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【後編・大会レポート編】第0回裏デッキビルド杯に参加してきた【デュエプレ】

~あらすじ~

カジュアル勢の私は、「カジュアル勢大歓迎!」と銘打つ裏デッキビルド杯に参加することを決めた。

裏デッキビルド杯は今回が第0回ということで前例がない。参加者は皆、期待と不安とご自慢のデッキを抱え、大会に臨む(本当か?)。

私のこの大会への希望は『変態デッキを見たい&見せたい』。そんな思いを込めたデッキで、いざ参る。

前編はこちら。デッキ解説が主。https://note.com/corn_pakes/n/n8ed4f724051f

筆者のデッキ簡単紹介

これから当日の全試合を振り返っていく。その前に、私が今回の大会に使用したデッキを紹介。

簡単に説明すると、

  • 14マナ手撃ちでティラノリンクノヴァを放つデッキ

  • 氷牙組を使ってマナを貯めていく過程が面白い(自称)

  • 油断してもしなくてもデッキアウトで死ぬ。セルフタイムリミットデッキ

  • 有効トリガーはスパスラの2枚


デッキの詳しい解説については前編をどうぞ。既に読んでいただいている方はありがとうございます!

第1試合!

大会開始の21:00きっかり。マッチングが発表される。

今日まで散々練習をしてきたんだ!絶対に撃つ。撃って勝つ!

デュエル開始ィィィ


まずは先攻を獲得!幸先が良い。

初動はまあまあ。あとはレオポルディーネ公を引きさえすれば理想ムーブ。エナジーホールを置いてターンエンド!

さあ、貴方のターン!マナ置きからデッキを見せてもらおうか!!

ノーチャージでエンド!?(実際に口に出した)

・・・エモート送ってくれてるし、完全に意図してやってんね。初戦からとんでもないデッキが来た。


ここは冷静に。相手はルナコスモビューかな?だとすれば、動き出しは手札が9枚に達する4ターン目。

時間の猶予を与えてくれるデッキなら、こちらにも勝機はある!

2ターン目、石板。相手はノーチャージでエンド。

3ターン目、フランツⅠ世召喚。相手はノーチャージでエンド。

4ターン目、手札を回すためにエナジーホール。


そしてお相手。


やっぱり出てきた!運良く2体で済んだ。

シールドを2枚持ってかれたが、1体は氷結ハンマーで凍らせ、もう1体はコメットチャージャーで焼き、なんとか処理。


その後いろいろあって…


8ターン目!

いろいろの間に、14マナまでチャージ完了!

ルナアレグリアなんと2体覚醒済み!盤面はほぼ最強!

意味があるのか全くわからないがパワーチャージャーでパンプアップも完了!トリガーケアは万全!


さあ撃つぞ!!12マナ存分に使え!

ティラノ・リンク・ノヴァ!!

※ティラノリンクノヴァ




幕間

対戦相手の方のデッキがこちら。

かなりの量のトリガーのため、天門1枚で済んだのはむしろ運が良い方と思われる。

リーサル直前にはシヴィル・バインドで自然を選択、ナチュラルトラップ等の緑トリガーケアもされ(恥ずかしながら入っていない)、勝負も変態デッキ度も完敗であった。


初戦からこんなの出てくるのか…。
俺、とんでもねぇ大会に来ちまったかも…

2試合目!

しかし1試合目からパなせたのはよかった。第2試合も集中していく!

2試合目・3ターン目終了時盤面

こちらが後攻。状況は3ターン目にタコを召喚した直後の場面。次ターンのフランツまで見えていて、ここまでは完璧な立ち上がり。

お相手のマナ置きは

・デーモンハンド
・オボロカゲロウ
・コメットチャージャー

の3枚。まだデッキの全容はわからない。少なくともトリガーへの意識は必要になりそう。


そして4ターン目。お相手は…

ダイダロス!?(実際に口に出した)

デュエプレ最古参SRだ!!自分は7弾から始めた身であり、生で見るのは初めて!!


相手のデッキの軸は確実にダイダロスだろう。間違いない。オーラが違う。

ただそれがわかったとしても、ダイダロスへの知識が乏しくてどんなデッキなのかがわからない…!

コメチャも見えてるしコントロール寄り、自壊コンなのかな?

