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脂肪吸引後の拘縮とは??

みなさん、こんにちは真面目な美容外科医の野原有起です。

私が得意としている脂肪吸引や脂肪豊胸に関係することをnoteにします。
今回は、脂肪吸引のダウンタイムの症状のうち「拘縮」をテーマにします。

拘縮とは

拘縮は、読んで字のごとく、硬くなって縮むという意味があります。
実際に脂肪吸引後、炎症が起き、硬くなって、皮膚が縮みます。

脂肪吸引は皮膚と筋肉などの骨格組織との間にある皮下脂肪を吸ってくるものです。皮下脂肪がなくなるとその上にある皮膚はどうやっても弛みます。
この弛みを自分の力で調整するのが拘縮になります。脂肪吸引をしたら必ず出現しますし、出現しなければ皮膚が弛んだままになりますから、絶対に必要なものです。

拘縮の症状

拘縮は手術直後から始まりますが、手術直後は炎症による腫れと、体液などの水分による浮腫みが重なっているので、拘縮に気づいていない場合もあります。

拘縮を感じやすいのは腫れや浮腫みが引き始めたころです。具体的には手術から1-2週間後です。そのころには徐々に脂肪吸引した場所が硬くなり始めます。

そして術後約1か月前後にピークが来ます。
ピークの時には皮膚の縮みが出てくるので、痒みやピリピリとした感じ、腫れているような感じがします。また皮膚の脂を出す腺も脂肪吸引によって一時的に調整が上手くいかなくなったりするため、皮膚の乾燥も出現しやすいです。お顔周りの脂肪吸引では、ニキビが出来やすくなったと言う方がいますが、この辺りが関係しています。時間が経てば元に戻ってきますが…

また皮膚の縮みや硬さの関係から、凸凹感が出現したりします。凸凹感を感じやすい場所は、ある程度決まっています。
皮膚が薄い場所で、顎下、下腹や太ももの内側、二の腕などで出現しやすく、わかりやすいです。皮膚の凸凹感は、脂肪吸引の失敗と思われがちですが、実は時間経過と共に良くなってきますので、焦らずに待つことも大切です。

もしこの時期に凸凹しているからといって、取り残しや失敗を心配し、他のクリニックに行かれる方もいますが、拘縮がある時期に、再度、脂肪吸引してはいけません。硬い時期に再吸引をしてしまうと、確実に筋になってよりボコボコしてしまいます。

拘縮の症状は3か月-6か月で徐々に引いてきますので、脂肪吸引の完成は6ヶ月後以降ですと言われます。しかし、大量に脂肪吸引した症例では6ヶ月以降も続き、場合によっては12ヶ月後くらいまで戻るのにかかる症例はあります。

拘縮の症状

拘縮への対処法

では拘縮への対処法を説明していきますね。
拘縮はマッサージなどをすると早く治りやすいと言われています。
要するに血行を良くする作業によって良くなりやすいわけです。

血流を良くする方法はいくつかあります。
ご家庭で自分自身でできる方法として、保湿クリームによる保湿ケア、マッサージやストレッチ、そして半身浴なども有効ですので、拘縮がきつい時は、自分自身でできる拘縮ケアを実践してみてください。

マッサージは末梢から中枢にかけてリンパを流してあげることが大切です。具体的には足先や手の先から心臓に向かってと言う流れを意識しましょう。

それ以外に有効な拘縮ケアとしてインディバやヒーライトなども有効です。こちらはご家庭に機器はないと思いますので、特に拘縮が辛い時に利用してみると良いでしょう。

拘縮のケア

最後に
今回は脂肪吸引後に起こる「拘縮」をテーマにnoteを書いてみました。疑問なこと相談したいことがありましたら、質問は随時受け付けておりますので、以下の予約方法のバナーよりお問い合わせください。
カウンセリング予約もお待ちしております。



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