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「9軸占術姫」解説その1


はじめまして、イマカワです。
マスデュエのサービス開始で久々に遊戯王に触れた方も多いのではないでしょうか。
10期も11期も相変わらず「聖占術姫タロットレイ」でリバースモンスターを転がしている私ですが、占術姫についてネットで調べても出てくるデータが若干古いな、と感じたのでちょっとずつ今の占術姫について紹介していきたいなと思います。
とはいえ、全てのリバースモンスターが実質占術姫のテーマ内カードと言っても過言ではないので構築のパターンは千差万別です。
ですのでしばらくは私が実際にマスターデュエルで使用しているデッキの解説をしていこうと思います。

2月シーズンでのレシピ。必要な高レアリティカードが手に入るシークレットパックがばらけているので現状うららや指名者がまだ足りない。

タイトルにもなっている「9軸占術姫」です。
このデッキは占術姫デッキの中でもレベル9のシナジーに重点を置いた構築パターンになります。
このデッキでは破壊、バウンス、除外、効果の無効など様々なことができます。そしてどれが有効かデュエルの最中に見極めて実行していく、というかなりテクニカルなデッキです。1デュエル毎の脳の疲労は半端ではありませんが勝てた時の嬉しさもひとしおです。
このデッキで最終的に目指すのはレベル9リバースモンスターとタロットレイによる盤面の支配ですがよほど運が良くない限り1ターンで成立することはありません。ですので様々な手段を用いてその時間(ターン)を稼ぐことがこのデッキの基本戦術になります。
前置きが長くなってしまいましたが第1回の今回は戦術の要であるレベル9リバースモンスターについて解説します。

リバースするだけで
2枚ドロー、ピーピングハンデス、魔法罠バウンス、モンスター全体除去
と(元)禁止カードの効果を選んで発動できる最強のリバースモンスターです。
サンダー・ボルト」効果による逆転の一手、「強引な番兵」効果による詰めの一手、「ハリケーン」効果によるリセット、「強欲な壺」の強さは言わずもがな
適切なタイミングで発動できればどの効果も莫大なアドバンテージを獲得できます。

数少ないリバース時に発動する効果を持たないリバースモンスターです。
リバースしたこのカードがいる限り相手がフィールドで発動したモンスター効果が無効にされるというかなり制圧能力の高い効果を持ち、発動する効果ではないので「占術姫コインノーマ」でリクルートしたターンでも機能します。「宵星の騎士ギルス」1枚から出せる点も強力。
そして戦闘効果で破壊されればレベル9モンスターをデッキから手札に加える効果も持ちますので汎用モンスター除去である「雷撃壊獣サンダー・ザ・キング」を手札に加えても良し、タロットレイが儀式召喚できていなければこのタイミングで手札に加えるも良しと
とにかく使い勝手の良いカードです。
ただし、魔法罠の効果、それに加え「黄金卿エルドリッチ」のような手札や墓地で発動するモンスター効果には干渉できないので万能とまではいかないのが現環境での立ち位置です。

タロットレイを儀式召喚するためにリリースするだけでランダム墓地肥やしが行え、攻守ともに2900なのでアタッカーとしてもそれなりに強い11期初のリバースモンスター。
リバース効果がモンスター1体の除外と先の2枚と比べて大人しいですがそこは元環境のシャドール出身カード。「エルシャドール・アプカローネ」を墓地へ送って闇属性モンスターを除外すれば間接的に「影依の偽典」をサーチできるので次のターンにも自身を融合素材にしつつさらなる除去が狙えます。除外なので破壊できないモンスターも除去できるのも地味に嬉しいポイント。

これらのカードをタロットレイで毎ターンリバースさせて、または相手モンスターを裏側守備表示にして有利な盤面を形成していき、相手が息切れしたところを攻め落としていきます。

コインノーマを除き、デッキで採用しているリバースモンスターは全てレベル9です。このデッキはレベル9モンスターのシナジーに重点を置いてあると書きましたが、なぜレベル9にこだわるのか。
一つはタロットレイとのシナジーです。まず純粋に儀式召喚の際のリリースが1枚で済むため。儀式召喚自体が手札消費の激しい召喚法ですのでリリースするカードの枚数は少ないに越したことはありません。そしてリリースしてもタロットレイの③効果でエンドフェイズに特殊召喚することでリソースの回復が行えます。
そしてもう一つ、「星遺物の胎導」との兼ね合いです。このカードを発動するなら、劣勢でどうしても壁モンスターが必要な場合を除いて後半のデッキから2体リクルートする効果を狙いたい。そうなると必然的に種族属性が被らないモンスターを採用することになります。「トリアス・ヒエラルキア」のみタロットレイと同じ光属性天使族ですが、それ以外で種族属性が完全一致しているレベル9モンスターはいません。
そしてレベル9リバースモンスターでこのデッキに唯一採用されていないボルティニアですが、裏側守備表示のコントロール奪取という癖の強いリバース時の効果に加え、地属性は禁忌の壺とデウス、雷族は「雷撃壊獣サンダー・ザ・キング」と被ってしまっています。これらの理由から採用を断念しました。

昨今の10ターン以内に決着がつく遊戯王と逆行するデッキですが占術姫を組みたいと思った方の助けになるようこれから少しずつ更新していきたいと思います。

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