氷牙組に支えられているこちらデッキとしては、バジルを爆発されるだけでも致命傷になる。うまく対処していきたいところ。

幸い、本デッキの除去三種の神器のうち、氷結ハンマーとスパイラルスライダーの2種が刺さる。まだまだやれるはず。

こちらのターン。

5マナから、フランツを召喚。氷牙組をセット完了。

このデッキの基本セットアップ・氷牙組

この後、ライフ、石板、クロックタワーからスパイラルスライダーを放つ。ダイダロスには一旦手札に返ってもらって、なんとかやり過ごす。



5ターン目。


お相手はダイダロスを召喚…ではなく、エナジーライトでドロー。まだコンボパーツが引ききれていないのか…?

こちらもライフ等ブーストをうまく引き入れることができていないため、レオポルディーネ公をもう1匹投入。呪文1回につき2ドローを可能にする。

その後、余ったマナでブースト。既に9マナ。悪くない。7ターンノヴァが見えてきた。

そして問題の6ターン目である。 

お相手は再びダイダロス召喚。

こちらのターン。マナチャージ後のこの盤面。

10マナあればなんだってできる。

まずはフランツを召喚。

パワーチャージャーを1コストで使用しブースト。

ここで待望のエナジーホールを引けたため、迷わず撃つ。ルナアレグルは次ターンには除去耐性持ちのクリーチャーになってくれる。

最後にスパイラルスライダーでダイダロスを戻せば…ってあれ?

山札が残り3枚…!!!

ここでスライダーを撃とうものなら、レオポルディーネ公のドロー×2+ターン終了時のルナアレグルの能力で、次のターンを待たずして死ぬ…!!!

ハッ…!!

いくら手札が欲しくなっても、レオポル2枚立てだけは絶対にやってはいけない。どうしてもやるなら山札には細心の注意を払えと…

あれほど肝に銘じていたのに…!!(前編・準備編を参照)

…フランツを召喚してターンエンド。


頼む…自壊能力持ちを出すなら、バジルとかポワワンとかそのへんのちっちゃい可愛いやつであってくれ…!

頼む…!変なの来ないでくれ…!!

頼む!!許されろ…!!




幕間

お相手のデッキレシピはTwitter等のSNSでは公開されていない?ようなので、ここでは貼らないこととする。

まあレシピ全体を見なくても、お相手のデッキがどんなものなのかは伝わったはず。順当にコンボを完璧に決められ敗北。ドラグストライクなんてもう何ヶ月も顔見てないよ…完全に頭から抜け落ちてた。


プレミから試合終了直後は落ち込んでいたものの、すぐに楽しいという感情のほうが上回ってきた。

2戦やって2戦とも面白い試合だった。なんだこの大会…めちゃくちゃ楽しいぞ!!

3試合目!

冷静になってみると現在の自分は2連敗中なのだが、そんなことも気にならないくらい面白い。

今回は参加者が奇数人のため、マッチングのたびに1人が余る。つまり不戦勝の枠が発生する。たとえ5戦全敗でも構わないからフルに戦いたい。不戦勝だけは、それだけは勘弁してほしい。

そんな思いを抱きつつの3戦目。全敗でも構わない、とは言ったものの、そろそろ勝っておきたいところ。


こちら後攻。時は飛んで5ターン目。そこそこの手札事故を起こし、やっと氷牙組を揃えることができた場面。

残り3マナから…

ライフ、石板、石板、パワーチャージャー、スパイラルスライダー。

相手のボルット紫郎2体を、片方はバウンスで。もう片方は石板とパワーチャージャーで筋肉モリモリになったフランツで殴り返して処理。盤面を取る。

ここでお相手のマナゾーンの5枚の内訳を説明。

・ジャックアルカディアス
・ホーリースパーク
メタルコックのタイマー×2
・キリモミスラッシュ

…悪そうなやついるねぇ!

Sトリガーが(こちらと比べれば遥かに)厚めと見える。キリモミスラッシュと場に出ているイダテンアクセラーからスピードアタッカーの意識は高め。メタルコックのタイマーが、未だ姿の見えぬ切り札の存在を示唆している。

場にイダテンとメタルコックがあれば、切り札が場に出たターンから2回行動をしてくるという仕組み。完全に準備が整えば容易くワンショットされるだろう。

いきなりになるが、最終局面へ。

8ターン目。お相手の切り札はボルシャックメビウスでした。

メタルコックのタイマーがいたら、夢の3回行動!?ヒェッ


このターンの相手は、

・まずボルシャックホールでフランツを除去
・超次元ゾーンから出したメビウスにイダテンとハタフリをクロス
・SA化して最後のシールドをブレイク
・ハタフリハフリーズのターン終了時アンタップ効果で殴り返しを防ぎつつ、
・1枚のブロッカーとして我々の前に立っている

…尋常じゃない量のアドバンテージを稼がれる。


ボルシャックメビウスはこちらの除去三種の神器、コメットチャージャー、スパイラルスライダー、氷結ハンマーのいずれも受け付けない。殴り返しも許さないと来た。シールドももう無い。相手にターンを渡した段階でこちらの敗北が確定する。

だが。時すでに遅し…!

