までで破片の接着が完了しました。器に欠けてしまった部分がある場合には、第3工程の刻苧(こくそ)付けで欠損を埋める作業をするのですが、今回は大きな欠けはないので、スキップして先に進みます。 第4工程からは、金粉を蒔く前段階として継ぎ目を美しくする処理となります。まずは「錆漆(さびうるし)」で細かい穴や段差を埋め(第4工程・錆漆付け)、これを研いで滑らかにし(第5工程・錆研ぎ)、その上から
金継ぎチャレンジ第2回です。今回は第2工程、接合です。 第1回はこちら。 第1工程の漆固めで断面部分に透漆を塗り、接着のベースができたので、第2工程では破片どうしを接着します。 材料は小麦粉と透漆と水。これらを練り合わせて麦漆(むぎうるし)という接着剤を作っていきます。 へらで掬ってびょーんと伸びるくらいになったら完成。水飴よりも若干固めくらい? できた麦漆を断面に塗っていきます。
2022年6月14日20時13分。 粗熱のとれたポテトサラダをそろそろ盛り付けようかと食器棚の奥から器を取ってテーブルに置こうと振り返った瞬間、背後でぱりん、と乾いた短い音がした。元に戻すことができないことの象徴のような不吉な音。恐る恐る振り返ると、二つ重ねた茶碗がちょうど半回転して口を下向きにして落ちていて、上に乗っている ― つまり食器棚の中では下になっていた ― 自分の茶碗が割れていた。下になっていて先に床に落ちたはずの妻の茶碗はノーダメージ。どうやら僕の茶碗が落下の
週末土日の1泊2日で弾丸的に道後温泉に行ったらめちゃめちゃ最高だったので、書いていきます。 松山へ 去年は箱根と湯布院に行っていて、今年はGWの草津に続いての道後です。別に温泉めがけて出かけてるつもりではないのだけど、気が付いたら温泉巡りみたいになってきてる!まぁでもだって、どの温泉地も素晴らしいもんね。草津なんて、3か月に1回は来たい…!!と思ったくらいなので、ハマってきているのかもしれない…。 さて、松山と言えば夏目漱石「坊っちゃん」。…のイメージだけど、うちの本棚
やっぱり今年はあんまり天気が良くない…というか気温が低い日が多い気がする。例年ならゴールデンウィークには汗ばむくらいの陽気が続いて、もうバラの季節か、なんて思ってるのに、今年はようやく一斉に咲いてきたという感じ。それでもまだまだ蕾が多いのだけど。 バラと言うと、横浜か(山下公園とか港の見える丘公園とか)、もう少し足を伸ばして横須賀か(ヴェルニー公園)、あるいは都内なら旧古河邸とか鳩山会館あたりかな…?個人的には、そのいずれでもなく、神代植物園のバラフェスタを見て、そのあと深
陽の光にはまだ春の柔らかな淡い気配が残っているけど、それもすぐにクリアになって輪郭がはっきりしてくる。やっと気候が安定してきたと思ったら落ち着く間もなく夏の空気が押しかけてくるから、今年の春もあっという間だったな、とは毎年思うこと。 …と、名残を惜しんでいるように書いてるけど、基本的には春は苦手なのです。空気は浮足立っているし、みんな忙しそうだし(僕だって一応忙しいけど)、なんというか、自分だけ取り残されていく感じがする。一言でベタに言えば、不安定。そんな不安定さを何とかして
今年の春はなんだかすっきりとしない、曇りの日が続く印象。それでも平日に早起きして近所を歩いたりして、それなりには撮ろうとしていたんですが、アウトプットがイメージに追い付かずにずっとモヤモヤと苦労していました。 そんな状況になんか疲れたなーと思って、もう気を抜いて適当にやるか、と諦めて手を伸ばしたのが ”デジタル版写ルンです”でした。 ”デジタル版写ルンです”と言っても僕が勝手にそう呼んでるだけで、実態的には「写ルンです」レンズをリサイクルした ”GIZMON Utulens
関東で春の訪れを告げる風景というと、いすみ鉄道の菜の花か伊豆半島の河津桜のイメージがまず思い浮かぶのだけど、黒潮に洗われる南部の沿岸という点では三浦半島も条件は同じで、ここも海洋性の温暖な気候で一足早い春が到来するはず。しかもこっちは電車で1時間程度ですぐに行けちゃうし。ということで三浦半島を歩いてきたら、確かな春を感じることができたので、お届けします。 ルートとしては、右上の三浦海岸駅から出発して、まず南向きに下りて三浦海岸へ。その後、中央の引橋台地を渡って三崎漁港に下り
かつて付き合っていたある女の子は「お腹が空いたときは、食べたいものを画像検索して気を紛らわせるの」と言っていて、そんなことしたら余計お腹空いちゃうじゃん、と笑っていたのだけど、数年後思いもよらぬ形でそれに納得することになる。 村上春樹『遠い太鼓』『雨天炎天』『ラオスに一体何があるというんですか?』、東京するめクラブ『地球のはぐれ方』、池澤夏樹『ハワイイ紀行』、沢木耕太郎『深夜特急』シリーズ、角田光代『いつも旅のなか』、吉村昭『七十五回目の長崎行き』『味を追う旅』、金子光晴『
一人暮らし1日目の初めての夕食というのは鮮明に覚えていて、その日駅の書店で「かんたん一人暮らしレシピ」みたいな本を適当に買って、その足でスーパーに寄って調味料一式と食材を買い揃え、鯖の味噌煮と、豆腐と油揚げの味噌汁を作って食べたのでした。若き18の、暖かい春のこと。 その年の正月に帰省してその話をすると、よほど珍しいと思ったのか親戚の伯母さんに大笑いされて戸惑ったことまでセットで覚えている。別に感心されるとか褒められるとか思っていた訳ではないけど、戸惑ったというのは、僕にと