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<出張工作室レポート②>「オヤツ争奪!バギーカーレース」@SHIMOKITA COLLEGE

こんにちは。
FABコミュニティ「CO-SAKU谷」です。コーサクダニ、と読みます。
出張工作室@SHIMOKITA COLLEGE、開催レポートの続きです。

「オヤツ争奪! バギーカーレース」は、タミヤの工作セットを使って製作、改造したバギーカーを、IOTブロック「MESH」で動かして、オヤツゲットを競うレース(詳しくは前回のレポートでどうぞ)。限られた時間の中で、それぞれがマイバギーカーを完成させて、いよいよレース開催です。レースの様子は、こちらの動画で↓。

レース参加者にはそれぞれセコンドがついてサポートするのですが、セコンドがレース参加者以上に必死にオヤツを追いかけるのも見どころです。

ところで、MESHとは違う、白い電子ブロックがのったバギーカーの存在に気づきましたか? これは、VIVITA株式会社の「VIVIWARE Cell」という、子どもでも感覚的に使えるプロトタイピング型モジュールです。CO-SAKU谷ができるきっかけとなった2019年のVIVITA ROBOCONで、私たちは初めてVIVIWAREに出会いました。今回の出張工作室には、VIVITAのエンジニア・かっしーがスペシャルゲストで参加、VIVIWARE Cellを背負ったバギーカーは、かっしー製作のものです。かっしーのバギーカーは、MESH制御の他のものとくらべて、動きがスムーズです。

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実は今回、MESHでの制御がうまくいかず、レースに参加できなかった人がいました。数日後、本人に聞くと「MESHのGPIOは、今回のような操作系の使い方は苦手なんじゃないかな。動かない時に、その要因や解決策を探すのにとても時間がかかって、作れなくなっちゃった。マニュアルがあればいいんだけど」と話してくれました。また、MESHのMOVEタグでの操縦はなかなか思い通りにいかず「コントローラーが欲しい」といった人もいました。

なるほど。こういうことをちゃんと話してもらえることが、運営者冥利に尽きます。学び多し。

MESHとVIVIWARE、それぞれ性能や得意とすることに違いがあります。今回はMESHを主に使いましたが、MESHでどんなことができるのか、事前にもっと触ってもらえばよかったな。

子供一人に対し、サポートする人を一人つける。しっかり事前準備をして、問題を予測して、マニュアルを作る。そんな解決策も思い浮かぶのですが、私たちは、できれば子供たちと一緒に試行錯誤したい。MESHや VIVIWARE、マイクロビット、いろんなものにチャレンジしながらそれぞれの特徴や使い方、様々な部品との相性などをつかんでいけたらいいなあと。

一日限りの出張工作室の時間を思い切り楽しんでもらうために、私たち大人が、事前・事後の試行錯誤をもっともっとたくさんしよう、という課題を持ちました。

今回、希望した子どもたちに、MESHの貸し出しをしました。そうしたら、「魔法の杖」を作った小学生が出現。こんな「事後の試行錯誤」があるなんて、楽しすぎます。小学生先生による「魔法の杖ワークショップ」が、もしかしたら、近日開催されるかもしれません。お楽しみに!


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<お知らせ>
CO-SAKU谷の「出張工作室」、ウチに来てー、オヤツ争奪レースやりたい、というリクエスト大歓迎です! 一緒に試行錯誤しませんか?

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