こちら15マナ。今回はちゃんと山札にも余裕がある。手札にも"それ"が引けている。状況は整った。


あなたのデッキは見せてもらった。さあ、今度はこちらがお見せしよう。

いざ!!ティラ…

は?

トリガーケアを意識しすぎたのか。15マナという見慣れない数字に混乱したのか。


血の気が引いた。


マナが足りない。12マナではノヴァが撃てない。

今から殴り始めても、当然リーサルまでの打点は足りない。

相手を止めるブロッカーもなければ、除去手段もない。


ここからは謝罪です。

ここで私は、手札のレオポルディーネ公3枚を全て場に出し、呪文を1発撃って残り山札6枚を全て引ききりセルフデッキアウトしました。

これはランクマッチやシティバトルでの練習回しにおいて勝ち筋が無くなった際に自己満足で行っていたもので、それを本番でも実行してしまいました。

相手にリーサルをかけさせずに自ら勝負を終わらせるこの行為は、自慢のデッキを見せ合う裏デッキビルド杯においては不適切なプレイであったと感じています。申し訳ありませんでした。

幕間

ということで、再びプレミで自らノヴァを撃てなくしてしまった…。

今回のために数週間ほど練習で回していたにも関わらず、肝心なところで致命的なミスをしてしまった。緊張していたのか?どうしてこんなことに…。


この方も2戦目の方と同じように、デッキレシピをSNSで公開されていない(?)ようなので割愛。

今回は使われなかったが、ディアナホールが入っていたのが面白いと思った。

SA化すればすぐに覚醒が可能。もしも隣にメタルコックのタイマーがあれば、最初のシールド1点の際にタップさせたクリーチャーをディアナ自身で取ることができる。もちろんそのタップはメビウスの覚醒のために使ってもよし。よくできている。

それとメタルコックだけでなく日向草も入っていてびっくり。こちらもSA化が合いそう。

やれることがとても多く、練度がかなり出そうである。派手な動きもあって、とても良いデッキだった…!


4試合目?


流石に…流石にプレミが多くないか。心が折れそうになる。デッキは弱くない、自分が弱いんです。

さあ、4戦目だ。今回の対戦相手は、


最も恐れていたことが起きてしまった。

配信を見に行こうかと思ったが、ネタバレが怖くなり断念。緑茶でも入れてリラックスして待つ。

…ここらで一旦休憩できてよかったかも。真剣勝負をほとんどしないカジュアル勢にはただでさえ刺激が強いのに、普段ほとんど見かけないわけのわからんカードばっかり出てくるし。脳が追い付かない。


ゆったり過ごす。


幕間

不戦勝。これはもう仕方ない。

もちろん5戦フルに遊びたかったという思いはめちゃくちゃある。ただスイスドローというシステム上、やむを得ない。運営さんは悪くない。気にしないでほしい。

もっと考えると、不戦勝を泣いて悔しがるほどに楽しい企画なのがいけない。よって運営が悪い。反省してほしい。

あとここまでの3人もデッキが面白いのも悪い。第0回裏デッキビルド杯相当ハイレベルだぞコレ。

5試合目! 


さあ、本日最後の試合。

こちらが先攻でデュエルスタート。

両者4ターン目終了時の盤面。

こちらは少し出遅れ気味。次ターンにフランツを出してやっとブーストが始められる。

お相手が召喚したのはポワワンとジルワーカ。マナゾーンにはマルドゥクスも見えている。自壊コンなのかな?

マルドゥクスでジルワーカを爆発されれば氷牙組が一発で全滅するため、急がなくてはならない。

5ターン目。

フランツを召喚しライフを撃つも、ドローでブーストを引くことができない。ここに来て致命的に回らない…。

お相手はマナ置きバリアントスパークから、

メガリア様だ!!

