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原告と被告
タイトルを見ると何だか穏やかじゃなく思われるかもしれない。
これらの言葉を使うのは「裁判」である。
裁判と言っても刑事裁判もあれば民事裁判もある。
一生のうちに裁判を経験する人の方が少ないだろう。
私はその少ない方の一人でもある。
友人や知人は知っているが私は数年前に「離婚裁判」を経験している。
離婚の多くは「調停離婚」だが私のようにこじれると離婚裁判に発展する。
裁判の映像は日本の場合はドラマでしか見る事が出来ない。
原告が座る席は傍聴席から見て右側である。
離婚裁判でもこの立ち位置は変わらない。
そして弁論の際は裁判長の前の席へ移動するのである。
数年前に簡易裁判所で傍聴をしたことがある。
その際に友人と「右側には絶対に座りたくないよね」と言っていたのだが、その数年後にまさか自分が座る事になろうとは想像もしていなかった。
原告と被告は向い合せになり些か気分が悪い。
しかも離婚裁判な訳で相手の見たくはない訳である。
そうかと言って背中を丸めて下を向いているのでは印象が悪い。
自分の弁論が終わると全てが終わったかのようなおかしな安堵感だが、その後また原告の弁論で机をひっくり返したくなる心理状態に持って行かされる。
(通常は原告が先で被告はあとだが原告の遅刻により逆転)
そんな状態の中、弁護士が鋭い指摘で原告を打ちのめしてくれる時の快感は最高である。
私の人生の新たなスタートだったのである。(*ノ∀`)ノ゛))
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