たわごと #001 オタクの発見と滅亡
そして誰もいなくなった。
それは子供の頃に、秘密基地を作り、それが感情を失った大人に破壊されるような感覚に近いのかもしれない。
ニッチな凝り性ヘンタイ専門的家あるいは非社会的なマニアックが内輪ノリで楽しんでいたところに、ねぇねぇ、何してるのー?と、みーちゃん・はーちゃんがあたかも同士のように振る舞い、和を乱し、自己主張を始める。しょっぱい知識と甘い認識で声高に熱量があることをうそぶく。その実、内集団での承認欲求を満たせることだけが無意識的なアイデンティティなのだろうが。