これ自壊コンじゃなくてメガリア様デッキなのか!?

ポワワンやジルワーカは破壊時効果の優秀さで入っていて、メガリア様でスレイヤーを付けて突撃玉砕、アドを稼ぐというのが本命のデッキか。う~んドS。

6ターン目。

こちらのターンでは、2体目のレオポルディーネ公を召喚。2体目が原因で本日は一度死んでいるため、かなり悩んだが勝負に出る。

手札にエナジーホールが引けているため、2ターン後の覚醒までこぎつければデッキアウトでは死ななくなる。問題は覚醒する前にルナアレグルが除去された場合。

もし手札にマルドゥクスがあるなら、さっさと出してジルワーカを破壊するなりして面処理しているはず。そもそもお相手が頑なにシールドを割ろうとしないところも匂う。何かを企んでいる。除去が実行されることはない…気がした。

お相手はメフィストを召喚し、ターンエンド。メフィストの山札チェックで見えたのはフォルカロル。そのまま山上に戻る。フォルカロルってなんだ?

ひとまず次ターンのトップが除去札ではないことを確認できたのは朗報。相手の手札の1枚がひたすらに怖いが、計画通りにルナアレグルを場に出す。許されろ…!


7ターン目。


お相手はトップのフォルカロルをマナに置き、そのままターンエンド。ルナアレグルの覚醒に成功!寿命が延びる。

マナブーストする過程でコメットチャージャーを引けたので、少し考える。

次ターンにティラノリンクノヴァを放った後、ジルワーカで3面止められてしまうのが相当キツいのではないか。このターン中に除去しておくほうが得策と判断し、コメチャで焼却を決行。

2面タップされる。

・・・これ、次のターンに殴り返しで除去されるんだよな。どのみち2体取られるのであれば、このタイミングで残りのクリーチャーを使ってシールドを割りに行ったほうがいいんじゃないか。

マナにバリアントスパークが見えている。次のターンに踏む確率を少しでも下げておきたい。

・・・ティラノリンクノヴァ以外ではシールドを割らないなんて一言も言っていないし。普段刻まないのは、クリーチャーが少ないこのデッキは除去トリガーが死ぬほどキツいからであって、割るときは普通に割るし。

心に言い訳をしながら、黙々と割る。

2枚割ってノートリ。やれるだけのことはやった。次のターンにノヴァを撃つ。


こちらの山札的に、これが相手の最後のターン。

崩壊と灼熱の牙!?本命はこれか!!

からの天使と悪魔の審判!場からクリーチャーが、そしてシールドと手札が吹き飛んでいく。

一気にクリーチャー3体(解除も含めれば4体分)、シールド3枚、手札4枚を持っていかれた。画面すっきり。

メガリア様デッキってこういう感じなんだ・・・。

ただ、盤面のクリーチャー1体と手札のノヴァ、そして山札さえ残してもらえるならば、他はどれだけ奪われたって構わない。


さあ、ラストターン!


山札は3枚、余分な呪文を撃つ余裕はない。これで決める!

13マナで放つ!!
ティラノ・リンク・ノヴァ!!



…ノートリだった!!

山札残り1枚でリーサル!!実験大成功!!

幕間


お相手のデッキはこちら(主催者さんのTwitterから。ツリーにデッキ製作者さんのアカウントあり。)

タイトルは『メガリア様デッキ』

テーマのメガリアは当然の4投。漢気の5C。

デッキの様々な部分から、やりたいことをやりたいという気持ちと試行錯誤の跡が感じられる。 

フォルカロルには驚いたが、色事故の緩和やインフェルノサイン、アルバトロス用なのだろう。何気ないエレファウストもたまらんね。

今回は崩壊の灼熱の牙の活躍が目立ったが、もう1戦やれば全く別の顔が見えてきそうな、そんな魅力溢れるメガリア様デッキだった。


大会終了後

投票フェイズ

興奮冷めやらぬなか、大会チャットに全選手のデッキレシピが、製作者の名前を伏せた状態で貼られた。

出場者はこの中から良いと思ったデッキを3つ選んで投票する。評価基準は人それぞれでOK。

全21種のデッキレシピを、順に目を通していく…。


なんやこれ。


まず、よく知らないカードが多い。

シーマインってなんだっけ・・・?
天空の超人って誰だっけ・・・?
オブシティアン・ビートルってなんだっけ・・・?
エールソニアスってなんだっけ・・・?

