君が泣くのは
かあか思うんだよ。
君が泣くにはどれも理由があるよね。
息子が泣く理由はこんな時だ。
お腹が空いてる時
げっぷが出そうな時
ひとりぼっちを感じた時
びっくりした時
まだ起きてたいのに寝かされそうになった時
寝てばかりが疲れた時
座ったまま抱っこしてかあかが立ち上がらない時
目が見えないときは、どれだけかあかが近くにいてもずっとひとりぼっちになっているみたいに不安だったし、目が見えてもやっぱりそばにいないと不安になってしまう。
でも、きみが泣くのなんてかわいいもんだ。高いかわいい声で一生懸命泣くんだよ。
それ見てたら抱っこせずにはいられないよ。かわいいんだもの。
だからね、目の前で
泣いてるなんてもったいないぞ!笑っちゃえ!わっはっは
最近は、こういってやるとなんだか一緒に笑ってくれる
息子はわたしが笑いながら目の前で大きな口を開けているのがたまらなくおもしろいらしい。
まずは理由さがし
こんな風にしてもそれでも泣き止まない時ももちろんある。
立ち上がった状態で抱っこしてトントン背中をしながら
いいよいいよ。泣いていいよ。かわいそうに。辛いね。そういうときあるよね。さて、どうして泣いてるのか、かあかにゆっくり一個ずつ教えてくれる?
こんなふうに聞いてみている。
かあか(わたし)は、まだまだ未熟者でこの子の母親となってまだ5ヶ月のペエペエだから、わからないことも多いんだ。
しかも初老のおばあちゃんだから、体力も無い。
だから話し合って一緒に解決するほか無いんだよ。まだプロになれなくてごめんね。
こう言いながら抱っこしてると、息子はしょうがないなあとばかりすこし泣き止む。
そしていつのまにか 親指をくわえておしゃぶりをして
げぷっと 吐いていつもの息子に戻る
あー、ゲップが出なくて苦しんでたんだなあと、後から気付かされる。
会話してみる
あんまり興奮している時はカシャカシャを耳元で鳴らして、ねえねえ聞いて?聞いて?と言って泣き止んだ時に話す。
息子が生まれた次の日から、毎日わたしはよく息子に語る。
息子は学の無いわたしの話をよく聞いてくれて
分かったようなふりだけしてみる。
タオルは舐めないで欲しいんだよな。
こういうのってさ、舐めちゃうと繊維が喉をつまらせちゃったり、喘息になるんだよね。
かあかも小さい頃好きでよく舐めてたんだけど、おいしいよね。でも喘息でずっとつらかったんだよ。ゼエゼエしちゃってさ。
息子は聞いたフリがちょっと得意な子に成長したようだ。
わかったふりなので、さんざん聞いて、ふうんとニヤニヤしながら聞いて、ここまで語ってもタオルを舐めようとしてくれる。
おともだちのウサギさんのぬいぐるみもペロン。仲良しさんはまずペロンとしようとする。
でもフェイントで、舐めたフリして実はタオルやぬいぐるみをつかみながら親指しか舐めてないなんてこともあった。
いつか伝わるといいのになあ。
三ヶ月を過ぎてかすかに目が見えるようになって、笑うようになった息子。
2人で鏡を見ながら笑っちゃう時もあった。
5ヶ月目の今は鏡は見飽きちゃったみたいだけどね。
不安がなくなると泣く理由がひとつ減る?
見えたり、手にできるようになったり、なにかできるようになると不安が解消されて笑いが増える。
これから言葉を覚えて伝えられる力が身についたらもっと泣かずに笑える機会が増えるだろうな。
今はうまく伝えられなくて歯痒いと思うけど、もっともっと楽しいこと見つかるからもうすこし待ってね、といってやりたい。
離乳食なんて嫌いみたいだけど、お腹がしっかりして歯も生えてきて食べられるようになったら一緒にお菓子食べたいのにな。
ゆっくりゆっくり大きくなってね。
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