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折に触れて思い出すもの

幼少期に馴染みがあり
あまり深い理由はないのだけれど
心惹かれて
いまもなお、折に触れて思い出すものがいくつかある
それは
般若心経とシェイクスピアのソネットだ。

私はじいちゃんとばあちゃんと一緒に住んでいて
私が7歳の頃、ばあちゃんは死んでしまった。

それからじいちゃんは毎朝、お経をいくつか読んだ
般若心経もそのひとつ。
毎朝欠かさず読んでいた。
私はじいちゃんと一緒に早起きが好きだったし
散歩をしたりする一つの流れの中で
一緒にお経をあげた
じいちゃんは毎朝のルーティンだったから
独特のイントネーションで、節と言ってもいいだろう
般若心経を歌うように読む。
それが好きだった。

今でもお墓に行けば心の中で読む
行く機会がないとたまに声に出したくなる

そういえばなぜじいちゃんは毎朝お経をあげようと思ったのか
もしかしたら懺悔だったのかもしれない
ばあちゃんをきっかけに自分との対話だったのかもしれない

なんとなく
あのじいちゃんの変な節は
私に残るじいちゃんの魂で私が生きている内に
残さなきゃいけないような気がした。

そのうちYoutubeとかで突然のせるかも。
なんの作戦もなく
自分の興味を残すだけと考えると
楽しい。

ソネットの話はまた今度。


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