わからないまま投票するわけにもいかないので、それらをカードリストで検索する。天空の超人の能力ヤバすぎないか?

カードの効果がわかっても、回し方をイメージするのに苦労するものも多かった。想像以上にみんな気合い入れてデッキ作ってきてたんだな…。こういった関係者全員の意識が、この大会を形作っていたんだなと感じる。

それと、これはもう当然のことなのだが、実際に対戦した相手のデッキレシピのほうがめちゃくちゃ良く見えてしまう。頭の中で回しただけのものよりも、この目で動いているところを見たデッキは、一層良く見える。

贔屓するのもどうかと思い、持ち票3票は対戦したデッキと未対戦デッキでバランスよく振り分けておいた。


投票結果発表

結果。今回自分が持っていったデッキの獲得票数は2票でした。まずまずといったところ。

投票1位を獲得したデッキがこちら。


多くは語るまい。最多得票も納得の作品。

かくして第0回裏デッキビルド杯は終了したのであった。

終わりに


今回のnoteを投稿したのは「この大会の出来事を一方的に熱く語りてェ~」というオタク的欲求を満たすためです。

できる限りその場(オンラインだけど)の臨場感が伝わるように書いたつもりなのですが、いかがでしたでしょうか。

・・・全員デッキがめちゃくちゃなので、参加した21人それぞれで全く違う印象の大会になっていたとは思いますが。ひとまず私視点の雰囲気が伝わっていれば嬉しいです。

今回は第0回ということで全員が手探り状態で始まった(と思っている)のですが、一参加者の目線としては大成功だったように思います。本当に楽しかったです。こういった大会は今後もどんどん盛り上がっていってほしいですね。

次回の裏デッキビルド杯(今回が第0回だったから、次は第1回になるのかな?)の日程はまだ発表されていませんが、近々開催されるそうです。

大会公式アカウントもありますので、「裏デッキビルド杯、ちょっと興味出てきたな」という方は、ぜひフォローしてみてはいかがでしょうか。


私も日程が合えば、自分の好きなデッキを持ってまた参戦したいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また、大会の参加者含め、関係者の皆さん、ありがとうございました!

  




おまけ・デッキ改善案(?)


前編でネッッッットリと解説を書いたように、今回のデッキ、相当考えて作った自信作である。

実際に、今大会の4試合中4試合全てで(プレミさえしなければ)ノヴァを放つ状況を作れていた。そこに関してはとても満足している。

さて。投票の際に公開されたみんなのデッキを見ていて気づいた。


もしかしなくても自分のデッキって弱すぎたのでは?


新たなデッキレシピの提示こそしないが、今回使ったデッキをもう少しだけ強くする案を提示する。

前編のおまけと合わせて、みなさんのより良いノヴァライフに活用してほしい。


あっそこのユーチューバーの方!デッキの使用大歓迎です!ぜひ動画化してください。今ならイチバン乗りィ!ですよ。いやまあ別に興味ないならいいんですけど。


・トリガーについて

さて。デッキ強化を考えるなら、まずはトリガーを増やすところから。流石に薄すぎたね。

候補は魔弾チェーン・スパーク、バリアント・スパークの採用、スパイラル・スライダーの追加あたり。

手撃ちでも使いやすいものであることが大切。まだ使い勝手がわからないが、次弾に実装されるエターナル・スパークなんかもとても良いと思う。残りシールドが何枚だろうが全部割るノヴァと相性抜群。

それと、なんやかんやで無条件確定除去が欲しい場面は多い。ナチュラルトラップをピン刺しするだけでも劇的に変わりそう。

トリガーの話は以上。

ここからが本番。

・ノヴァについて

冷静に考えるとノヴァじゃなくてもいい気がするので、抜くことを検討する。

よく比較に挙げられるインビンシブル・フォートレスやボルメテウス・サファイア・ドラゴンに代えられないかを考える。

そもそもこのデッキがノヴァを採用している理由は、初期案のデッキプールではノヴァである必要性があったためである。

『氷牙組を並べて高速でマナを貯める』という着想から組んだこのデッキは、初期の段階ではマナを急いで貯めて撃つというルートしか存在しなかった。

場に打点を2、3体しか並べられず、その状況から一発でリーサルをかけられるカードとして、ノヴァ以外の選択肢が無かったのである。

初期案。ツイートが死ぬほど伸びなくて悲しかった


しかしルナアレグルの登場から状況が大きく変わった。山札の回復が可能になり、打点を並べる時間の余裕ができたことや、1回の攻撃で2枚以上シー
ルドを割る手段ができた。

