見出し画像

ヒューストンシップチャネルとは

テキサス州ガルフコーストにあるヒューストンシップチャネルは、世界経済のガソリンスタンドである。

メキシコ湾からヒューストンのダウンタウンまで蛇行するこの海峡をタンカーが行き交い、200を超える石油精製所、化学工場、燃料基地が立ち並ぶ海域に立ち寄る。この海域に立ち並ぶ200以上の石油精製所、化学工場、燃料基地は、世界的なエネルギー危機の中で燃料不足にあえぐ世界に対して、燃料を供給する。

また、これらの施設は、毎年数千万トンのCO₂を排出し、アメリカ最大の温室効果ガスの排出源の一つとなっており、気候危機に直面している世界に対する挑戦となっている。

欧米最大の石油メジャーであるエクソンモービルは、この問題に対する解決策を考えており、それはソーラーパネルや風力タービンには関係ない。

エクソンモービルは、燃料を供給し続ける一方で、発電所から排出される二酸化炭素を捕捉し、何マイルもの新しいパイプラインを通してメキシコ湾の海底にある貯水池に貯蔵するという1千億ドルのアイデアを提唱しているのである。この地域に施設を持つ石油・産業大手のシェル、シェブロン、ダウ・ケミカル、イネオスなどがこの計画を支持している。

https://www.ft.com/content/b8d6848d-1e8a-4c57-b65b-52105b48b178


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?