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C.P.C projectを振り返って

まだ、終わってないんですけどね。
案件としては、納品に至ったのはまだ半分くらいで、
半分はこれから。

でも、いったん落ち着きました。
本当にご依頼いただいた皆様、
そして、ご協力いただいた皆様、
心より感謝申し上げます。

ありがとうございました!


元々は、自分の仕事が夏まで全部なくなっちゃって
参ったなあ
というところから始まりました。
でもこういう有事の際、
困ってる時って一人じゃないんですよね。
それぞれに困っている人がいる。
その困っている人同士がハッピーになることが出来ないかなと思ったのが発端でした。

始めてみたらね、

荒んだ心が満たされる想いでございました。
普段届かないお客様の素直な声
そして心からのありがとうございましたを頂き、
なんていうか、こんなにもらってばかりでいいのだろうか、
というくらいに幸せな気持ちで溢れました。

普段舞台をしていると
どうしてもお願いをして来てもらうことの方が多いんですよね。
宣伝ってそういうもんですから
面白いですよー!来てくださーい!って
や、必ずしも役者がやらなきゃいけないことじゃないんだけど、
そうしないとお客さんに知ってもらえないから、
当然協力しますし、できる限り事前に魅力を発信できるように努めます。
でも、実はこれってとても疲弊するんですよね。
頑張って頑張って宣伝しても客席が寂しい。
役者としてやるべき表現に専念したいけど動員のことも考えなくてはいけない。劇団の抱える問題です。
だから、

求めてもらえる

ということがこんなにも幸せなことなんだ
ということを再確認した時間でもありました。

普通商品ってリサーチやマーケティングを元に
お客様の求めるものをつくるでしょ?
でも小劇場なんかは体質上
お客様の求めるものを作るってことに抵抗感がある場合がある。
自分の表現を突き詰めたくなってしまうというか
それが悪いということじゃなく
そういうものを突き進まなければ芸術が発展しないのもまた本当なんだけど、でもお金をもらえなかったら生活はできなくて
ずっと本格チョコを売ってた人に大衆向けのキャラメル入りミルクチョコを作った方がいいよ、ということではないんですけどね。
純粋に、

喜んで、求めてもらえるって幸せだ

ということに気が付いたんです。
もしかしたら私は随分エゴが強かったなと思ったんですよね、いままで。
なんかそんな原点を思い返させてくれる時間でした。

本当にやってよかったな
喜んでもらえてうれしかったな
またいつか劇場で皆様と出会える時がきたら
来ることを願って
新しい私をお届けできると思います。

**あああああ!芝居してええ!!!

おっきい声だしてええええ!!!**

気持ちためときます。
そして今できる面白いこと、
思い付いたらどんどんやります。

改めて、ありがとうございました!!


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