今のカードプールであれば、サファイアやフォートレスを採用しても問題ないだろうと思う。

むしろ、採用されるトリガーが単体除去ではなくスパーク系になりがちな裏デッキビルド杯のような環境では、シールド焼却のほうがよっぽど使い勝手が良いはず。

フォートレスはノヴァと比較してブレイク数が2枚減るものの、シールド3枚分のトリガーを無視することができる。余った2枚はルナアレグリアで一気に割るとよい。

特筆すべきはコスト面。もちろん13マナまで貯めて放ってもよいのだが、コートニーが場にいれば7コストで放てるようになる。

コートニーの召喚と同ターンに唱えても、フランツの軽減込みで合計8コスト。なんなら14マナまで貯めてコートニーフォートレス×2でトリガーを完全にケアすることも可能。

このデッキはクリーチャーカードが2種類しか入っておらず、ディメンジョンゲートやピクシーコクーンの効果がやや勿体ないと感じていた。緑のマナ基盤にもなり、打点にもなるコートニーは無理なく採用できるはず。

サファイアは10コストと比較的安めのコストで召喚可能なフィニッシャー。

ディメンジョンゲートで確実にサーチが可能。仮に相手のターンを生き残れば、次ターンも無料でフォートレスを放つことができる。

クリーチャーの殴り返しに使えることも魅力的ではあるが、高パワー枠は既にルナアレグリアがいるため、その部分のインパクトは薄め。

相手のブロッカーがネックになるという部分はあるものの、トリガー枠としての魔弾チェーンスパークやバリアントスパークを採用すれば問題ない。


このデッキは、山札が残り数枚になるまで掘り進めるデッキのためピン刺しのカードでも機能しやすい。現在はノヴァ3投のところを、ノヴァ2投フォートレス1投にするなどといった折衷案も有効だと考えている。


新弾のカードにも少し触れたい。、次元院のディメンジョン・ホーンもクリーチャー枠の素質がある。

机上論ではあるが、6マナから、

①ライフor石板×8(14マナにする)
②イダテンアクセラーorキリモミスラッシュ
③ディメンジョンホーン召喚、SA化

で、覚醒後のドラヴィタなど強力なサイキッククリーチャーをいきなり盤面に出すことができる。もう少しマナがあれば、キルやアンタッチャブルのおまけも付けられる。

出したサイキッククリーチャーをSA化することができない上に、サイキッククリーチャーには直接ゲームを終わらせられるフィニッシャーがあまりいない(ように、私からは見える)など、課題もたくさん。それでも結構面白い…と思う。要研究。



「そうは言ってもさ、やっぱりティラノリンクノヴァを撃ちたいじゃん!!」

という方もいらっしゃることだろう。

最後に、手撃ちノヴァデッキにおける筆者イチオシのクリーチャーを提示して終わることにする。

それはクリスタル・アックスである。条件付きで5コスト、パワー11000のSA、Wブレイカー。

ルナアレグリアの効果で中盤以降は常に手札が6枚以上になるため、コスト軽減条件を簡単にクリアすることができる。終盤に手札で腐りやすいレオポルディーネ公を進化元として活用できる点も、デッキ完成度的な意味も含めて好評価。

そしてなによりもブロックされない能力が非常に強力。

ノヴァでシールドを全て消し飛ばしさえすれば、どれだけトリガーで盤面をボロボロにされようがブロッカーを何体並べられようが、確実に貫通できる。バリスパを採用するなどして、返しのターンを耐えられるようにすればもっとよい。

ノヴァを撃っても勝てないことが少なくない中、リーサルを安定させることができるクリスタルアックスは相性最高のカードだと思っている。

これを裏デッキビルド杯までに思いつかなかったのが惜しまれる。

まとめ

  • トリガーを入れよう

  • クリーチャー枠の3つ目を活かそう(コートニー、サファイア、ディメンジョンホーンなど)

  • ノヴァ1本であれば、クリスタルアックスが超オススメ!

この3点に沿って改造すればよりデッキがモノになると思う。リストの印象以上に良くできているデッキだという自負があるので、まずはシティバトルでもいいのでぜひ使ってみてほしい。


レッツノヴァライフ。

前編含め、約19000字。

長々と読んでいただきありがとうございました。

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